岩波書店作品一覧

  • 坊っちゃん
    4.1
    『坊っちゃん』は数ある漱石の作品中もっとも広く親しまれている。直情径行、無鉄砲でやたら喧嘩早い坊っちゃんが赤シャツ・狸たちの一党をむこうにまわしてくり展げる痛快な物語は何度読んでも胸がすく。が、痛快だ、面白いとばかりも言っていられない。坊っちゃんは、要するに敗退するのである。(解説・注 平岡敏夫)

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  • 歌の話・歌の円寂する時 他一篇
    3.5
    「文学というものは、われわれの実際の生活から離れたものが、よいのではありません」歌人の感性と学者の分析、釈迢空(しゃくちょうくう)の名を持つ折口信夫(おりくちしのぶ)(1887-1953)のふたつの眼はともに鋭い。歌の歴史と味わい方を若い読者に語る「歌の話」、短歌滅亡を論じてその宿命と未来を問う「歌の円寂する時」。「女流短歌史」を併録。(解説=岡野弘彦)

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  • キケロ 友情について
    3.8
    『老年について』の姉妹篇として書かれた対話篇。古代ローマの政治家で賢者の誉れ高いラエリウスが、無二の親友小スキーピーの死後まもなく、二人の女婿を前にして、友情について語る。キケローにとってラエリウスは、単なる過去の賢人ではなく、修業時代に親しく噂話を聞くことのできた人物であった。友情論の古典。新訳。

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  • 三四郎
    4.1
    大学入学のために九州から上京した三四郎は東京の新しい空気のなかで世界と人生について一つ一つ経験を重ねながら成長してゆく。筋書だけをとり出せば『三四郎』は一見何の変哲もない教養小説と見えるが、卓越した小説の戦略家漱石は一筋縄では行かぬ小説的企みを実はたっぷりと仕掛けているのだ。(解説 菅野昭正・注 大野淳一)

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  • 老年について
    3.9
    古代ローマ第一の学者にして政治家・弁論家キケロー(前106―前43)が人としての生き方を語り、老年を謳い上げた対話篇。84歳になる古代ローマの政治家・文人大カトーが文武に秀でた二人の若者を屋敷に迎えて、自らの到達した境地から老いと死と生について語る、という構想のもとに進められる。悲観的に、ではなく積極的に老いを語った永遠の古典の新訳。

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  • ペトラルカ 無知について
    4.3
    善良だが無知な人間、と同時代知識人に批判されたペトラルカ。アリストテレスこそが〈神〉、その自然哲学に暗いとは、と謗(そし)る敵陣を、人間主義・反権威主義で迎撃し、古典文献収集と言語研究の必要を説いた著者。雄弁の復権、プラトン再読などの基本構想を具体的包括的に述べたルネサンス人文主義(ユマニスム)最初の宣言書。晩年の主著。

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  • 人生論
    3.6
    人生とは善への希求であり、その努力にこそ人生の真の意義がある。善こそは人生の目的なのだ。だが、この目的は何によって達成しうるのだろうか。トルストイはこう断ずる、それは人間にのみ与えられたあの理性の働き、即ち愛によってである、と。『人生論』には、この偉大な「人生の教師」晩年の思索と体験のすべてがこめられている。

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  • 饗宴
    4.1
    原題「シンポシオン」とは「一緒に飲む」というほどの意味。一堂に会した人々が酒盃を重ねつつ興にまかせて次々とエロス(愛)讃美の演説を試みる。談論風発、最後にソクラテスが立ってエロスは肉体の美から精神の美、更に美そのものへの渇望すなわちフィロソフィア(知恵の愛)にまで高まると説く。プラトン対話篇中の最大傑作。

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  • 新訂 孫子
    4.1
    『孫子』13篇は、中国最古のすぐれた兵書である。しかし、そこに記された戦略・戦術の論議における深遠な洞察は、ひろく人生全般の問題に適用しうるものである。新出土の竹簡資料との照合も経て、またさらに読みやすくなった新訂版。原文と読み下し文と現代語訳に平易な注を加え、巻末には重要語句索引を付してある。

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  • トリストラム・シャンディ 上
    3.7
    プルーストやジョイス等の“意識の流れ派”の源流とも先駆的作品ともいわれる本書だが、内容・形式ともに奇抜そのもので、話しは劈頭から脱線また脱線、独特の告白体を駆使して目まぐるしく移り変る連想の流れは、いつか一種不思議なユーモアの世界をつくり出し、我々はただ流れに身を任せ漂うばかりである。一七六〇―七年。

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  • 蟹工船 一九二八・三・一五
    3.9
    おい地獄さえぐんだで-函館から出港する漁夫の方言に始まる「蟹工船」。小樽署の壁の日本共産党万歳! の落書に終わる「三・一五」。小林多喜二(1903-1933)25歳のときの2作は、地方性と党派性にもかかわらず思想評価をのりこえプロレタリア文学の古典となった。搾取と労働、組織と個人。歴史は未だ答えず。[解説=蔵原惟人]

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  • 代表的日本人
    4.3
    内村鑑三(一八六一―一九三〇)は、「代表的日本人」として西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮の五人をあげ、その生涯を叙述する。日清戦争の始まった一八九四年に書かれた本書は岡倉天心『茶の本』、新渡戸稲造『武士道』と共に、日本人が英語で日本の文化・思想を西欧社会に紹介した代表的な著作である。読みやすい新訳。

