目で見ることばで話をさせて

目で見ることばで話をさせて

わたしは物語を作るのが好き.11歳の少女メアリーは,島のだれとでも手話で話し,いきいきと暮らしています.一方馬車の事故で死んだ兄さんのことが頭を離れません.ある日傲慢な科学者に誘拐され,ことばと自由を奪われて…….手話やろう文化への扉を開く,マーサズ・ヴィンヤード島を舞台にした歴史フィクション.

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    岩波書店
  • ページ数
    310ページ
  • 電子版発売日
    2023年02月22日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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目で見ることばで話をさせて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1805年米マーサズ・ヴィンヤード島チルマール。
    聾者と聴者が手話という共通言語で共に暮らす島が実際にあったそうだ。
    メアリーは家族や友人関係など悩みを抱えながらも、想像力豊かな、普通の11歳の少女だ。
    ある日、島外から来た自称研究者によりボストンに連れ去られ、聾者への凄まじい偏見差別に直面する。

    0
    2024年09月18日

    Posted by ブクログ

    読書会で、偶然、マーサズ・ヴィンヤード島に関する本を連続して取り上げた。「ケイレブ」と「目で見ることばで話をさせて」である。どちらも素晴らしい作品だった。島は観光地とのことなので、いつか行ってみたい。

    「目で見ることばで話をさせて」
    ろう者が多かったこの島では、独自の手話が発達し、ろう者も健常者も

    0
    2024年05月22日

    Posted by ブクログ

    聾者への偏見、侮蔑、島での人種差別、兄の死でギクシャクした母娘の再生が描かれている。
    科学者の聾者に対する態度は目に余るものがあったけど、後半で出てくる博士にも聾者は知能が低いと思われていたとは驚きだった。
    自分も知らず知らずのうちに偏見を持ってしまっているのかもしれない。耳が聞こえないだけで普通の

    0
    2023年03月07日

    Posted by ブクログ

    手話で話をする人々が普通に暮らす島の存在をこの本で初めて知りました。
    手話をする人をどうしても珍しい目で見てしまいがちですが、それが当たり前の場所もあるというのが新鮮でした。

    手話をしない人から手話をする人に対する差別、移民してきた人たちから、先住民族や自由黒人に対する差別、いろんな差別が描かれて

    0
    2023年01月13日

    Posted by ブクログ

    ☆4.5
    かつてろう者と聴者がわけへだてなく、皆が手話で話をした島があるという。
    名前はマーサズ・ヴィンヤード島。
    なんと『この海を越えれば、わたしは』のカティハンク島にとても近い。

    前半は、ろう者である主人公メアリーや島の人々の生活がいきいきと描かれている。驚いたのは、小型望遠鏡を使って手話で話

    0
    2022年09月30日

    Posted by ブクログ

    私は今、手話を勉強している。その中で「異文化理解」が大切であることを学んだ。

    本作品の舞台であるマーサズ・ヴィンヤード島では健聴児の多くが英語と手話という2「言語」を完全に併用しつつ大人になっていった、と言う。障害者のハンディキャップを取り除くための示唆がこの島にはあったということ。

    実在の島を

    0
    2022年08月04日

    Posted by ブクログ

    実際に手話で会話をしていた島があった、という事実に基づいたフィクション。11歳のろう者であるメアリーの視点で綴られる。児童書のため、かみ砕いた表現になっており読みやすいが大人にも読んでほしい1冊。障害とは内ではなく外にあるものというが、まさにそうなんだと思う。

    0
    2022年06月16日

    Posted by ブクログ

    1800年代の米国、ボストン沖にある小さな島には耳の聞こえない遺伝性のろう者の割合がとても多かった。島に住む人々は、聴者もろう者も独自の手話で会話をしていた。そんな歴史的事実を踏まえたフィクション。
    11歳のメアリーはろう者だが、手話を使った会話で不自由なく暮らしている。そんな島にろう者が多い島の調

    0
    2025年06月14日

    Posted by ブクログ

    耳の聞こえない人と聞こえる人が声と手話で何の問題もなく暮らしていたという島の話。
    設定は実話だそうだ。
    障碍があるということ、耳が聞こえないということは聞こえる人より聞こえるということがないこと、劣っているととらえるか、難しい。
    聞こえないよりは聞こえるほうがいいかも、聞こえなくても何不自由ないっ

    0
    2023年04月06日

    Posted by ブクログ

    マサチューセッツ州のマーサズ・ヴィンヤード島に住む聴覚障害者で11歳のメアリー・ランバートの体験する障害者や先住民に対する偏見と人種差別を描いた物語。著者自身が聴覚障害者故の繊細な心理描写に多様性の認識の大切さに気付かされる。

    耳が聞こえる人と会話をするとき、自分の考えを伝えるのがむずかしいと感じ

    0
    2022年11月03日

目で見ることばで話をさせて の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    岩波書店
  • ページ数
    310ページ
  • 電子版発売日
    2023年02月22日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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