光源
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光源

作者名 :
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作品内容

こんな奴ら見たことない!
監督、カメラマン、プロデューサー、俳優が各々の思惑と事情を抱えてぶつけ合う光の乱反射。

誰よりも強く光りたい。
元アイドルの佐和が自分を主張し始めた途端、撮影現場は大混乱。
苦り切る人気俳優、怒る監督、傷付く女性プロデューサー、佐和に惹かれるカメラマン。

金、名声、意地、義理、そして裏切り。
我執を競い合って破綻へ向かう、世にも身勝手な奴らの逆プロジェクトX物語。

解説・佐々木敦

※この電子書籍は2000年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    文春文庫
  • ページ数
    432ページ
  • 電子版発売日
    2019年11月15日
  • 紙の本の発売
    2003年10月
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

光源 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月12日

    映画制作に関わる人間たちの利害や思わくが激しくぶつかり合いながらも、撮影が進んでいく描写は生々しくも読む者を引っ張っていく。。
    普通の物語ならラストに映画が完成しハッピーエンドとなる所が、何故かふとした食い違いから大破綻を迎えてしまうが、予定調和のラストでは絶対に味わえないこのなんとも言えない不安感...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年02月04日

    映画を作っていく中で、主演の大物俳優が降板してしまう。
    その裏にはC級の相手女優が思ったより存在感があって現場の雰囲気がその俳優にしてみれば面白くなく・・・ということを軸に展開されてく話。
    これも分かるわーって思う。
    そりゃあるよねー面白くないことも。
    人を妬んだり、自分ばかりしんどいと思ったり。

    0

    Posted by ブクログ 2014年10月13日

    低予算映画にかける職人たちの、汗と涙の物語......が崩壊していくお話( ´ ▽ ` )ノ。
    解説にある通り、さっぱり先が読めない( ´ ▽ ` )ノ。
    予定調和に飽きた口には最高( ´ ▽ ` )ノ。
    深作欣二?大島渚?木村大作?......その他諸々、モデルのあるようなないようなキャラの渦の中...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年02月25日

    一つの映画を作り上げていく中での人間関係の話。

    プロデューサー、監督、カメラマン、俳優、それぞれの思惑が錯綜して面白い。

    半身不随になった元大監督の夫とか、プロデューサーが自分の生活を崖っぷちにまで追いやって作ろうとした映画の頓挫とか、ところどころダークな桐野夏生ワールドが堪らない。

    最初は、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月24日

    桐野さんの作品に出てくる女の人は大好き。今回は映画プロデューサーが主人公で、金策に奔走するところやハッタリをかましたり駆け引きをしてピンチを切り抜けるところ、などのシーンについ前のめりになって応援したくなるストーリー。だけど、登場人物がことごとく、恋愛によるつまんないミスをしでかしそうになります。仕...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月06日

    最後に撮り直されたタイトルが、眼差し。 第一章に関係有り?とみて振り返ったが思い当たらず。
    二度裏切られた有村が荒れる所をみたかった。モヤモヤ感が残るわ。

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    Posted by ブクログ 2011年08月10日

    面白かった。

    撮影現場における、各セクションの心理描写がリアルで引き込まれる。



    ただ……MA-1って言いすぎじゃね?
    という点と、『光源』というタイトルに疑問が残る。

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    Posted by ブクログ 2010年09月23日

     だれもが、自分の影に怯えて生きている。自分に支えられて生きている。自分は結局、自分と付き合い続けなければいけないし、身の回りにあるものはすべて自分の選んだものだ。望んだものにしろ、生まれつき持っていたものにしろ、自分の行動で変化させてきたものだ。

     主な登場人物。カメラマン、映画監督、プロデュー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    10/14 夢中で読んだ。このところの桐野夏生にはやられっぱなし。これも小説の形態としては珍しいなあと思った。それぞれの視点の突き放し方とか。ラストとか。映画の照明っておもしろいと以前から思っていたので興味深く最後まで読んだ。

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    Posted by ブクログ 2011年07月25日

    かなり面白い。一気に読んだ。主要登場人物は、監督の薮内三蔵、カメラマンの有村、プロデューサーの玉置優子、主演男優の高見、女優の井上佐和など。彼らが、ひとつの映画をつくるために終結するが、個人の色々な思惑や確執が重なり、うまくいかず、破綻してしまう。文庫版の作品紹介では、逆プロジェクトX物語という紹介...続きを読む

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