目立った傷や汚れなし

目立った傷や汚れなし

小説・文芸
1,870円 (税込)

9pt

誰かが欲しがっていれば、それはもうごみじゃない――フリマアプリの「せどりサークル」に加入した翠。物の価値を見極める活動に高揚する一方、休職中の夫への愛情は下降し……。

★★★あなたの価値は星いくつ?★★★
芥川賞候補作『##NAME##』に続く超快作!
人気作詞家・児玉雨子が描き出すノンストップ転売ストーリー!!

〈グラフの波形バッキバキ。いい商品選びましたね〉〈私たちと“電撃”しませんか?〉
夫の休職をきっかけに、フリマアプリ「メチャカイ」で小金稼ぎを始めた会社員・翠(すい)。
ある日立ち寄ったドン・キホーテで、“爆仕入れ・爆転売”に燃える女たちの〈せどりサークル〉にスカウトされる。
掘り出し物から利益を生む快楽にのめり込む一方、働けないのに浪費する夫への葛藤を抑えられなくなっていき……。

「買う女から売る女へ。資本主義と売る女たちの反乱を問う優れた小説」――渡邊英理(大阪大学教授)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    目立った傷や汚れなし
  • タイトルID
    :
    2042125
  • ページ数
    :
    160ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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目立った傷や汚れなし のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     「せどり」という言葉をはじめて知った。転売との違いまでは十分に理解できていないけれど、売れ筋やものの価値を見極めて買って仕入れ、売ることを趣味としている人がいることが分かった。
     はじめは株を買うように、先をよむことを楽しんでいる感覚かなと思ったが、それだけではなさそうだ。世の中に溢れる品々、購買意欲を煽るような風潮、その余剰物の売買、一見循環しているようでいて、社会の歪みのようなものを感じる。
     そこが何なのか、言葉にできないが、なんかおかしくない?と問われたような気がした。

    0
    2025年12月25日

    Posted by ブクログ


    知らない世界がそこにあった。
    ネットは駆使しているつもりの私だが、
    ヤフオクとかメルカリはノータッチ。
    めんどくさい、という気持ちが先に立つ。
    打ってもいいものは家にごろごろあるけど、
    出すならリアル店舗、セカンドファクトリーとかで、
    二束三文で売りさばかれるのが関の山。
    ネット上の方が必要としてくれている人がいるのは
    わかっているのだけれど。

    この小説は、そのあたりのハードルを下げてくれる。
    夫がメンタルで休職したため、生活費稼ぎと、
    家のものをメルカリに出し始めた女性が主人公。
    次第にドンキで特売のものを売って見るようになり、
    その販売価格を調べるアプリを使っているところをたまたま見た女性が、
    主人公をせどりサークルの仲間に入れる。

    この辺まではなるほどねえ、という感じだったが、
    このサークル、極めて合法的で丁寧だけど、
    だんだんビジネスっぽくなってきた。
    リーダーと、ツチヤさんがだんだんぶつかるようになる。

    夫は夫でだんだんこじれてきて、、、
    こういう男、いるんだろうなあ。
    社会から外れてしまった男。
    うまくすれば再利用できるのかもしれないが、
    捨てるか?せどりか?
    主人公が気の毒になる。
    実際主人公がだんだん壊れてきた?

    そして結末は、、、
    どうしてこういう終わらせ方をするのかなあ。

    0
    2026年03月11日

    Posted by ブクログ

    感想が難しいけど、面白かった!
    クソな夫への鬱屈した気持ちとか、初めてのことに戸惑う気持ちとか、もう全部うっちゃってしまえ、みたいなのとか、せどりサークルでの人間関係とか、こういうことはありそうだなと思える

    不要なものを必要とする人へ譲る
    リアルのフリマや知人同士ではよくあることなのに、アプリやネットを介すと一気に胡散臭くなるのはなぜなんだろう
    不用品に価値をつけて利益を産もうとする行為が浅ましく感じてしまうからなのか

    休職中の夫は収入が無いにも関わらず、理想の自分の演出のため次々と買い物をして不用品を増やす。
    その不用品を出品する主人公を見て夫は『ゴミあさり』『排泄物』と、嫌な顔をする。
    いやいやオマエいい加減にしろよ、と怒らない主人公は優しい。

    せどりサークル活動はストレス解消にはならないけど、ものの価値を再定義しながら主人公が自分自身の価値も再定義しようとしていたように感じた。



    0
    2026年02月09日

    Posted by ブクログ

    メルカリヘビーユーザーとしては面白かった。
    ただせどりについては、利益もないのに今どきやる人がいるのかな?と疑問
    本をあまり読まない私ですら読み切ったので評価高めです

    0
    2026年02月03日

    Posted by ブクログ

    やっぱり児玉雨子しんどい〜。好き。メルカリから距離取ってて現代社会に取り残されてる民としては、旦那の方が近いのに主人公に共感する不思議。転売ヤーじゃなくてせどらーと主張する人にはあまり近づきたくないよね……。

    0
    2026年01月16日

    Posted by ブクログ

    せどりのサークル活動を中心に、結婚生活の心境の変化絡まる物語。

    ものの価値は人によって違うし、その価値をつけるのも誰かは決まっていないのに世の中には常に平均があることに気がつけて、不思議に感じることが出来た。

    登場人物の距離感が絶妙で、他人と仲間と旦那と…呼称は付けられるのに全てが他人事のような書き方が良かった。

    盛り上がりにかけるかと思っていたが、ラストでこの本は良かったと思った。(このラストは賛否別れるだろうなぁ)

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    この夏、断捨離も兼ねてメリカリに諸々を出品しようと目論んでいたけど、この作品を読んだ後だとその意欲も若干和らぐな。きっと最後は人間の厭なところを抉ってくるに違いないと身構えていましたが、その思い切ったラストも相まって読後感は意外と清々しく。

    0
    2026年07月19日

    Posted by ブクログ

    ちょうど私自身、メルカリにて、購入者からの返信を待ってるところだった。
    こんなことで商売になるの?
    ドンキで買い出しする「電撃」そんなことありえるの?
    自分で出品しつつ、大した儲けにならないことは実感していたので、疑問はふくらむ。
    ただ翠の夫、心を病んで休養中の拓実が気になる。
    ウチにも時おり鬱になる息子がいるが、そのサポート、親なら仕方ないけど、パートナーにはきついよね。

    0
    2026年04月27日

    Posted by ブクログ

    せどり、ググりました。
    たぶん私は結婚した当初、この話に出てきた旦那さんよりで、(いや今もかも)結構身につまされる部分もあった。
    欲しいという気持ちは、買ってしまえば自分の物になるから消えてしまう、というフレーズは確かにそうかもと。
    だからこそ、よく考えて物を買わないと、買うことには責任が伴うなと思った。
    主人公がだんだんと壊れていく感じが不気味で良かった。
    結構えぐられるわりに、さらっと読める。

    0
    2026年03月25日

    Posted by ブクログ

    読みやすくて面白かったけど。
    夫との関係でもっと暗い話になるかと思いきや、意外と明るい話でした。
    ただ、最後のエンディングはあれでいいの?どなたかに解説してほしい。

    0
    2026年03月04日

目立った傷や汚れなし の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    目立った傷や汚れなし
  • タイトルID
    :
    2042125
  • ページ数
    :
    160ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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