冥途あり

冥途あり

小説・文芸
649円 (税込)

3pt

3.8

川辺の下町、東京・三河島。そこに生まれた父の生涯は、ゆるやかな川の流れのようにつつましくおだやかだった──と信じていた。亡くなってから父の意外な横顔に触れた娘の家族のルーツを巡る旅が始まる。遠ざかる昭和の原風景とともに描き出すある家族の物語。第43回泉鏡花賞、第68回野間文芸賞受賞作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    冥途あり
  • タイトルID
    :
    60011163
  • 電子版発売日
    :
    2018年11月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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冥途あり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    過去を回想する形で、すこしずつ家族の来し方が語られてゆく。
    作者の記憶も混じっているのではないかなあ、と思いつつ、実際にはどうなのか分からない。
    ただ静かに、昔を懐かしみながら、でも「まいどあり」と湿っぽくならずに軽快に、語られてゆく。
    語られなかったことが、語られてゆく。
    語られなかったのは、後悔なのか、罪の意識なのか、記憶にとどめることさえ出来なかったのか。
    でも、過去の断片から見えない物語が生まれ、記憶ではなく想像力として、別の世界に遊ぶことができる。
    文字書き職人だった父は、文字をゆらゆら遊ばせていたような気がする。

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    む、むずかしかった〜。小気味がよくてすごく面白いんだけど、なかなかサクサクとは読め進められず。結局ゆっくり1ヶ月かけて読み終えた。
    てくてくと河岸を歩いて、あっちの時代、こっちの時代、汽車や車や船に乗り換えて、いろんな場所に連れて行ってくれる小説だった。
    終わり方はあっけなく面食らってしまったけど、あの双子のことだからこんな終わり方も悪くないかなと思った。
    ふと何年か後に思い出すようなエピソードや表現がたくさんあって、またすこし人生が豊かになった気分。
    祖母の指にはめられた紫水晶。
    菓子袋の音に騒ぐ母の小鳥。
    砂浜にきらきらと光の反射を落とす父の背中のガラス。

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    うわーやっと読み終わった。4か月くらいかかった。次男が産まれたばっかりで眠たい毎日の中で読むのはしんどかった。冥途あり、ほんのり戦争ものやとは思わなんだ。8月9日に読み終わるべきものやったのかなーと思いながら10日に冥途ありを読み終わった。
    続きのまるせい湯は面白かったのでさっと読めた。不思議なことや怪異が身近にあった時代から、戦後の慌ただしさの中でそーいうものが遠のいていく境目な頃のお話で(双子のホラ話だとしても)面白かった。眠たくても読めたよ。
    地理的な描写は分かりにくいとこが多かった。

    0
    2020年08月16日

    Posted by ブクログ

    散文調が心地よい。現実、幻が混ざり合い、私小説のようなフィクションのような歴史小説のような。戦争、そして広島の話が出てきて驚き、親近感を覚える。

    0
    2021年04月08日

    Posted by ブクログ

    父親の生涯を親族との会話などから探し、追って、隠していた事実を知る家族の話。
    エッセイ風に進むので、てっきりエッセイかと思ったら物語だったようです。
    著者の実体験も参考にした物語です。

    0
    2019年07月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長野まゆみさんの作品、初期よりも後期のほうがすっかり好みになってしまいました。
    こちらもしみじみよかった。
    戦中戦後の家族の記憶は現実と幻想が入り交じって、長野ワールドのきらめきや爽やかさと、戦争の仄暗さが同居してました。

    風景描写、生きている時代も居住区域からも知らない風景の筈なのに目に浮かぶような鮮やかさです。
    あまりの「思い出話」ぽさに何度も、私小説かな?と思い、いや長野さんのご兄弟はお兄さんでなく妹さんだったはず…と我に返りました。
    「八月六日上々天氣」もだったけど、淡々としているほうが胸に迫るものがあります。かといって深刻じゃないからすごい

    0
    2025年04月18日

冥途あり の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    冥途あり
  • タイトルID
    :
    60011163
  • 電子版発売日
    :
    2018年11月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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