もう生まれたくない

もう生まれたくない

715円 (税込)

3pt

マンモス大学の診療室に勤める春菜、シングルマザーの美里、二人の謎めいた友人の神子。震災の年の夏、「偶然の訃報」でつながった彼女たちの運命が動き始める――。
新聞に載る死。テレビで騒がれる死。どこかでひっそり終わった死。有名人の死。身近な人の死。名も知らぬ遠い国の誰かの死。
そのどれもが身近で、私たちの人生と隣り合わせにある。死を描くことで今を生きることの意味を見出す、著者新境地。

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もう生まれたくない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一言でいえば、「死を扱った小説」ということになろう。

    そのうえで長嶋有らしいなと思ったのは、物語の中で特にクローズアップされているのが「著名人の訃報に触れた(知った)瞬間」「大規模な災害で亡くなった人(とそれを知った瞬間)」というところ。
    私たち一般人は、著名人の訃報を、それも、名前だけ知っている

    0
    2021年11月18日

    Posted by ブクログ

    有名人も含めたあらゆる人の死を扱いながらも、どこか淡々としている、のはまさに私たちの毎日そのものなのかもしれない。センセーショナルな報道だって、一時が過ぎれば過去のただの死。でも、身近な人の死は十分に苦しく、でも日々を生きている。なんだか日々の当たり前を、妙に生々しく突きつけられた気がして、とても不

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    読み応えがある。ずるずる惹き込まれる。年によって立場が変わっていって、それも当たり前なんだけど、面白い。

    0
    2023年08月08日

    Posted by ブクログ

    文庫本を買ったので再読。単行本を2回読んでいたので3回目。
    現実やフィクションの、さまざまな死と訃報を通じて、、通じて、何を描きたいのかな。
    ひとまず文庫の裏にあるような「死を見つめることで、生の大切さを描いた感動作」ではないことは確か。でも、色々な距離感がとても良いです。
    全体的には感動しないけど

    0
    2023年01月17日

    Posted by ブクログ

    東日本大震災の爪痕も生々しい2011年7月~2014年4月までの出来事を春菜、美里、神子の三人を中心に綴られている
    実際にあったことをベースに書かれているので、誰かのゴシップや亡くなったことなど…ああ、こういうことあったなと当時を思い返すことが多かった
    辛い出来事がどれだけたくさんあっても、それでも

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    事故、自殺、早逝…誰かの不慮の死の報せに触れたとき、人は全く関わりがなく関心もなかったはずの他人の人生に思いを馳せたくなる。
    誰もが思い当たるこの心情に踏み込むニッチな語り口。

    この小説は、2011年の大震災で多くの生命が失われたことを契機にしている。2024年の元旦、能登でまた大きな地震があり予

    0
    2024年01月03日

    Posted by ブクログ

    うーむ思ったのと違う。それぞれの思いを同時期に起きた事件に死んだ有名人に絡めながら綴るんだが、先が明るくもないし、感動作の本の紹介文を見て購入したのですが、感動とは違うよ。なんで感動と書いてあるんだろうか、死は確かに悼む気持ち以外にないけど、受け取った登場人物の気持ちが私の気持ちではないですね。佐渡

    0
    2023年12月25日

    Posted by ブクログ

    変わったお話。
    最初、構成についていけず、ついていけても、なんなんかなー、このお話はと思いながら、最後まで読めました。

    0
    2023年07月14日

    Posted by ブクログ

    フィクション(小説)の中にノンフィクションである『死』(有名人であったり)が散りばめられてる。
    同じように(?)『死』は私たちの生活の中に突然入り込んできたりと散りばめられてる。
    そういう予期しない『死』というものが、心を動かしたり、止めたり、衝撃的であったり、無関心であたったり。

    ま、ま、そんな

    0
    2023年04月05日

    Posted by ブクログ

    有名人の死や、話題になった事件の死に関して、世間話·雑談の中で、話されていく少し変わった話。話のつじつまを考えながら読むと、なかなか進められなくて、やっと読み終えた本。
    「死」と聞くととても重いテーマなのか…と思うけれど、この物語は、ドライに話されていて、1つ1つの死が新聞やニュースで取り上げられて

    0
    2023年04月04日

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