原発再稼働 葬られた過酷事故の教訓

原発再稼働 葬られた過酷事故の教訓

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4.5

電力不足キャンペーンでなし崩し的に原発再稼働支持が広がる現状に異議あり!
――政治家・役人を徹底的な調査報道で追及する!――
悲劇に学ばない日本の現実

◆内容紹介◆
2011年3月、福島第一原発事故で日本の原発は終焉を迎えたかに見えた。大津波の襲来という知見が事前にあったにも関わらず、規制当局は運転継続を黙認して過酷事故が発生。安全神話に依存していたため防災体制はないに等しく、住民避難は混乱を極めた。そして国内の原発はすべて停止し、「原子力ムラ」は沈黙した。国民は学んだはずだった。
だが、「懺悔の時間」はあっという間に終わった。あれから一〇年以上が経ち、ハリボテの安全規制と避難計画を看板に進む原発再稼働の実態を、丹念な調査報道で告発。著者の政治家、役人に対する鬼気迫る追及は必読。

◆主なトピック◆
第一部 安全規制編
第一章 密儀の中身
第二章 規制委がアピールする「透明性」の虚構
第三章 規制は生まれ変わったのか?
第二部 避難計画編
第四章 不透明な策定プロセス
第五章 避難所は本当に確保できているのか
第六章 隠蔽と杜撰のジレンマ
第七章 「絵に描いた餅」
第八章 避難計画とヨウ素剤
補遺 広瀬弘忠氏インタビュー――フクシマ後も変わらない原発行政全般の虚構

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原発再稼働 葬られた過酷事故の教訓 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年11月09日

    避難計画の杜撰差など明らかにした内容もさることながら、記者としての駆け引きや戦略がつぶさに見られて大変参考になる。ジャーナリストを目指す人にぜひ読んでいただきたい。情報公開はやはり必要なことだと実感できる。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月13日

    「行きつく先は民主主義の崩壊」…それでは済まない。原発事故は一つ間違えば、地球上の生命体の存続すら脅かす。「規制しない規制委」と「避難先がない避難計画」。2つの調査報道が安全対策の杜撰さを明らかにする。再稼働を止めるという結論はない。それは誰が決めたのか?ハリポテでも安全対策はできているということに...続きを読む

    0

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