婚約者の父でありミステリ作家でもあるハロルドから夕食会に招待されたサイモン部長刑事は、閉ざされた書斎で煮えたぎる鍋に顔を突っ込んで死んでいる本人を発見する。
その状況は作家自身が構想中だった新作の設定そのままだった!→
密室×不可能犯罪×美しき姉妹×双子の兄弟×墓場から甦りしゾンビ……と、設定がモ
...続きを読むリモリなアラン・ツイスト博士シリーズ2作目。アルテ自身が巻末で述べているように、とても「ディクスン・カーらしい」お話。“恐怖”と“謎”が散りばめられていて、読んでいる時のワクワク感がすごい。→
アルテのお話は、読んでる時にとにかく楽しいんだよなぁ、と再確認。謎解きで見たら小粒感があるけど(緻密に伏線張ってどかん、って感じじゃない)次々に出てくる設定がめちゃくちゃ楽しい。今作でも作家の妻が元女優で妻の兄が奇術師、美しい娘二人に隣人は引退した医師で薔薇を育てる……とか最高。