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  • 出家とその弟子
    4.4
    1高在学中から西田幾多郎に傾倒し、宗教文学に一境地を拓いた劇作家倉田百三(1891-1943)の代表作。浄土真宗の開祖親鸞を主人公とし、生き方に悩む多くの若い人々の心を捉えた本書は、のち各国語に訳され、海外にも数多くの読者を得た。ロマン・ロランのフランス語版への序文を付す。改版。(解説=谷川徹三 注・年譜=鈴木範久)

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  • 吾輩は猫である
    4.1
    猫を語り手として苦沙弥・迷亭ら太平の逸民たちに滑稽と諷刺を存分に演じさせ語らせたこの小説は『坊っちゃん』とあい通ずる特徴をもっている。それは溢れるような言語の湧出と歯切れのいい文体である。この豊かな小説言語の水脈を発見することで英文学者・漱石は小説家漱石となった。(解説 高橋英夫・注 斎藤恵子)

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  • アメリカのデモクラシー 第一巻(上)
    3.9
    1~4巻1,001~1,430円 (税込)
    19世紀フランスの政治思想家トクヴィル(1805―59)が、アメリカ社会全般の透徹した分析を通して広い視野で近代デモクラシーを論じた、現代の民主主義を考えるにあたって読み直すべき古典的名著。1835年に刊行された第1巻(第2巻は1840年刊)では、アメリカ社会の具体的な分析を行なう。(全4冊)

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  • 森の生活 (ウォールデン) 上
    3.9
    1~2巻1,001~1,100円 (税込)
    ソロー(一八一七―六二)は、ウォールデン湖畔の森の中に自らの手で小屋を建て、自給自足の生活を始めた。湖水と森の四季の佇まい、動植物の生態、読書と思索――自然と共に生きた著者の生活記録であると同時に「どう生きるべきか」という根本問題を探求した最も今日的・普遍的なアメリカ文学の古典。湖とその周辺の写真多数を収める新訳。

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  • アラン 幸福論
    4.2
    ルーアンの新聞に「日曜語録」として連載されたのを皮切りに、総計5000に上るアランのプロポ(哲学断章)。「哲学を文学に、文学を哲学に」変えようとするこの独特の文章は、「フランス散文の傑作」と評価されている。幸福に関する93のプロポを収めた本書は、日本でも早くから親しまれてきたもの。折にふれゆっくりと味わいたい。

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  • 手仕事の日本
    4.2
    すぐれた民藝品を求めて日本全国を歩いた民藝運動の創始者・柳宗悦(1889―1961)が、各地に残る美しい手仕事を紹介しながら、日本にとって手仕事がいかに大切なものであるかを訴え、日本がすばらしい手仕事の国であることへの認識を呼びかけたユニークな民藝案内書。秀逸な小間絵(芹沢けい介)を多数収録。(解説 熊倉功夫)

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  • 古寺巡礼
    4.2
    大正七年の五月、二十代の和辻は唐招提寺・薬師寺・法隆寺・中宮寺など奈良付近の寺々に遊んださい、飛鳥・奈良の古建築・古美術に相対し、その印象を若さと情熱をこめて書きとめた。鋭く繊細な直観、自由な想像力の飛翔、東西両文化にわたる該博な知識が一体となった、みごとな美の世界がここにはある。(解説 谷川徹三)

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  • 三銃士 上
    3.9
    1~2巻1,100~1,210円 (税込)
    デュマは旺盛な筆力をもって生涯に小説だけでも二五七巻に及ぶ作品を書いたが、『三銃士』はなかでも世界中の人々にもっとも愛された小説である。個性豊かな四人の銃士と彼らを結ぶうらやましいまでの友情、危機にのぞんで男らしく颯爽と行動するそのさわやかさ。この若々しい男性的ロマンにはつきせぬ魅力がある。一八四四年。

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  • 久生十蘭短篇選
    4.4
    〈小説の魔術師〉として文学通の間で熱狂的なファンの少なくない、鬼才、久生十蘭(ひさおじゅうらん)(1902-1957)の精粋を、おもに戦後の短篇群から精選。世界短篇小説コンクールで第一席を獲得した「母子像」、幻想性の高い「黄泉から」、戦争の記憶が鮮明な「蝶の絵」「復活祭」など、巧緻な構成と密度の高さが鮮烈な印象を残す全15篇。

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  • 桜の森の満開の下・白痴 他12篇
    4.2
    1巻1,111円 (税込)
    桜の森の満開の下は怖ろしい。妖しいほどに美しい残酷な女は掻き消えて花びらとなり、冷たい虚空がはりつめているばかり──。女性とは何者か。肉体と魂。男と女。安吾にとってそれを問い続けることは自分を見つめることに他ならなかった。淫蕩、可憐、遊び、退屈……。すべてはただ〈悲しみ〉へと収斂する。(解説=七北数人)

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  • 善悪の彼岸
    4.4
    ニーチェはキリスト教的道徳のもとに、また民主主義政治のもとに「畜群」として生きつづけようとする人々に鉄槌を下す。彼にとって人間を平等化、矮小化して「畜群人間」に堕せしめるのはこれら既成の秩序や道徳であり、本来の哲学の課題は、まさにこの秩序・道徳に対する反対運動の提起でなければならなかった。一八八六年。

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  • 白鯨 上
    4.2
    1~3巻1,276~1,364円 (税込)
    巨大な白い鯨〈モービィ・ディック〉をめぐって繰り広げられる、アメリカの作家メルヴィル(1819―1891)の最高傑作。本書は海洋冒険小説の枠組みに納まりきらない、法外なスケールとスタイルを誇る、象徴性に満ちあふれた「知的ごった煮」であり、およそ鯨に関することは何もかも盛り込んだ「鯨の百科全書」でもある。新訳(全3冊)

