関川夏央の作品一覧
「関川夏央」の「人間晩年図巻 1990-94年」「坊っちゃんの時代」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「関川夏央」の「人間晩年図巻 1990-94年」「坊っちゃんの時代」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
新潟県立長岡高等学校卒。『海峡を越えたホームラン』で講談社ノンフィクション賞を受賞。『「坊っちゃん」の時代』(作画:谷口ジロー)で第2回手塚治虫文化賞受賞。『事件屋稼業』(作画:谷口ジロー)がTVドラマ化された。その他著書に『文学は、たとえばこう読む「解説」する文学』、『森に降る雨』などがある。
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「人間晩年図巻」の5冊目である。2011年3月11日までとなっているが、その日は東北大震災の日だ。本書に関川夏央は「あとがき」を書いているが、「人間晩年図巻」は、この5冊目で終わりであり、これ以上、書きつなぐつもりはないようである。
本書の意図を、関川夏央は下記のように説明している。
【引用】
現代史を、直接にではなく表現する手立てはないかと思案し、時代の刻印を受け、また時代そのものをつくった有名人・無名人、その全盛期と晩年の記述で実践してみた。
【引用終わり】
「人間晩年図巻」は、その年に亡くなった方たちの晩年、あるいは、人生全体を関川夏央が語るという形式をとっている。私は、5冊のシリー
Posted by ブクログ
この「2004−07年」だけ貸出中で返却を待つ。読む順序が狂ってしまった。
何と岡田史子が扱われている。真っ先に読む。「週刊誌にヌードを撮らせたのは」とある。ホント? 検索で画像を拝む。恐ろしい目ヂカラだ。
他に杉浦日向子など、山田風太郎『人間臨終図巻』なら選に漏れたかもしれない。山田版は物故小説家の比重が大きいように思う。
「26人を収録」と謳いつつ、本田靖春なら金嬉老、青島幸男なら大橋巨泉といった具合に関連人物に触れてくれるので、実際の読み心地は50人以上だ。
『人間晩年図巻』の名に恥じず、晩節を汚した著名人にも容赦ない。この巻では小田実への舌鋒が鋭い。