昭和時代回想 私説昭和史3
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昭和時代回想 私説昭和史3

1,034円 (税込)

5pt

4.0

初刊時、世が「平成」となって10年あまりが経ち、「昭和」はすでに懐かしむ対象となっていた。日本人のありようを見つめる著者が、自身の個人史的随想と昭和を生きた作家への思いを軸に、かつて確かに存在した清々しい日本の姿、静かなる停滞(=老い)へと向かう自身の内面を綴った「昭和」アンソロジー。穏やかだが切ない「関川文体」が気持ちにしみ通る一冊。巻末に書き下ろしエッセイを増補する。

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私説昭和史 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 砂のように眠る 私説昭和史1
    1,210円 (税込)
    昭和とは何だったのか?  関川氏の一連の作品は、この問題を考えるヒントに満ちている。 本作で描写される「戦後」は、貧困に苦しみつつ、つねに明日を信じて努力した時代であった。一瞬の光芒を放ちながら、やがて輝きを失い、うつろな社会へと変貌していくその短い青春の時間を、著者自身の経験に拠った、一人称視点の主人公によって織りなされる小説と、時代を映したベストセラー(『山びこ学校』から田中角栄『私の履歴書』まで)の評論で、交互に照らし出す。 巻末には、「自著解説」を新たに書き下ろす。 「私説昭和史」三部作の第一弾。
  • 家族の昭和 私説昭和史2
    1,100円 (税込)
    「昭和」という時代と日本人は、戦争体験を経て激変した。 経済面ではすべてを失いながらも、瞬く間に飛躍的成長を遂げ、人びとの精神や生活習慣も大きく変貌した。 そしてその激動の原動力となったのは、家族の存在だった。 吉野源三郎、幸田文、向田邦子、鎌田敏夫。 時代を描く彼らの作品に登場するさまざまな「家族」の変遷から、「昭和」の実像をとらえる。 巻末に新たに「自著解説」を付す。
  • 昭和時代回想 私説昭和史3
    1,034円 (税込)
    初刊時、世が「平成」となって10年あまりが経ち、「昭和」はすでに懐かしむ対象となっていた。日本人のありようを見つめる著者が、自身の個人史的随想と昭和を生きた作家への思いを軸に、かつて確かに存在した清々しい日本の姿、静かなる停滞(=老い)へと向かう自身の内面を綴った「昭和」アンソロジー。穏やかだが切ない「関川文体」が気持ちにしみ通る一冊。巻末に書き下ろしエッセイを増補する。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     中公文庫で昨年十一月から毎月刊行されてきた<私説昭和史 三部作>の最終巻。I章からⅢ章までは、自身の青春時代を、執筆当時四十代後半だった著者が振り返るようなエッセイが並ぶ。筆致は、先の二冊に比べると、だいぶ軽い。Ⅳ章は、第一巻、第二巻で展開されてきた、過去や同時代の作家が描いた昭和について言及する

    0
    2025年02月04日

    Posted by ブクログ

    関川夏央『昭和時代回想 私説昭和史 3』中公文庫。

    関川夏央による『私説昭和史』の三部作の第三作。第三作は、関川夏央自身の昭和の思い出と昭和を代表する作家への思い、昭和時代の日本の姿を描いたエッセイ集である。巻末には書き下ろしエッセイを増補。

    関川夏央は自分のひと回り上の年代である。関川夏央ほど

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    「私説昭和史」と題され、中公文庫から昨年末以降発行されていた3部作の3作目。
    1作目は、「戦後」を、小説および当時のベストセラーへの書評を交互に繰り返すという手法で描いたもので、文句なしに面白かった。
    2作目は、吉野源三郎と幸田文を中心とした「戦前」の作家・文芸作品、および、戦後の「金曜日の妻たち」

    0
    2025年01月26日

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