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  • プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
    4.1
    営利の追求を敵視するピューリタニズムの経済倫理が実は近代資本主義の生誕に大きく貢献したのだという歴史の逆説を究明した画期的な論考。マックス・ヴェーバー(一八六四‐一九二〇)が生涯を賭けた広大な比較宗教社会学的研究の出発点を画す。旧版を全面改訳して一層読みやすく理解しやすくするとともに懇切な解説を付した。

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  • 人間回復の経済学
    3.6
    好況時は過重労働、不況時はリストラ。私たちはまるで経済のために生きているかのようだ。これは本来の姿なのか? また、現在の閉塞状況は打開できるのか? いまこそ人間に従属する経済システムをつくるべき絶好の機会であり、閉塞打破のカギにもなる。人間社会、政治、経済の3者のあるべき形を提案する、斬新な経済社会論。

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  • 川と国土の危機  水害と社会
    3.9
    東日本大震災は、臨海地域の開発に依存してきた近代日本への警告である。無思慮な開発は国土の脆弱性を増し、大洪水の危険は高まっている。防災を行政に依存するあまり自助の意識の薄れた人々は、その可能性すら考えない。水源地の森林から河口の海岸まで、川の流域全体を統一した保全思想と、防災立国の発想が必要だ。

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  • 百年前の日本語 書きことばが揺れた時代
    3.6
    漱石が自筆原稿で用いた字体や言葉の中には、すでに日本語から「消えて」しまったものがある? ──百年前の書きことばが備えていた、現代では思いもつかない豊かな選択肢。その後活字印刷がひろまり、「読み手」が急速に増大したことで、日本語はどのように変わったのだろうか。豊富な具体例を通じて描く、画期的な日本語論。

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  • 構造災  科学技術社会に潜む危機
    3.3
    「人災」とされる福島原発事故。「人災」対「天災」という分類は、未曾有の大災害の真実を尽くしきれているだろうか。本書は、戦前から連綿と続く、日本社会に根をおろした「構造」にあえて眼を向ける。その「構造」から、科学技術と社会のあいだの危機のメカニズムを解明する。そして、問題克服の道筋をさぐる。

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  • 社会の真実の見つけかた
    4.2
    メディアが流す情報を鵜呑みにしていては、社会の真実は見えてこない。9・11以後のアメリカで、人々の恐怖心と競争を煽ってきたメディアの実態を実際に体験し、取材してきた著者が、「情報を読み解く力」を身につける大切さを若い世代に向けて解説する。同時にそこにこそ“未来を選ぶ自由”があると説く。

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  • 適正技術と代替社会 インドネシアでの実践から
    3.8
    地球の未来は、現在の技術文明の延長上には描けない。必要とされるのは、途上国の状況に適した適正技術である。それは、近代科学技術の問題を乗り越える使命をも帯びている。インドネシアにおける排水処理やバイオマスエネルギー開発の実践をふまえて、今後の望ましい技術のあり方と、それを含む代替社会の方向性を探る。

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  • 女ことばと日本語
    3.6
    女性がつかうべき女らしい言葉が「最近、乱れてきた」と、100年以上も嘆かれ続けるのはなぜなのか――近世から現代までの日本社会の価値や規範、庶民の憧れや国家イデオロギーが埋め込まれてきた、もうひとつの日本語「女ことば」。各時代のさまざまな言説と言語学の知見からその魅力と不思議を読み解く。

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  • ブラジル 跳躍の軌跡
    3.7
    軍事政権からの民主化、巨額の債務国から債権国への転換、女性大統領の誕生、そしてGDP世界6位に――。この四半世紀余りに劇的な変化を遂げたブラジル。発展の軌跡を、政治、経済、社会、対外関係からたどり、その実相に迫る。民主化はなぜ起きたのか、経済発展の原動力は何か、そして、どのような課題が残されているのか。

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  • 年中行事を五感で味わう
    -
    大晦日に出現する狐の大行列、節分に暴れ回る鬼の雄叫び、無病息災を願う七草粥の味……。季節の変化を感じ、風土と結びあいながら人々の生活のなかで伝えられてきた年中行事。独特な祈りの声、鐘の響き、衣装の色彩、炎やお香の匂いなど、五感を揺さぶる年中行事の神髄と魅力を紹介します。(カラー16頁)

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  • 社会学入門 人間と社会の未来
    3.7
    「人間のつくる社会は、千年という単位の、巨きな曲り角にさしかかっている」──転換の時代にあって、社会学という学問は、いかに〈未来〉を構想しうるか。現代社会の絶望と希望を見すえ、その可能性をひらいてゆくための、探求の〈魂〉とは何か。分野の第一人者から初学者への講義として語られる、必読の一冊。

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  • 非アメリカを生きる 〈複数文化〉の国で
    3.0
    80年代にアメリカへ移住し市民権をとった著者は、「何故アメリカ人になったのだ?」と問われ、はたと考える。自分はどのアメリカに連なるのか? 最後のインディアン「イシ」やマイルス・デイヴィス、ビートニクほか、〈複数文化〉の国アメリカで「非アメリカ人」として生きた人びとのポートレートを通じて、国と文化のあり方を問い返す1冊。

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  • 四季の地球科学 日本列島の時空を歩く
    4.5
    地震と噴火は日本列島を生み出し、今も刻々とその相貌を変えている。気候変動が進行する現代に、四季の変化をもたらす天の運行、大地の動き、生態系の成立ちを考えてみよう。大地の生い立ちを現場で学ぶ、日本と世界のジオパークも紹介。日本列島が生まれ育った数億年の時空を歩き、各地に提供される恵みとともに愉しむ。

