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誰かが欲しがっていれば、それはもうごみじゃない――フリマアプリの「せどりサークル」に加入した翠。物の価値を見極める活動に高揚する一方、休職中の夫への愛情は下降し……。
★★★あなたの価値は星いくつ?★★★
芥川賞候補作『##NAME##』に続く超快作!
人気作詞家・児玉雨子が描き出すノンストップ転売ストーリー!!
〈グラフの波形バッキバキ。いい商品選びましたね〉〈私たちと“電撃”しませんか?〉
夫の休職をきっかけに、フリマアプリ「メチャカイ」で小金稼ぎを始めた会社員・翠(すい)。
ある日立ち寄ったドン・キホーテで、“爆仕入れ・爆転売”に燃える女たちの〈せどりサークル〉にスカウトされる。
掘り出し物から利益を生む快楽にのめり込む一方、働けないのに浪費する夫への葛藤を抑えられなくなっていき……。
「買う女から売る女へ。資本主義と売る女たちの反乱を問う優れた小説」――渡邊英理(大阪大学教授)
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Posted by ブクログ
知らない世界がそこにあった。
ネットは駆使しているつもりの私だが、
ヤフオクとかメルカリはノータッチ。
めんどくさい、という気持ちが先に立つ。
打ってもいいものは家にごろごろあるけど、
出すならリアル店舗、セカンドファクトリーとかで、
二束三文で売りさばかれるのが関の山。
ネット上の方が必要としてくれている人がいるのは
わかっているのだけれど。
この小説は、そのあたりのハードルを下げてくれる。
夫がメンタルで休職したため、生活費稼ぎと、
家のものをメルカリに出し始めた女性が主人公。
次第にドンキで特売のものを売って見るようになり、
その販売価格を調べるアプリを使っているところをたまたま見た女性が、
主人公をせどりサークルの仲間に入れる。
この辺まではなるほどねえ、という感じだったが、
このサークル、極めて合法的で丁寧だけど、
だんだんビジネスっぽくなってきた。
リーダーと、ツチヤさんがだんだんぶつかるようになる。
夫は夫でだんだんこじれてきて、、、
こういう男、いるんだろうなあ。
社会から外れてしまった男。
うまくすれば再利用できるのかもしれないが、
捨てるか?せどりか?
主人公が気の毒になる。
実際主人公がだんだん壊れてきた?
そして結末は、、、
どうしてこういう終わらせ方をするのかなあ。
Posted by ブクログ
感想が難しいけど、面白かった!
クソな夫への鬱屈した気持ちとか、初めてのことに戸惑う気持ちとか、もう全部うっちゃってしまえ、みたいなのとか、せどりサークルでの人間関係とか、こういうことはありそうだなと思える
不要なものを必要とする人へ譲る
リアルのフリマや知人同士ではよくあることなのに、アプリやネットを介すと一気に胡散臭くなるのはなぜなんだろう
不用品に価値をつけて利益を産もうとする行為が浅ましく感じてしまうからなのか
休職中の夫は収入が無いにも関わらず、理想の自分の演出のため次々と買い物をして不用品を増やす。
その不用品を出品する主人公を見て夫は『ゴミあさり』『排泄物』と、嫌な顔をする。
いやいやオマエいい加減にしろよ、と怒らない主人公は優しい。
せどりサークル活動はストレス解消にはならないけど、ものの価値を再定義しながら主人公が自分自身の価値も再定義しようとしていたように感じた。
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