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Posted by ブクログ
本の厚さに若干身構えてしまったけど、実際読み進めていくと、テンポ良く進んでいくストーリや展開に、登場人物同士の軽快な掛け合いなど、全体的にコメディなつくりなので全くダレることなくスルスルと読み進められてしまいました。
特に登場人物達の台詞がいちいち面白く洒落てて、海外の刑事ドラマを思わせるような言葉選びや会話がすごく良かったです。
また登場人物達のキャラクターとしての魅力も良くて、読み終えた後はそれぞれの人物に思いを馳せてしまうほど好きになってました(イアン・ヴェンサムとトニー・カラン除く)
後期高齢者の方達が主要になるため、死がかなり身近な存在としてあるのだけど、決して悲壮的なだけではない描き方をしているのがとても印象的でした。事件解決後の展開のひとつひとつが本当に良かった。
ミステリーとして謎解き部分の面白さは勿論、登場人物が皆ほんとに魅力的。誰かの深掘りパートが入る度に、その人の事を好きになってしまいます。
Posted by ブクログ
作者のリチャード・オスマンは英国の人気TV司会者・制作者であり、本作はテレビプロデューサー出身ゆえの抜群のテンポとキャラ立ちが光るコージー・ミステリになっている。主人公はイギリスの高級高齢者施設「クーパーズ・チェイス」で暮らす平均年齢77歳の4人の老人。未解決事件の調書を読み解く「木曜殺人クラブ」を結成している。個性派揃いの4人だが、実質的なリーダーのエリザベスは卓越した観察眼と過去の謎めいた人脈(情報機関出身を彷彿とさせる)を駆使して、警察さえも手玉に取る。作品自体は、老人であることを利用し周囲の油断を誘って情報収集を行うユニークな捜査手法から最後の謎解きまでミステリとして秀逸な出来栄え。老人たちの身勝手な捜査に振り回される新米刑事ドナや警部クリスが、彼らと接することで人生の孤独を癒やされ、人間として、警察官として成長していく様子がまた面白い。
Netflixで映画化・配信されているようで、私は通常は映像化されたものは観ないのだが、この映画化作品は監督がクリス・コロンバス、俳優はヘレン・ミレン、ベン・キングズレー、ピアーズ・ブロスナンなどの名優が名を連ねているため、今回は観てみようかと思っている。
Posted by ブクログ
本屋に目立つ場所に置いてあり、ミステリーが読みたい気分だったので購入。読み始めてすぐ面白いと感じて、何回かに分けてほぼ一気読みした。
最後の最後までどんな結末になるか想像がつかないのも良かったし、中盤はそれぞれの容疑者に焦点が当てられ、読みながら推理していくのが面白かった。
自分の推理は当たらなかったけど、犯人や容疑者たちの動機がはっきり明かされているのが個人的に良かった。また木曜殺人クラブの4人のメンバーそれぞれに個性があって、それぞれ微妙に異なる関係性が描かれているのも良かった。後書きにも書かれていたけど、生き生きとした生活の描写の中に迫り来る「老い」やその先の「死」を感じずにいられない場面があるのが秀逸だった。やっぱり、年を重ねても毎日を生き生きと過ごしている人は素敵だなぁと感じた。
Posted by ブクログ
★3にするか★4にするか、とても困ったんだけど、とりあえず続刊もあるというから、これからの期待を込めて★4とさせていただきました。
導入から面白く、タイトルの面白さミス・マープルシリーズの『火曜クラブ』を知っているならば、興味津々になってしまうし、期待もしてしまう。
結果的には、思っていた感じとは違っていたが、物語としては面白かった。ふたつの殺人事件が、同一犯だと思わせておいて、実は別で、あやしい人物たちはことごとく外れとか、ちょっとばかり散乱している印象があるけれども、老人たちの元気具合と、身体的にはしんどいところとか、かなり丁寧に書かれていて面白いと思った。
続刊もあるので、彼らにまた再会したいなどと考えている。
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