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Posted by ブクログ 2013年12月02日
秘密会のリークから山下教授の退任までの功績はたたえる必要がある。
感想として、
①山下教授は福島に来て以来非難の嵐なのに、何故あえて福島県立医大の副学長になってしまったのだろう?
②甲状腺がんと原発の因果関係はおそらく統計学で処理できる。(原発が安全と言っていたのも統計学を利用しているはずで、この因...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月08日
2011年の311以降、福島県や国の原子力に対する対応を見るにつけ、政治家というものに侮蔑しかわかなくなった人も多いと思います。
本書は、福島県で設立された県民健康調査委員会の呆れ果てた実態の数々を公式資料と独自の取材で暴いています。
県民へ何を公開するのかという情報操作が、「県民の不安を解消す...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月16日
行政がからむ話で胸の悪くなるようなことは五万とありますが、これも例外にもれず・・・・・。
それにしても、著者は一新聞記者だろうか。
信念に燃えて、報道していることに好感が持てる。
まだまだマスコミも捨てたもんじゃないな・・・・とも思う。
それにしても、それにしても、懲りないというか、反省しないという...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月06日
福島県による県民健康管理調査を追った毎日新聞記者による労作。
秘密裏に行われる会議の存在、あらかじめ作られた会議の進行表、都合の悪い発言の議事録からの削除…犯罪的としか思えない所業の数々。彼らはどちらを向き、何を守ろうとしたのだろう。まさに、闇。
こういう丁寧な調査報道もあるから、ひとくくりにマ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月12日
福島原発事故の健康被害を調査するため福島県が実施している「県民健康管理調査」。住民が最も関心を寄せているデータにもかかわらず、無用な混乱を回避するという美名の下、長きにわたり隠蔽が繰り返された。存在を隠し続けてきた秘密会や準備会、あらかじめ作成された会議シナリオ、議事録の改竄など、忌々しき事実が次々...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月14日
この本が世に出たことを驚く。毎日新聞記者で、福島県民健康管理調査が、直前の秘密会議で周到に打ち合わせされた振付の上で踊っているだけだという事実を報道した日野行介氏の手記。
長崎大から福島医大副学長になった山下俊一はじめ、県民の命より国の政策、原子力発電とその事業者を優先させた福島県職員、議会、知事。...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月08日
行政が自らの保身や組織の維持のために様々な隠蔽を重ねる姿が描き出され、これから何年も続くであろう健康管理調査の目的をあらためて考えてしまう。
3.11以来、大手マスコミの信用も地に落ちた感があるが、骨太の取材により「第4の権力」として機能しようとしているジャーナリストが今でもいることに、救われる思...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月22日
”取材を重ねる中で、よく想像したことがある。10年後か20年後か分からないが、甲状腺がんに限らず、健康被害を訴える人々がでたときにどうなるだろうかと。
そうならないのが一番良い。しかし、万が一、そのような状況になったとき、国や福島県はこの県民健康管理調査の結果を使って、「被曝との因果関係はない」と反...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月13日
福島県県民健康調査の検討委員会における事前協議、つまり秘密会のスクープ記事を書いた筆者の取材舞台裏と、調査のあり方に疑問を呈している。
これは安心のための調査が、不安、そして不信になっていく舞台裏でもある。いや、そもそも原案では「(放射線量の推定評価を行い)安全であるかどうかを確認」した上で「不安...続きを読む
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