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  • 大災害と法
    4.2
    地震、津波、台風、豪雨、噴火など、毎年のように日本列島を襲う大規模災害。なぜ国、自治体の対応は遅いのか。どうして被災者に救助の手が届かないのか。東日本大震災を経たいま、災害に関する複雑な法制度をわかり易く解説した上で、その限界を明らかにし、改善策を探る。被災者のために、法は何をなし得るのか。

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  • テレビの日本語
    4.3
    テレビが誕生して来年で60年。当初穏やかに語りかけていたテレビが、今や朝から晩まで声高にしゃべり続ける饒舌なメディアへ変わった。報道番組もお笑い番組も隙間なくしゃべり続けるようになったのはいつからか。ニュースのことばを中心にテレビの歴史をふりかえりながら、その要因を探り、テレビの日本語の今を考える。

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  • 身体感覚をひらく 野口体操に学ぶ
    3.8
    からだの力を抜いてみよう。のびのびとする動きを味わおう。「より強く・より速く・より高く」を目指したトレーニングとは全く異なる運動で、気持ちよくからだをほぐしてみませんか? 寝にょろ、腕にょろ、上体のぶらさげ…、野口体操のさまざまな動きをわかりやすく紹介します。

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  • 地下水は語る 見えない資源の危機
    3.3
    井戸水や湧き水として身近な地下水。都市化の中でその大量利用が続いた結果、地盤沈下や湧水の涸渇、新たな汚染が発生している。世界の穀倉地帯には、農業用水の危機も迫る。日本の事例についてさまざまな障害がどのように発生するかを解説し、これからの地下水とのつき合い方を、資源・環境・文化の面から考える。

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  • 心の病 回復への道
    3.7
    職場で学校で、大きな問題となっている心の病。なぜ人は心を病むのか? どのような対処が適切で、回復には何が必要なのか? チームケアに取り組む精神科医が、身近な具体例と共に、精神障害者のおかれた歴史、精神医学の最新知見や、日本・世界の新たな潮流を紹介する。ハウツーにとどまらず、心にしっかり効く一冊。

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  • 短編小説を読もう
    4.1
    とにかくおもしろい芥川龍之介、こんな文章を書けたらすごい志賀直哉、目を見張る中島敦。子どものとき落語全集と銭形平次捕物控で短編のとりこになった著者は、好きな小説を読み漁っていく。自らの体験を通じ、また短編の作り手の視点から、ぜひ触れてほしい作品をすすめる。脳に確かにしみこむ若いときの読書は大切だ。

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  • 働きすぎの時代
    4.0
    いたるところから働きすぎの悲鳴が上がっている。労働時間が1日10時間を超えるほどに長ければ、疲労とストレスがたまり、最悪の場合は死に至ることになる。本書では、グローバリゼーション、情報技術、消費社会、規制緩和などに着目して今日の過重労働の原因に迫る。まっとうな働き方ができる社会を作っていくために、いま何が必要なのか。

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  • 現代中国の政治 「開発独裁」とそのゆくえ
    4.0
    1巻880円 (税込)
    一党支配のもとで急速な経済成長を続ける中国。その政治体制はどのようなもので、改革開放路線によりいかなる変化が生じているのか。中間層の拡大や社会的諸矛盾の深刻化は、民主化をもたらすのか。現在の中国を「開発独裁」として捉え、その政治構造や変動のダイナミズムを丹念に分析。民主化のゆくえをリアルに展望する。

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  • グリーン経済最前線
    3.9
    経済危機から抜け出せない先進国、資源不足と環境汚染に悩む新興国、貧困に苦しむ途上国。追い打ちをかける気候変動と原発事故。これらは二〇世紀型経済の負の側面だ。世界ではすでに、資源消費を減らし、自然との共生を目指す新しいグリーン経済への競争が始まっている。中国など大国の動向と世界のユニークな試みを紹介。

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  • 社会起業家 社会責任ビジネスの新しい潮流
    3.9
    単に収入を得る手段としてだけでなく、自己実現のために、そして環境・人権などの課題に使命感をもつ―このような価値観をもって働く社会起業家がいま注目されている。社会責任投資の高まり、企業とNPOのパートナーシップといった新しい動向を明らかにしながら、アメリカ・日本の社会起業家の生き方を紹介し、その意義を考える。

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  • 論語入門
    3.7
    大古典『論語』から、精選した百四十六条を味読する。その無類の面白さの中核は、孔子という人物にある。約二千五百年のはるかな時を超えて立ち上がる、臨場感あふれる弟子たちとの対話のなかに、不遇にあって大らかさを失わず、ときに笑い、怒り、慟哭し、明朗闊達な精神をもって生きぬいた孔子の、稀有の魅力を読みとく。

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  • 財政のしくみがわかる本
    4.0
    自治体の財政赤字がふくらみ、国の借金も世界最高になっている。なぜ、赤字になったり、借金が増えるのだろう? 国や自治体の予算はどのように決まるのだろう? 税金の体系はどうなっているのだろう? それらの疑問に答えながら、財政のしくみと今かかえている問題を解説し、地域のニーズを実現する財政のあり方を考える。

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  • 豊かさの条件
    3.6
    効率と競争の追求によって泥沼の不況から抜け出そうとする日本社会。だが、リストラ、失業、長時間労働、年金破綻など、暮らしの不安はますます募るばかりだ。子どもの世界も閉塞をきわめている。大好評の前著『豊かさとは何か』から14年。著者が取りくんできたNGO活動の経験をふまえて、真に豊かな社会とは何かを改めて考える。

