あらすじ
「あたしたちがやろうとしているのは……殺人なのよ」そう言って双子の姉妹が向かったのは、南海に浮かぶ終ノ島(ついのしま)。やがて姉妹の通う高校の教師が、島で死体となって発見される──。果たして、事故なのか、殺人なのか? 二人の言っていた「殺人」とはこのことだったのか? 刑事・今寺は、双子の無実を証明できるのか!? 第12回メフィスト賞受賞作『ドッペルゲンガー宮〈あかずの扉〉研究会流氷館へ』外伝。
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Posted by ブクログ
すでに読んだ作品(だと思う。。。)なのに、非常に良かった。最後は涙腺にかなりきたね。すべてにおいて、最高。非常におもしろかった。最初から様々な伏線、引っかけ、感動のための伏線、伏線に気づかせないための餌、ばらまき方が絶妙。
Posted by ブクログ
『名探偵はどこにいる』でもラブコメ要素はかなりあったが、今回はさらにその比率が上がっているような...
正直、ミステリとしては少し弱い。「殺人」が堕胎を指しているというというのは、予想はしていなかったがそんなに驚かなかったし、名前を使ったトリックは気づいてしまった。
他の霧舎作品に使われているトリックと似ており、あまり新鮮さがない。
下田川のメディアを使った選挙戦略、三ツ池の質問の意味などなど、随所に光るものはあるのだが、メインとなる謎に対する解決がやはり貧相。
ラブコメ要素だったり、シリーズに登場するキャラクターが多数登場したりなど、楽しめる要素は十分にあるだけに、肝となる部分にも、もう少し力を入れてほしいところ。
Posted by ブクログ
「名探偵はもういない」につづく「開かずの間」シリーズスピンオフ第二弾。
前作にも登場した双子女性による殺人計画とアリバイトリック。それによる脅迫事件を看破し解決に導いた後動警部補。
事件はそれから数年後。解決した事件のはずがまたもや脅迫状が舞い込む。行方不明となった後動警部補の代わりに今回事件に挑むのは「カレイドスコープ島」で登場した今寺刑事。
後動警部補の手がけた過去の事件と現在の事件を結ぶ糸とは?今寺自身の「不可思議な過去体験」の真相とは?
まあそんな感じかな?
前作はスピンオフ元作品を未読だったからいまいち衝撃がうすかったんですが、今回はキチンと読みこんできたので大丈夫。
相変らず探偵役はモテ男のリア充なのが癇に障りますが、それなりにおもしろかったですw
ただ前作との兼ね合いも多かったので、もう一回前作読み返そうかなあ・・・・細かいところをちょいちょい忘れてるところがあったんだよなあ・・・・・
Posted by ブクログ
『名探偵はもういない』の続編らしいが、完全に内容を忘れて読んだ。読者おいてきぼりな部分はあったけど、まぁなかなか楽しめた。「あかずの扉」研究会シリーズの外伝という事だったけど、共通点は後動警部補だけ? 別に外伝じゃなくてもいいのでは…。