ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで188万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
こんな奴ら見たことない! 監督、カメラマン、プロデューサー、俳優が各々の思惑と事情を抱えてぶつけ合う光の乱反射。 誰よりも強く光りたい。 元アイドルの佐和が自分を主張し始めた途端、撮影現場は大混乱。 苦り切る人気俳優、怒る監督、傷付く女性プロデューサー、佐和に惹かれるカメラマン。 金、名声、意地、義理、そして裏切り。 我執を競い合って破綻へ向かう、世にも身勝手な奴らの逆プロジェクトX物語。 解説・佐々木敦 ※この電子書籍は2000年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
映画制作に関わる人間たちの利害や思わくが激しくぶつかり合いながらも、撮影が進んでいく描写は生々しくも読む者を引っ張っていく。。 普通の物語ならラストに映画が完成しハッピーエンドとなる所が、何故かふとした食い違いから大破綻を迎えてしまうが、予定調和のラストでは絶対に味わえないこのなんとも言えない不安感...続きを読むこそが、桐野作品の真骨頂なのでは。
映画を作っていく中で、主演の大物俳優が降板してしまう。 その裏にはC級の相手女優が思ったより存在感があって現場の雰囲気がその俳優にしてみれば面白くなく・・・ということを軸に展開されてく話。 これも分かるわーって思う。 そりゃあるよねー面白くないことも。 人を妬んだり、自分ばかりしんどいと思ったり。
低予算映画にかける職人たちの、汗と涙の物語......が崩壊していくお話( ´ ▽ ` )ノ。 解説にある通り、さっぱり先が読めない( ´ ▽ ` )ノ。 予定調和に飽きた口には最高( ´ ▽ ` )ノ。 深作欣二?大島渚?木村大作?......その他諸々、モデルのあるようなないようなキャラの渦の中...続きを読むに、しれっとビル・ジグムンド(作中ではスィグムンド)なんて実在の名カメラマンが出てきたり( ´ ▽ ` )ノ。未知との遭遇を撮影した人だよ( ´ ▽ ` )ノ。 映画は夢( ´ ▽ ` )ノ。情感が剥き出しでとりとめがない( ´ ▽ ` )ノ。それを丸ごと再現したかのような小説( ´ ▽ ` )ノ。 難を挙げれば「ポートレート24」か? どこどう転んでも、面白い映画にはなりそうもない......
一つの映画を作り上げていく中での人間関係の話。 プロデューサー、監督、カメラマン、俳優、それぞれの思惑が錯綜して面白い。 半身不随になった元大監督の夫とか、プロデューサーが自分の生活を崖っぷちにまで追いやって作ろうとした映画の頓挫とか、ところどころダークな桐野夏生ワールドが堪らない。 最初は、...続きを読む興味のない分野だったこともあってつまんないかもって思ったけど一気に読んじゃいました!
桐野さんの作品に出てくる女の人は大好き。今回は映画プロデューサーが主人公で、金策に奔走するところやハッタリをかましたり駆け引きをしてピンチを切り抜けるところ、などのシーンについ前のめりになって応援したくなるストーリー。だけど、登場人物がことごとく、恋愛によるつまんないミスをしでかしそうになります。仕...続きを読む事関係者と恋愛をするのは絶対にいかん!と痛感するお話でございました。。。
最後に撮り直されたタイトルが、眼差し。 第一章に関係有り?とみて振り返ったが思い当たらず。 二度裏切られた有村が荒れる所をみたかった。モヤモヤ感が残るわ。
面白かった。 撮影現場における、各セクションの心理描写がリアルで引き込まれる。 ただ……MA-1って言いすぎじゃね? という点と、『光源』というタイトルに疑問が残る。
だれもが、自分の影に怯えて生きている。自分に支えられて生きている。自分は結局、自分と付き合い続けなければいけないし、身の回りにあるものはすべて自分の選んだものだ。望んだものにしろ、生まれつき持っていたものにしろ、自分の行動で変化させてきたものだ。 主な登場人物。カメラマン、映画監督、プロデュー...続きを読むサー、俳優。なぜかすべてに自分自身を見つけてしまう。若さゆえの奢りと理想、経験を重ねたからこそ捨てられないプライド、私生活への憤怒が生む仕事への熱と執着、過去の自分を捨てるために何でもしてみせるという覚悟、流されて一夜を共にする一時の愛、それで崩れる関係性、スキルが生むこだわりと美学、よいと考えつつも状況に勝てない諦念。桐野夏生にしてはめずらしく、特別にねじれた人間を書いているわけではない。こんなにもリアルなのに、どうして読んだこともない作品に仕上がっているのか、それがいちばん不思議だ。 結論はない。救いもとくにない。途切れるようにして最後のページはやってくる。でも、絶望はない。ただ生き続ける、行き続けなければいけない登場人物たちを見て思う。どんなにがんばっても、もうどうにもならない流れのなかで生きなければいけないこともある。投げ捨てようとも、振り切ろうとも、自分が自分である限り、自由も不自由もおなじぐらい抱えていく。光源はどこかと考えている。生きるとは、そういうものなのだと改めて感じさせられた。
10/14 夢中で読んだ。このところの桐野夏生にはやられっぱなし。これも小説の形態としては珍しいなあと思った。それぞれの視点の突き放し方とか。ラストとか。映画の照明っておもしろいと以前から思っていたので興味深く最後まで読んだ。
かなり面白い。一気に読んだ。主要登場人物は、監督の薮内三蔵、カメラマンの有村、プロデューサーの玉置優子、主演男優の高見、女優の井上佐和など。彼らが、ひとつの映画をつくるために終結するが、個人の色々な思惑や確執が重なり、うまくいかず、破綻してしまう。文庫版の作品紹介では、逆プロジェクトX物語という紹介...続きを読むもされていた。ひとりひとりのキャラクター設定が、なかなか秀逸だと思うし、それらのキャラクターの思惑、キャラクター間の関係なども、とてもよく書けていると思う。書けそうで、なかなか書けない小説のように思えた。それにしても、桐野夏生は、とても色々なタイプの小説を書く人だな、と思う。「一作一作に変化を持たせ、自己模倣に陥ることなく、失敗を恐れず、荒々しくなっていこう、と考えています。要はパワーです」という本人の言葉が、以前に読んだ本に紹介されていたが、まさにそのような感じ。才能もあるのだろうけど、本人のそういう意図が、桐野夏生の多彩な作品をつくっているのだろう。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
光源
新刊情報をお知らせします。
桐野夏生
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
小説・文芸
もっと悪い妻
アンボス・ムンドス ふたつの世界
エロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014
玉蘭
グロテスク 上
原発回帰を考える 3.11から15年目の大転換
錆びる心
真珠とダイヤモンド 上
「桐野夏生」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲光源 ページトップヘ