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  • キノコの教え
    3.4
    木の根と共生し、落ち葉を分解して、菌類はひっそりと森を支えている。キノコは菌類の繁殖装置。まわりの栄養を吸いあつめておいしくなるが、放射性物質まで濃縮してしまう。植物とも動物とも異なる宿命のもと、共生へと進化したキノコの教えをいま人類は学ぶべきではないか。食と環境と生命をめぐる興味深い話題を満載。(カラー口絵一丁)

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  • 家族という意志 ――よるべなき時代を生きる
    3.7
    「家族」とは、「自分のいのちの受けとめ手が一緒にいること」。児童虐待、「所在不明」高齢者、孤独死、高止まりしたままの自殺率……。受難の時を迎え、機能不全に陥った現代家族。今や、個々人が意識的に絶えず選び続けなければ成り立たなくなっているのではないか。不安の時代に、生き延びていくための居場所としての新しい家族の可能性を探る。

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  • マヤ文明 ――密林に栄えた石器文化
    3.8
    ジャングルにそびえ立つ神殿ピラミッド、広場に林立する石碑、交易に用いられた黒曜石……。マヤ文明は中央アメリカに花ひらいた究極の石器文明だった。もはや謎と神秘のベールにくるみ論じる時代ではない。文字は王の事績を語り、考古学は貴族や農民の生活を明らかにする。マヤ文明の実像を、気鋭の考古学者が熱く語る。(カラー口絵一丁)

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  • 北朝鮮現代史
    3.7
    1948年9月9日に建国して60年余、朝鮮民主主義人民共和国は独自の道を歩んできた。その原点となる満州での抗日闘争の時代から、金正日総書記の死までを記す通史。冷戦による分断の悲劇がもたらした朝鮮戦争、戦後の社会主義化と金日成の遊撃隊国家、さらに金正日による先軍政治(正規軍国家)までの激動の歴史を描く。

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  • 樹木ハカセになろう
    4.0
    サルスベリの幹が冷やっとするのは? 落葉するハンノキが紅葉しないのは? 銀座にヤナギなのは? 葉や枝、幹や根の構造やはたらきなどの基本を学び、いろいろな木を見、触れながら、種類による個性に注目すると、動かない木たちがいきいきと見えてきます。Q&A方式も使い、木の見方とうんちくが楽しく学べる本。

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  • 会社法入門
    3.9
    「会社法」は上場企業から中小企業まで300万社以上ある日本の企業の基本法だ。「株式会社」という仕組みが圧倒的に普及し、「コーポレート・ガバナンス」の重要性に対する認識が国際的に高まる中、会社をめぐる環境は激変している。制定の背景と内容をコンパクトに解説するとともに、会社の未来を展望する。

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  • 夢よりも深い覚醒へ 3.11後の哲学
    3.9
    「不可能性の時代」に起きた3.11の二つの惨事は、私たちに何を問うているのか。日本で、脱原発が一向に進まないのはなぜなのか。そもそもなぜこれほど多数の原発が日本列島において建設されてきたのか。圧倒的な破局を内に秘めた社会を変えていくための方法とは? オリジナルな思考を続ける著者渾身の根源的な考察。

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  • 3.11 複合被災
    3.6
    途方もない数の人命と暮らしを一瞬にして奪い去った東日本大震災は、歴史上類をみない「複合災害」だった。震災と大津波、そして福島第一原発事故が折り重なる中で、人びとは何を思い、どんな経験をしたのか。被災地に通い続ける著者が見聞きしたルポをまじえながら、3.11全体の輪郭を描き、残された課題を考える。

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  • 漢字のサーカス 常用漢字編1
    3.0
    鍵穴の中に見えるのは? おだんごを完成させるには? きれいでおもしろいイラストのような漢字パズルを解きながら、楽しく漢字力をアップさせよう。テレビや新聞、インターネットなどでふだん目にする常用漢字のうち、ステップ1として601字を網羅した85題を収録。日本漢字能力検定3級・4級にも対応。

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  • 茶の本
    3.9
    外国にあった著者が、故国恋しさの思いを茶事の物語によせ、それを英文に写してニューヨークの一書店から出版したものである。茶の会に関する種々の閑談や感想を通して人道を語り老荘と禅那とを説き芸術の鑑賞にまで及んでおり、日本の精神的所産の最も美しい面を見事に捉え得た名著として広く読まれて来た。(解説 福原麟太郎)

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  • 変身・断食芸人
    4.2
    一家の大黒柱として勤勉に生きてきた青年ザムザ。ある朝目覚めてみると、彼は一匹の毒虫と化していた―。確たる理由もなく、とつぜん一人の青年をおそう状況の変化。その姿をたんたんと即物的に描くカフカ(一八八三―一九二四)の筆致は、荒涼たる孤独地獄を私たちに思い知らせてやまない。カフカ生前発表の二篇を収録。(改訳)

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  • 羅生門 鼻 芋粥 偸盗
    4.1
    王朝末期の荒廃した都を舞台に展開する凄惨な人間絵巻「羅生門」、師漱石も賞賛した、長い鼻を持つ禅智内供の内心の葛藤「鼻」、芋粥に異常な執着を持つ男「芋粥」、女をめぐる盗賊の兄弟の確執「偸盗」。いずれも『今昔物語』『宇治拾遺物語』などに素材を得たもので、芥川王朝物の第1冊として編集。(解説=中村真一郎)

