ぼくはこうして大人になる

ぼくはこうして大人になる

小説・文芸
583円 (税込)

2pt

海沿いの小さな町で暮らす中学三年生の一。人に云えない不安を抱えつつも平穏だった学校生活は、いわくつきの転校生・七月の登場で様変わりしてゆき……繊細にして傲慢な少年たちの夏を描いた傑作青春小説!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    ぼくはこうして大人になる
  • タイトルID
    :
    278755
  • 電子版発売日
    :
    2014年09月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ぼくはこうして大人になる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    やはり長野まゆみさん独特の表現、繊細に描かれる人と人との距離感が大好きだと感じさせられる1冊でした。初め、まさかボーイズラブ的な内容だとは思わず読み始めたけれど、愛情とか友情とかを超えた複雑な感情が思わぬ形で描かれていて、私の価値観を根底からひっくり返されたような気がしました。登場人物個人の感情が明確にされていないのが尚更人間味を出していて、上手くいかない人との接し方にすごく心がむず痒くなります。私はこの物語を忘れられないと思うほど大好きな作品です。

    0
    2023年12月07日

    Posted by ブクログ

    長野さん独特の儚さに少年らしい生意気さや純粋さが際立っていてすごく好み。結びが過ぎ去るように終わってしまったので、白昼堂々シリーズのように続編希望。

    0
    2014年10月26日

    Posted by ブクログ

    主人公は中3の少年。
    家でも学校でもよい子を演じているが、実は女子に興味がなく、男子に恋愛感情を抱く性癖があることを必死に周囲に隠している。

    10歳離れた双子の姉兄にいたぶるようにかわいがられて育った彼は、幼い頃自分を女だと思っていた。
    そう洗脳されたと思っている。
    だから、女の子として育ってしまったから男の子のことを好きになってしまうのだと思っている。

    20年以上前の作品だから、そういうことになっているのかな。
    性癖は育てられ方のせいではなく、持って生まれたものだと思うんだけど。
    と思っていたら、最後に衝撃の事実が明らかになる。

    本人にもわかってはいたのだ、姉兄のせいではないことを。
    だけど、認めたくなかった自分。
    そして思い出したくない過去。
    そういうことを認めるところから大人への一歩が始まるのだね。

    学校の人間関係がリアル。
    事なかれ主義のものぐさな教師、それとは対照的に必要なときに必要な支えをくれる教師。
    教室内の力学に敏感で、人の痛みに鈍感なクラスメートたち。
    あまりに自分勝手で、読んでいてちょっとキレそうになる。

    0
    2023年06月23日

    Posted by ブクログ

    懐かしい青春を感じさせてくれました。先生特有の曖昧なえがかれ方もあり、想像するのも楽しいです!これからが気になります!

    0
    2023年03月05日

    Posted by ブクログ

    冷めやらぬ長野まゆみ熱のなか、またお気に入りの一冊に出会ってしまった。長野さんの描く青年たちは、その時期(中高生)特有の生々しさを含みながらも、どこか幻想的で理想をすべてかなえてくれているような特徴をはらんでいる。解説で宮本あや子さんが書いているが、決して「共感できた!」というようなエゴイスティックな感想は生まれず、いつまでも眺めていたい、鑑賞者でいたいと思うような一歩引いた楽しさがある。

    主人公の印貝一はクラスの優等生を演じながらも、他人には言えない秘密を抱えている。彼はそれをうまく隠し通せていたはずだったが、転校生の七月が現れてから彼の立場が揺らぎ始める。例にもれず、今回の登場人物たちも複雑な家庭事情を抱えており、自分の立場に葛藤しながらも居場所を探し得る。10も歳が離れた双子の姉弟である百(もも)と十(みつる)に振り回されながら、確かに愛情も受け取っている。
    長野さんの作品の登場人物たちは、行動こそときにはぶっ飛んではいるが、根っこに優しさがあるという妙な安心感がある。だからこそ(宮本あや子さんが呼んでいたように)きれいなジャイアン的なポジションである健がいわゆるいじめっ子のような行動をしていても、どこか憎めないところがある。それにある時期まで一を女であると思い込ませていた勝手気ままな双子の姉弟にも、好感をおぼえてしまう。

    0
    2020年03月25日

    Posted by ブクログ

    淡々とした語り口で、子どもと大人の狭間の少年の姿を描く。爽やか、という感じではないが眩しい。
    長野さんは同性愛を描くことが多く、本作もその要素はそれなりにあるのだけども、それが苦手な人でも楽しめると思う。一が淡々としているからギラつかないし、身近な人には受け入れられており、とてもよいなと思う。
    長野さんの少年は、女性からみた理想の少年なのだと思う、「男子」ではなく。年をとってから読んでも、つい憧れてしまうような。

    0
    2018年10月19日

    Posted by ブクログ

    甘美な物語の流れに時折奇声を発しながら読み進めました。さすが長野さん、この人らしい文章の組み方や流れの作り方に、久々に読んでもたのしく読ませていただきました。

    0
    2015年06月27日

    Posted by ブクログ

    誰かのために自分を優先しないとか自分が思っているより家族から愛されている。自分のことをわかったり相手の心情をちゃんと聞くとかそういうことを理解していく事が大人になっていくって事なのかな。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    夏は長野まゆみが読みたくなる。
    解説は宮木あや子で、これがまたファンの気持ちを代弁しているような名文だった。
    本書の少年たちはまだ生身の人間らしさがあるけれど、相変わらず触れたら壊れそうな危うい関係ときらめき。
    ファンタジーであることは重々承知の上で、長野さんの描く思春期の少年像があまりにも完璧。

    0
    2022年01月12日

    Posted by ブクログ

    イケメンだからって性格悪くても許されると思うなよ。と七月に対する嫌悪ともいえる感想を抱きながら読み進めていった。
    多くはないけど女子生徒の無意識の損得勘定の動きに肯きながら、一と七月の繊細な心理描写で青春期の微細な動きを表現していく長野さんのすごさを改めて突きつけてくる一冊でした。
    厚さがないので、何度も気軽に読み返せます。

    解説にあった、ジャンル=長野まゆみには首を傾げてしまいました。
    私みたいにBLはBLでしょ。なんて思いで彼女の作品を読むのは少ないのかな?
    解説した宮木あや子さんの考え方が一般的なのでしょうか?

    0
    2015年01月30日

ぼくはこうして大人になる の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    ぼくはこうして大人になる
  • タイトルID
    :
    278755
  • 電子版発売日
    :
    2014年09月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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