砂のように眠る 私説昭和史1

砂のように眠る 私説昭和史1

1,210円 (税込)

6pt

4.8

昭和とは何だったのか?
関川氏の一連の作品は、この問題を考えるヒントに満ちている。
本作で描写される「戦後」は、貧困に苦しみつつ、つねに明日を信じて努力した時代であった。一瞬の光芒を放ちながら、やがて輝きを失い、うつろな社会へと変貌していくその短い青春の時間を、著者自身の経験に拠った、一人称視点の主人公によって織りなされる小説と、時代を映したベストセラー(『山びこ学校』から田中角栄『私の履歴書』まで)の評論で、交互に照らし出す。
巻末には、「自著解説」を新たに書き下ろす。

「私説昭和史」三部作の第一弾。

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1~3件目 / 3件
  • 砂のように眠る 私説昭和史1
    1,210円 (税込)
    昭和とは何だったのか?  関川氏の一連の作品は、この問題を考えるヒントに満ちている。 本作で描写される「戦後」は、貧困に苦しみつつ、つねに明日を信じて努力した時代であった。一瞬の光芒を放ちながら、やがて輝きを失い、うつろな社会へと変貌していくその短い青春の時間を、著者自身の経験に拠った、一人称視点の主人公によって織りなされる小説と、時代を映したベストセラー(『山びこ学校』から田中角栄『私の履歴書』まで)の評論で、交互に照らし出す。 巻末には、「自著解説」を新たに書き下ろす。 「私説昭和史」三部作の第一弾。
  • 家族の昭和 私説昭和史2
    1,100円 (税込)
    「昭和」という時代と日本人は、戦争体験を経て激変した。 経済面ではすべてを失いながらも、瞬く間に飛躍的成長を遂げ、人びとの精神や生活習慣も大きく変貌した。 そしてその激動の原動力となったのは、家族の存在だった。 吉野源三郎、幸田文、向田邦子、鎌田敏夫。 時代を描く彼らの作品に登場するさまざまな「家族」の変遷から、「昭和」の実像をとらえる。 巻末に新たに「自著解説」を付す。
  • 昭和時代回想 私説昭和史3
    1,034円 (税込)
    初刊時、世が「平成」となって10年あまりが経ち、「昭和」はすでに懐かしむ対象となっていた。日本人のありようを見つめる著者が、自身の個人史的随想と昭和を生きた作家への思いを軸に、かつて確かに存在した清々しい日本の姿、静かなる停滞(=老い)へと向かう自身の内面を綴った「昭和」アンソロジー。穏やかだが切ない「関川文体」が気持ちにしみ通る一冊。巻末に書き下ろしエッセイを増補する。

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砂のように眠る 私説昭和史1 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書「砂のように眠る」のオリジナルは、1997年に新潮文庫から発行されている。最後に筆者・関川夏央の「自著解説」が付け加わってはいるが、基本的には1997年のものと内容は全く同じである。内容が同じものを、今回は中公文庫として発行した、中央公論社の意図は分からないけれども、私自身、以前の新潮文庫版も読

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    関川夏央『砂のように眠る 私説昭和史 1』中公文庫。

    関川夏央による『私説昭和史』の三部作の第一作。昭和を舞台にした短編小説と昭和のベストセラー評論とが六章ずつ交互に並ぶ十二章で構成されるという面白い造りになっている。

    著者の関川夏央の名前を初めて認識したのは谷口ジローと共著の『事件屋稼業』であ

    0
    2025年01月14日

    Posted by ブクログ

     団塊の世代の著者が一九九三年夏、四十三歳のときに出した、「昭和戦後」を振り返る本。自身をモデルとした「平凡なコドモが、変化のはげしい時代相のなかで、どんな知見態度を身につけながら長じたのか」(p340)を短編小説として書きつつ、その合間に昭和をいろどったベストセラーについてのエッセイを挟み込んだ構

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昭和史。番号1なので,まだ戦争があっだ昭和から始まり、田中角栄,オイルショックまで。いろいろ読んで知ってるつもりだったが、実は全然知らない時代だった。著者は、その時代に売れた本や映画、事件、世相と,それをなぞるようにしてその時代特有の雰囲気の物語を交互に書いて,その構成が面白い。冒頭のクリスマスイブ

    0
    2025年04月27日

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