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  • 後世への最大遺物・デンマルク国の話
    3.9
    普通の人間にとって実践可能な人生の真の生き方とは何か。明治27年夏期学校における講演「後世への最大遺物」は、人生最大のこの根本問題について熱っぽく語りかける、「何人にも遺し得る最大遺物――それは高尚なる生涯である」と。旧版より注・解説を大幅に拡充し、略年譜を新たに付した。「デンマルク国の話」を併収。改版(解説=鈴木範久)

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  • ソクラテスの弁明 クリトン
    4.3
    自己の所信を力強く表明する法廷のソクラテスを描いた『ソクラテスの弁明』。死刑の宣告を受けた後、国法を守って平静に死を迎えようとするソクラテスと、脱獄を勧める老友クリトンとの獄中の対話『クリトン』。ともにプラトン初期の作であるが、芸術的にも完璧に近い筆致をもって師ソクラテスの偉大な姿を我々に伝えている。

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  • 方法序説
    4.0
    すべての人が真理を見いだすための方法を求めて、思索を重ねたデカルト(1596-1650)。「われ思う、ゆえにわれあり」は、その彼がいっさいの外的権威を否定して達した、思想の独立宣言である。本書で示される新しい哲学の根本原理と方法、自然の探求の展望などは、近代の礎を築くものとしてわたしたちの学問の基本的な枠組みをなしている。[新訳]

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  • 永遠平和のために
    3.8
    世界の恒久的平和はいかにしてもたらされるべきか。カントは、常備軍の全廃・諸国家の民主化・国際連合の創設など具体的提起を行ない、さらに人類の最高善=永遠平和の実現が決して空論にとどまらぬ根拠を明らかにして、人間ひとりひとりに平和への努力を厳粛に義務づける。あらためて熟読されるべき平和論の古典。

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  • 銀の匙
    4.0
    1巻715円 (税込)
    なかなか開かなかった茶箪笥の抽匣(ひきだし)からみつけた銀の匙。伯母さんの無限の愛情に包まれて過ごした日々。少年時代の思い出を中勘助(1885-1965)が自伝風に綴ったこの作品には、子ども自身の感情世界が、子どもが感じ体験したままに素直に描き出されている。漱石が未曾有の秀作として絶賛した名作。改版。(解説=和辻哲郎)

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  • アルプス登攀記 上
    -
    苦闘六年、たびかさなる敗退にもめげず、一八六五年ついに魔物の山マッターホルンは征服された。だが、その帰途、悲劇が起った。本書はウィンパー(一八四〇‐一九一一)が、その一部始終を、彼自身の手になる繊細華麗な木版画を豊富にちりばめつつ、イギリス風のユーモアを交えて淡々と語ったもの。山岳文学の古典としてあまりにも有名。

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  • 柿の種
    4.3
    日常のなかの不思議を研究した物理学者で、随筆の名手としても知られる寺田寅彦の短文集。大正9年に始まる句誌「渋柿」への連載から病床での口授筆記までを含む176篇。「なるべく心の忙(せわ)しくない、ゆっくりした余裕のある時に、一節ずつ間をおいて読んでもらいたい」という著者の願いがこめられている。(解説=池内 了)

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  • こころ
    4.3
    この小説の主人公である「先生」は、かつて親友を裏切って死に追いやった過去を背負い、罪の意識にさいなまれつつ、まるで生命をひきずるようにして生きている。と、そこへ明治天皇が亡くなり、後をおって乃木大将が殉死するという事件がおこった。「先生」もまた死を決意する。だが、なぜ……。(解説 古井由吉・ 注 大野淳一)

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  • 闇の奥
    3.7
    アフリカの奥地に象牙採集をする人々の上に起こった事件を作者自身の体験にもとづいて書いた作品。『颱風』『青春』と共にコンラッドの中短篇の代表作であるが、作品の芸術的根強さにおいて他の二つを凌ぐ。ここには作者の原始に対する驚異と文明に対する呪詛とが熱病のような激しさであらわされている。

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  • 武士道
    3.9
    「武士道はその表徴たる桜花と同じく、日本の土地に固有の花である」。こう述べる新渡戸(1862-1933)は、武士道の淵源・特質、民衆への感化を考察し、武士道がいかにして日本の精神的土壌に開花結実したかを説き明かす。「太平洋の懸橋」たらんと志した人にふさわしく、その論議は常に世界的コンテクストの中で展開される。

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  • 伊豆の踊子・温泉宿 他4篇
    3.9
    旧制第一高等学校に入学した川端康成(1899-1972)は、1918(大正7)秋、初めて伊豆に旅をして、天城峠を越えて下田へ向かう旅芸人の一行と道連れになった。ほのかな旅情と青春の哀歓を描いた青春文学の傑作「伊豆の踊子」のほか、祖父の死を記録した「16歳の日記」など、若き川端の感受性がきらめく青春の叙情6篇。

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  • 小僧の神様 他十篇
    3.9
    志賀直哉(1883-1971)は、他人の文章を褒める時「目に見えるようだ」と表したという。作者が見た、屋台のすし屋に小僧が入って来て1度持ったすしを価をいわれまた置いて出て行った、という情景から生まれた「小僧の神様」をはじめ、すべて「目にみえるよう」に書かれた短篇11篇を収めた作者自選短篇集。(解説=紅野敏郎)

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  • 古代への情熱
    3.9
    トロヤ戦争の物語を絵本でよんだ少年シュリーマンは美しい古都が必ず地下に埋もれていると信じその発掘を志す。長年にわたる猛烈な勉強と経済的苦闘の結果ついに独力をもってトロヤ、ミケネの発掘事業に着手、少年の日の夢は実現して多くの遺跡を発見、考古学、美術史学界に莫大な貢献をした。これはその生涯と事業の克明な記録。

