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網の中(インターネット)にひそむ悪魔をあぶり出せ!
『13・67』の著者、渾身の勝負作
自宅アパートの22階から飛び降り自殺した女子中学生シウマン。
彼女は通学電車の中で痴漢事件に巻き込まれ、犯人と目された男の甥からインターネット上で攻撃を受けていた。
ネットの誹謗中傷が彼女を死に追いやったのか?
自分の知らない世界で妹を脅かすどす黒い悪意の存在を知った姉のアイは、変わり者だがネット専門の凄腕探偵・アニエを説得し捜査を依頼した。
だが、アニエの調査の結果、次々に意外な事実が判明し、事態は混沌としていく――。
貧富の格差著しい香港を舞台に、ネットリンチや痴漢冤罪やダークウェブなどなど、我々日本人も同じように抱える社会問題を背景に、現代社会における人間の善悪を問う。
前作『13・67』で香港の現代史を俯瞰した著者が〈いま現在の〉香港の光と影を描き切った、華文ミステリーの最高峰!
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陳浩基の2冊目!
香港に住んだことはありませんが、30年以上前から香港を行き来していることから、返還前・返還後・近時と時代の流れを感じます。その意味では、13・67はリアリティを感じ、圧倒され、陳浩基の2冊目として「網内人」を読みました。
13・67は、香港の時代の流れを追うような面がありましたが、現在の香港です。
ただ、そこには単にミステリーの側面に加えて、香港の状況を織り交ぜており非常に面白く読めます。かなりの長編ですが、一気に読みました。続編に期待です。
追記
香港に関する知識がなくても、大丈夫です。
Posted by ブクログ
ハッカーをまるで魔法使いのように描いてしまう作品もありますが、本作品はネットに疎い主人公を通してどうしてこんな事が出来るのかをしっかり描いており、それでいて冗長になり過ぎない絶妙さが凄く良かった。
13.67で見せた社会性を織り交ぜた作風は今作でも健在。今回のテーマである「インターネット」は日本にも通ずるテーマでとても身近に感じられた。一方で「香港」という特殊な歴史を持った都市の風合いは13.67と比べるとかなり抑え目。
2段組500ページと決して短くない作品で、厚さに尻込みして長く積ん読にしていましたが、読み始めたらあっという間でした。作者の次回作も早く読みたい!そして違和感なくスラスラ読める素晴らしい翻訳をした翻訳者にも感謝!!
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