小さな建築

小さな建築

792円 (税込)

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強く合理的で大きなシステムは、大災害の前にもろくも崩れ去る。大きなものに依存する受動的存在ではなく、小さく自立した能動的な存在として、「小さな建築」は人間を世界とつなげる。小さな単位を「積む」、大地に「もたれかかる」、ゆるやかに「織る」、空間を「ふくらます」。斬新な発想から建築の根源を問う。

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小さな建築 のユーザーレビュー

3.8
Rated 3.8 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    隈研吾の「小さな建築」の定義を確認したい用事があったのでざっくり読み直した。やはり、これには洋風に表現するところの「soft architecture」に通ずる物があり、本書は隈研吾の作品の解説以外にも建築史・建築論に関する非常に重要な考察が語られていると思う。

    0
    2021年06月25日

    Posted by ブクログ

    「小さな建築」隈研吾(著)
    東日本大震災によって、建築物がいかに弱く、脆いものかを実感させられた。自然の猛威に破壊される。これまでの建築の考え方では通用しない。大きな災害が建築の世界を変えてきた。1666年ロンドン大火、1755年リスボン大地震、1871年シカゴ大火、1923年関東大震災、20世紀に

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    2020年12月13日

    Posted by ブクログ

    聡明さ+真面目さ=創造性。という事を教えてくれる隈研吾の新書。彼は非常にモラリスティックで、そうした真面目さが凄く魅力的。建築の面白さを分かりやすく語ってくれた本です。

    0
    2013年02月07日

    Posted by ブクログ

    東日本大震災を機に、建築の在り方を再考した隈さんがたどり着いたのが「小さな建築」。
    単にサイズが小さい建築ということではない。
    人間と世界のつながりを絶たず、衣服のように人を包み込むような建築。
    鉄筋コンクリートやガラスを素材とし、電気、ガスや水道などのインフラという大きな構造に依存しないと成り立た

    0
    2023年06月18日

    Posted by ブクログ

    本の内容としては建築を小さな単位として考えようというもの。
    飛騨高山の千鳥という継手方法や太宰府のスタバの地獄組にに関する記述があり大変興味深かった。
    建築学科に所属している自分の周りには、メディアによく露出する著者の建築を表面的に批判する人がよくいるが、このような本を読むと少し見方も変わるのではな

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    2021年03月11日

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