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Posted by ブクログ
『虚像の砦』真山 仁氏
0.本書より
「報道とは、道に報いるとかく。」
「報道にひとが関わる以上、ある程度の主観が入る
は当然である。
ただし、大切なのは、様々な角度から事件が取り
あげられることが必要である。」
「報道とは、闇に光をあてること。
闇をそのまま捨ておかないこと。」
1.虚像の砦の舞台
舞台は、民放キー局です。
本年度は5年に一度の免許申請の時期です。
向こう5年間の財務の安全を総務省に開示、説明が必要となります。
主人公は、報道部門の中堅と、バラエティ部門の中堅の2名です。
報道の彼は、時同じく起きた、海外渡航禁止区域での邦人誘拐事件に当たります。
バラエティの彼は、視聴率が下落する24時間テレビのテコ入れに当たります。
免許の承認は、総務省、国です。
報道、バラエティそして国が、それぞれの思惑で対峙しあいます。
2.読み終えて
記者であった真山さんの想いが垣間見えると感じるのは、わたしだけでしょうか?
真山さんを読みつづける読者ファンは、きっと真山さんの姿勢に惚れているのかもしれません。
Posted by ブクログ
再び真山仁さんの作品
テーマはマスコミ・ジャーナリズム・報道
いまさら、マスコミとはどうあるべきなどという主張はしない。しかし、前日亡くなった筑紫哲也さんに関する特番で彼がジャーナリズムのあり方として権力の監視(watch dog)を貫くという言葉が紹介された。
戦前の日本は政府主導の情報のみが報道されるという状況があった(他の全体主義国家も同様)
そこからも分かるようにマスコミの役割は重要だ。
本書のテーマの一つに以前、坂本弁護士一家殺人事件ではTBSがオウム真理教関係者に弁護士の発言のビデオを見せたことは大きな波紋を呼んだ。
また、イラク日本人拉致事件で、自己責任論によって被害者、またその家族に対する行き過ぎたバッシングが起きたりと、現在の日本の報道に関しても議論がなされた。(政治家の責任転嫁が問題になりましたね。政治家の責任放棄ともいえます。)
政治家、官僚、マスコミの関係など面白い支店で書かれており、勉強になります。3社の関係と報道精神の折り合いなど、理想と現実の間で苦しむ報道マン達の戦いに感情移入してしまいました。
今でもA新聞の左寄りっぷりなど様々な問題もあるが、マスコミには正義を貫いてほしいですね。(そもそも正義ってとの立場によってどういうようにも言えますが)
マスコミに興味ある人はぜひ!
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