メタボラ

メタボラ

1,400円 (税込)

7pt

4.4

“自由”を求めて、僕らは逃げ続ける
記憶喪失の「僕」と島を捨てた昭光の、行くあてのない逃避行。社会から疎外された若者たちを通じて現代の貧困を暴き出した問題作!

※この電子書籍は2010年7月に朝日新聞出版より刊行された朝日文庫(上・下巻)を1冊にまとめた二次文庫(2011年刊)の新装版です。

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メタボラ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月14日

    面白すぎて700ページ弱イッキに読んだ。
    沖縄貧困について。記憶を取り戻していくシーンは秀逸。ネット集団自殺や工場労働などはあまり知らなかったため勉強になった。考えただけでぞっとする。
    登場人物皆が受動的すぎたり情報欠如故に努力する方向がズレてたり、、、。最後の解説の自己責任という言葉が刺さった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月01日

    いやはや、凄かった!
    674ページ!夢中で読みました。
    ギリギリの世界を生きる若者たちの息苦しさと、容赦ない描写と、しばしば危うさを感じ、苦しみも伴いました。(普通にずっと出てくる沖縄の島の方言、正確には分からないまま読んでいたけど、雰囲気で分かるの)

    記憶喪失…って、昔はよくマンガで読んだ気がす...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月28日

    大好きな桐野夏生さん。
    やっぱり面白い。
    貧困、孤独、格差
    重い‥重すぎる‥なのになんでこんなに
    惹きつけられるんだろう。

    記憶を失った主人公のギンジと
    故郷の宮古島を捨てた昭光が
    安住の地を求めて放浪する。

    二人の関係は友情?とは言えないものだけど
    孤独で極限の状態にいる二人にしかわからない
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月30日

    読み応えがあり、新しい価値観が蓄積していく感覚があって有意義な読書体験だった。が、いかんせんつらすぎる。次読む本はバカバカしいやつにしよう、と思った。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月09日

    舞台が沖縄の小説といえば原田マハさんの小説!
    そして、どちらかというと沖縄の人達の人柄や陽気さに惹かれて読後感も何となくナンクルナイサーな気分が味わえる。

    しかし、本作も舞台は沖縄ではあるが非常にネットリというか、じっとりというか、まるで熱帯雨林の湿度と森の中の土の匂いが漂ってくるような小説でした...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月26日

    大事なことは解説に全部書いてある。
    前半ちょっとダラダラした気がするけど、記憶を取り戻すあたりからスピード感でてよかった。
    自己責任て言葉は嫌いなのですが、それにしたって流石に…な人達のオンパレードなので、悲惨な結末もまあ、そうなるよね…と受け止めるしかない。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年04月05日

    自分が20代の時に、この小説に登場する人物達と似たようなことをやっていた。 日雇い労働、季節労働者、バックパッカー、渡り。 楽しいけれど、自由であるけど、地に足がつかず不安定で病む精神。
    立ち寄った、精神科では冷たくあしらわれ。
    いろんな事を思い出した。

    そして、沖縄。 2007年くらいが背景だと...続きを読む

    0

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