モウ半分、クダサイ

モウ半分、クダサイ

2,640円 (税込)

13pt

その噺を聞いてはいけない――
男達を地獄へ堕とす闇の落語会とは?
本当は怖い落語×驚愕のどんでん返し!
デビュー三十周年記念作品。

第1話 モウ半分、クダサイ
第2話 後生ハ安楽
第3話 キミガ悪イ

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モウ半分、クダサイ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    なかなか辛辣に因果応報の怨みを晴らす面白い小説だった。
    「もう半分」は先代馬生師匠の噺を実際に見ているので、物語に親近感をもって読むことができた。
    3遍からなる本作は落語の題材から、とある事件が3遍に通底したテーマとなり、結末として花山亭喜龍が恨みを遺憾なく発揮し、勧善懲悪ではない復讐に読み応えがあ

    0
    2024年11月12日

    Posted by ブクログ

    観客が1人だけの落語会。語られるのは、いずれも怖い話。飲み屋で隣り合った男に言葉巧みにチケットを売りつけられた客は、落語の内容が自身の後ろ暗い過去と妙に一致することに戸惑いを覚え、それはやがて恐怖へと変わっていき‥。

    本のタイトルからして怖いけど、3話ある話のタイトルはすべて落語で、かつ怪談。ずっ

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    お客さんが自分だけの寄席で自分のこととしか思えない落語を聴くという、まさに現代の怪談。花山亭喜龍師匠もきょう龍もちょっと気味悪い落語家なのが良い。

    0
    2025年05月08日

    Posted by ブクログ

    慣れない落語噺で少し読み進まない貢もあったが、中々の小説。
    落語の演目と現実が交錯し徐々に怖さが増してきてラストは怪談噺の様なサゲで終わる構成もお見事。

    0
    2025年02月22日

    Posted by ブクログ

    怖い落語。情景が浮かんできてブルっとくる。自分だけに対して自分の状況に近い話をされたら、関連づけてしまうわ〜。

    0
    2024年11月06日

    Posted by ブクログ

    はじめての作家さん。
    落語+ホラーミステリーといった感じで斬新。
    興味はあるけど、何となく手を出せずにいた落語。
    寄席に行ってみたいと思った。

    0
    2025年02月06日

    Posted by ブクログ

    ホラーテイストな落語ミステリだった。
    思った以上に不気味で、さらに性的描写がけっこうあって閉口した。
    そして、あの男の正体って、もうちょっと何かあるのかと思ったけど、、、
    身勝手さから、自滅していく者たちの話がゆっくちつながっていって、ぞっとする展開に。
    ラストも、なんとも救いがなくて陰鬱な読後感。

    0
    2025年01月25日

    Posted by ブクログ

    濡れ場も有り大人向け。落語とショートショートの構成を巧みに操って、読み手を引き込むサスペンスだった。登場人物の抱える容姿や病気が怪談ムード(異様な世界観)を引き立てている。品のない話ではあるから、好き嫌い別れそう。サスペンスとしては面白かった。

    0
    2025年01月22日

    Posted by ブクログ

    心に隙ができてしまった人間を描く… ブラックユーモアあふれる落語ミステリー #モウ半分クダサイ

    ■きっと読みたくなるレビュー
    落語の噺を背景に人間の欲や惨めさを描いた連作短編集。

    ただ本作に導入されるネタは滑稽噺ではなく、こわーい怪談なんです。本演目になぞられる様に、物語の登場人物たちが不思議な

    0
    2024年12月11日

    Posted by ブクログ

    闇の落語会に行くと客は一人きり。
    語られる噺が思いもかけない災厄をもたらす流れで、それぞれオチのある驚愕の結末へと繋がっていく短編連作集

    0
    2024年11月13日

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