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  • 動物農場 ――おとぎばなし――
    4.2
    悪い人間を追い出してけものたちが築くユートピア。「すべての動物は平等である」と七戒を掲げ、革命歌のもと産声をあげた動物農場。だがやがて、ぶたたちの奇妙な振舞が始まる──ソビエト神話の実態を知らせ、スターリン体制の粛清を暴いた、『一九八四年』と並ぶオーウェル(一九〇三―一九五〇)の名高い寓話。

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  • 黒猫・モルグ街の殺人事件 他五篇
    3.5
    美の錬金術師ポオ(一八〇九―四九)。その美への情熱は精確無比な計算と設計にもとづいてあらゆる作品に発揮されており、読者を怪奇な幻想世界、異常心理の世界へと抗いがたく引きずり込む。ポオの作に傾倒した若きヴァレリはあの「数学的アヘン」を決して忘れることはできぬ、と言った。表題作のほかに「裏切る心臓」「盗まれた手紙」など。

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  • ロウソクの科学
    4.0
    一本のロウソクに火を点(とも)せば、深遠な科学の世界への扉が開く。製本工から夢を叶え、偉大な科学者になったファラデー(一七九一-一八六七)が、もっとも愛した聴衆――少年少女に語りかけ、実験をくりひろげる名講義。世界中で愛読されてきた本書は今なお科学の精神を生き生きと伝える。現代の読者のために詳細な訳注を付す。(新訳)

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  • 若きウェルテルの悩み
    4.0
    親友のいいなずけロッテに対するウェルテルのひたむきな愛とその破局を描いたこの書簡体小説には、若きゲーテが味わった青春の情感と陶酔、不安と絶望が類まれな抒情の言葉をもって吐露されている。晩年、詩人は「もし生涯に『ウェルテル』が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」と語った。

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  • 学問のすゝめ
    4.2
    「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」。著名なこの一文で始まる本書は、近代日本最大の啓蒙家である著者が、生来平等な人間に差異をもたらすのは学問の有無によると説く。彼のすすめる学問とは、西洋実学の批判的摂取である。明治の人心を啓発したその言は、一世紀を経た今日も清新である。(解説 小泉信三)

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  • ツァラトゥストラは こう言った 上
    4.1
    晩年のニーチェ(一八四四―一九〇〇)がその根本思想を体系的に展開した第一歩というべき著作。有名な「神は死んだ」という言葉で表わされたニヒリズムの確認からはじめて、さらにニーチェは、神による価値づけ・目的づけを剥ぎとられた在るがままの人間存在はその意味を何によって見出すべきかと問い、それに答えようとする。

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  • 罪と罰 上
    3.9
    1~3巻1,100~1,276円 (税込)
    その年の夏は暑かった。大学を除籍になり、ぎりぎりの貧乏暮らしの青年に、郷里の母と妹の期待と犠牲が重くのしかかる。この悲惨な境遇から脱出しようと、彼はある「計画」を決行するが…閉塞した社会状況のなかでくすぶる人間性回復への強烈な願望を描いて世界文学史にドストエフスキーの名を刻みつけた不朽の作品。(全3冊)

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  • 童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇
    4.1
    宮沢賢治の童話はその詩とともにきわめて特異なものである。「あなたのすきとおったほんとうのたべもの」になることを念じて書かれた心象的なこの童話の一つ一つは、故郷の土と、世界に対する絶えざる新鮮な驚きのなかから生まれたものである。どの一篇もそれぞれに不思議な魅力をたたえた傑作ぞろい。

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  • 山月記・李陵 他九篇
    4.3
    1巻1,111円 (税込)
    三十三年余の短い一生に、珠玉の光を放つ典雅な作品を残した中島敦(一九〇九―四二)。近代精神の屈折が、祖父伝来の儒家に育ったその漢学の血脈のうちに昇華された表題作をはじめ、『西遊記』に材を取って自我の問題を掘り下げた「悟浄出世」「悟浄歎異」、南洋への夢を紡いだ「環礁」など彼の真面目を伝える作十一篇。(解説 氷上英廣)

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  • 遠野物語・山の人生
    3.9
    数千年来の常民の習慣・俗信・伝説には必ずや深い人間的意味があるはずである。それが攻究されて来なかったのは不当ではないか。柳田の学問的出発点はここにあった。陸中遠野郷に伝わる口碑を簡古かつ気品ある文章で書きとめた『遠野物語』、および『山の人生』は、柳田学の展開を画する記念碑的労作である。 (解説 桑原武夫)

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  • 君主論
    4.2
    ルネサンス期イタリアの政治的混乱を辛くも生きたマキアヴェッリ(1469-1527)は外交軍事の実経験と思索のすべてを傾けて、君主たるものが権力をいかに維持・伸長すべきかを説いた。人間と組織に切りこむその犀利な観察と分析は今日なお恐るべき有効性を保っている。カゼッラ版を基に諸本を参照し、厳しい原典批判をへた画期的な新訳。

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  • 精神の危機 他15篇
    4.2
    第一次世界大戦後「精神の危機」を書いたポール・ヴァレリーは、西欧の没落に警鐘を鳴らし、人間における〈精神〉の意味を根本的に問い直した。先端技術の開発にしのぎをけずり、グローバル化する市場経済の盲点を逸早く洞察し、「歴史」の見方に改変をせまった数々の論考は、二十一世紀の現代に通じる示唆に富んでいる。

