現代短歌 そのこころみ

現代短歌 そのこころみ

605円 (税込)

3pt

4.3

一九五三年、斎藤茂吉と釈迢空という日本短歌界の二大巨星が墜ちた。翌年、一人の短歌雑誌編集者が発想した企画によって新しい才能が発見される。編集者の名は中井英夫。見いだされた新人は中城ふみ子と寺山修司。その時から現代短歌のこころみの歴史がはじまった――。戦後の日本語表現中で異彩を放つ短歌という文芸ジャンル、その半世紀にわたる挑戦と歌人群像を斬新な視点から描く。

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現代短歌 そのこころみ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月20日

    短歌に興味がない私でもぐいぐい引き込まれた、一つの時代史。歌人たちの個性・人生と、それに寄り添い抉り出す著者

    0

    Posted by ブクログ 2011年10月22日

    天神橋筋商店街の天牛書店で100円!安いなあ。
    関川夏央はいつの間にか短歌の世界まで踏み込んでいたのですね…

    この本は素晴らしい。
    掲載されている歌人の短歌が読みたくなった。
    特に斉藤史と2・26事件の関わり、そして彼女が生き続け昭和末期に天皇と園遊会で交わした会話など思わず涙がこぼれた。

    久し...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    関川氏の現代短歌史。
    短歌史、なのに感動で涙ぐめてしまうという。(笑)
    それにしても塚本邦雄の名前が少ない気がするのだが、何でなんでしょう?

    0

    Posted by ブクログ 2012年04月16日

    短歌というものは、字数が不自由であるがゆえに、自由である。
    切り取られた一瞬が、宇宙を突き破るくらいの激しさを持っているのだろう。句集に整然と並び、余白にすこし寂しさを感じていたが、勘違いだったようだ。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    20080213
    祝・文庫化。待ってたよ、この日を!!(待つっつうか買えって話だけど。。)
    中城ふみ子と寺山修司、あと斎藤史のところが特にすばらしい。どきどきする。短歌史で興奮するなんて!  ストイックで、でも"抒情"たっぷりで、ハードボイルドだなあと思った。ぜんぜん検討違いだっ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年08月28日

    一九五三年、斎藤茂吉と釈迢空という日本短歌界の歌人の死。翌年、中井英夫によって新たな才能が発見される。その時から現代短歌のこころみの歴史がはじまった──。

    この本では、1954年に「現代短歌」の始まりを求め、その発祥と経緯を描いている。
    それぞれの時代を生き、またその時代を彩った歌人達の歌の数々が...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年07月25日

    「現代短歌」と言われて思い浮かぶのは、俵万智のサラダ記念日(これもかなり古いけれども)くらいのものであり、短歌に興味があったわけではなく、関川夏央が好きだから読んだ本。残念ながら、短歌に目が開かれた、とか、そういうことにはならなかった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年05月04日

    1954年の衝撃
     中条ふみ子と石川不二子
     寺山修司

    現代短歌のこころみとしては強烈。

    「短歌はプロに訊け」「短歌パラダイス」

    「短歌には「業界外」からの批評が不足しているのではないかという疑いは私の動機のひとつであった」著者

    ソフトウェア業界も同じだなと思った。

    0

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