赤髯王の呪い

赤髯王の呪い

1,210円 (税込)

6pt

4.0

〈ツイスト博士〉エチエンヌは兄から届いた手紙に驚愕した。ある晩、兄が物置小屋を窓から覗くと、そこには十六年前「赤髯王ごっこ」をしたために呪いで刺殺されたドイツ人少女の姿があったというのだ……『第四の扉』刊行以前に私家版として発表された幻のシリーズ第一作。ほかにシリーズ短篇三作を収録。

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赤髯王の呪い のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年09月01日

    フランスのミステリー作家、ポールアルテの作で主役はツイスト博士。フランス・アルサス地方の出身でイギリスでコックをしているエティエンヌはイギリスに渡って10年になる。数年前の交通事故で記憶の一部がなくなる。アルザスは普仏戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦でいずれもドイツに併合されるという怨念をドイツ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月27日

    短編集

    大体どんでん返しっぷりに慣れてきた。
    ミステリーとしても、過去の作品のパロディを用いており、そこら辺は解説でわかる。たまたま知ってる作品だから良かったが。
    トリックの構成は面白いが、現実的にこれをやる犯人って何考えてるのかわからん。不確実性が少し目に付いた。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

     短めの長編1作と現在の所発表されている短編3作を収録されたもの。

     赤髭王の呪い
     思春期に見せる回想、時代とその場所における出来事をうまい具合に動機に結びつけ、犯罪を成立させている。これが賞(アルザス=ロレーヌ作家協会賞)を受賞したというのも、なんか分かるような気がする。

     短編も全て...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年01月16日

    「赤髯王の呪い」
    作品中に横溢する怪奇趣味とおどろおどろしい雰囲気と、物語が始まって一回も殺人事件が起こらないのに、いくつもの怪奇的な事件が語られる展開。
    すさまじいまでにカーを意識した作風と作品と言った印象。
    メインに据えられている事件は、一読した感じでは「?」だったのだけど、軽く再読するとけっこ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年09月03日

    フランボワーズのブランデーってどんな味か気になる。すもも酒も味見してみたい。

    内容としては複数作品いくつかが「赤い霧」の草稿かと思わせる。普仏戦争とかドイツの支配とか、あの辺の歴史が、当事国と外国とでは全く意味が違うのだろうな。

    0

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