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  • 四字熟語の中国史
    3.0
    「温故知新」「風林火山」「臥薪嘗胆」「蛍雪之功」──どこかで目にしたことのある四字熟語の背景には、どんな歴史や思想があったのだろうか。『論語』や『史記』、諸子百家の思想に登場する四つの漢字を〈窓〉として古代中国を遠望すると、紆余曲折を経て、遠い時代や場所へと言葉や考え方が伝わる筋道が見えてくる。

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  • 子どもの声を社会へ 子どもオンブズの挑戦
    4.0
    兵庫県川西市の「子どもの人権オンブズパーソン」は、子どもたちの小さな声に耳を傾け、関係者・機関の間をつなぎ、問題の解決を図って、時には制度改善にまでつなげていく。この希有な公的制度の中から、子どもたちの息詰まる状況をつぶさに目にしてきた著者が、その問題解決のための「職人的技」と背景にある思想を紹介する。

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  • 日本語雑記帳
    3.7
    父親の呼称が、おとっつぁんからおとうさんへ変ったのはいつごろか? 明治36年、最初の国定教科書が「おとうさん」を採用したのが、そのきっかけだった。しあさって・やのあさって等地域によって意味が異なる言葉、多彩な方言、遷り変る敬語、呼びかけのコトバ、昭和の言葉など、さまざまな話題を取り上げるヨモヤマ話集。

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  • 歴史のなかの天皇
    4.2
    「天皇」という語がはじめて使われたのはいつか? かつての女性天皇はどのような背景のもとに登場したのか? 1度も「王朝交代」を経ずにきたこの列島の王権のありかたは、世界的にもまれな歴史をもつ。東アジアをはじめ諸外国との関係も視野にいれつつ、卑弥呼の時代から昭和まで、「天皇」の系譜を1冊でたどる。

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  • 故事成句でたどる楽しい中国史
    3.8
    覆水盆に返らず、一網打尽、背水の陣、登龍門…。中国四千年の歴史のうねりが生み出した数々の名場面。そこには名君、暴君、英雄、詩人はたまた美女たちが入り乱れ、数々の含蓄ある言葉が発せられた。それら珠玉の言葉は古びることなく、今も人の世の営みを照らし出す。故事成句をキーワードにたどる、ものがたり中国史。

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  • ことばの由来
    3.8
    「どっこいしょ」とは何か、「べそをかく」とは何をすることか。日常生活でなにげなく使っていることばや言い回しを取り上げて、その由来を丁寧に説き明かす。ことばというものの思いがけない生い立ちに目を見張り、日本文化と深くかかわりながら変遷してきた日本語の面白さ、豊かさ、隠されている先人の知恵などを感じ取っていただきたい。

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  • 英語で話すヒント ――通訳者が教える上達法
    3.9
    「まず日本語で考える」「単語は全部聞き取れなくてよい」「発音よりリズム」「〈最寄り訳〉の発想で」「文学作品を楽しむべし」──。海外在住経験がないというあなたも諦めることはありません。日本語を生かす通訳者の英語術には、大人の学習者にこそ役立つヒントが満載。〈使える英語力〉を身につけるために、必読の一冊!

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  • 成熟社会の経済学 ――長期不況をどう克服するか
    4.1
    需要が慢性的に不足して生産力が余り、それが失業を生み続ける現在の日本経済。これまでの経済政策はどこが問題なのか。新しい危機にはいかに対応すべきなのか。新古典派経済学の欺瞞をあばき、ケインズ経済学の限界を打破する、画期的な新しい経済学のススメ。閉塞状況を乗り越え、楽しく安全で豊かな国へと変貌するための処方箋。

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  • 政権交代とは何だったのか
    3.9
    政権交代直後の期待感は、すぐさま幻滅へと変わり、いまや政党政治に対する忌避感すら拡がっている。なぜ政治主導で「生活第一」への政策転換を進めることに失敗したのか。この二年間の軌跡をたどりながら、政策形成のあり方、政と官の関係、国会政治の形などから民主党政権の成否を検証。大震災後の民主政治の課題を考える。

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  • 語源でふやそう英単語
    4.0
    英単語をおぼえるのは大変ですね。aではじまる語からおぼえようとしたけれど、aの最後までも進まなかった。そんな経験をした人も多いでしょう。そこで、語源という整理ボックスに入れて、まとめておぼえていこう――というのが本書の提案です。英文読解で新しい単語に出くわしても、語源から意味を連想できる力もつきます。

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  • 宇宙から学ぶ ユニバソロジのすすめ
    3.6
    地球のこと、生命のこと、そして人類のこと。宇宙は私にさまざまなことを教えてくれた。2度の宇宙飛行を通して育んだ、著者独自の新しいものの見方・考え方。それが、ユニバソロジである。激変する地球環境の下、40億年におよぶ「生命のつながり」を絶やさぬために、地球生命として生きる道について語る。

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  • 震災と情報 あのとき何が伝わったか
    3.8
    届かない警報、つながらない電話、公式発表を繰り返す大手メディア……。危険は迫っているのか、いないのか? 震災発生後、私たちはいくつかの情報空白に遭遇してきた。危機を生きるために必要な情報と知識は何か。有効な情報手段はどのようなものであったか。3月11日東日本大震災発生からの6ヶ月を検証する。

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  • 原発のコスト エネルギー転換への視点
    3.9
    原発の発電コストは他と比べて安いと言われてきたが、本当なのか。立地対策費や使用済み燃料の処分費用、それに事故時の莫大な賠償などを考えると、原子力が経済的に成り立たないのはもはや明らかだ。原発の社会的コストを考察し、節電と再生可能エネルギーの普及によって脱原発を進めることの合理性を説得的に訴える。

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