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将来の展望を描きにくくなっている今、読者に広く呼びかけたいと思います。私たちはこれからどこへ向かうべきか、何を大切にしていったらよいのか、議論を始めようではないか、と。政治・経済・文化・社会・科学技術など、さまざまな分野で活躍する228人が、「これからどうする」を真剣かつ大胆に提案します。
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Posted by ブクログ
「これから私たちはどうすべきか」を10の分野で、228人の識者が縦横に論じるもの。いやいや、モノゴトにはいろいろな切り口、分野、考え方があるものだ。
様々な人に様々なトピックで「これからどうする」というテーマでコラムを書いてもらった、228本のコラム集だ。テーマは政治や3.11、アジアや世界、経済や文化など幅広い。 内容的には様々な専門家がかいているだけあって、内容を一読しただけだとよくわからないものも多くあった。普段の自分だとまず興味をもって...続きを読む読まないだろうトピック、例えば一次産業についての課題であったり、原発問題などについても今回を期に目を通した。理解するためには言葉の意味や、書かれた時期から2025年今時点での状況の変化などを調べることも多く、幅広いトピックの知識が身について読んで良かった。 また本書が書かれた時期と2025年今時点では、情報や技術が進んだことで意見が180度かわるようなものもあった。例えば本書のかかれた2013年頃では反原発論が主流であった。それは当時の分析ではCO2削減効果はかなり低いという調査結果によるものだったからだ。しかし2025年現在では、分析が進みCO2削減効果はかなり高く、風力や太陽光発電と同様程度ということがわかり、世界全体で原発の拡大が進んでいる。 このように基礎調査が進むことによって大きく意見が変わり得ることもあり非常に興味深く読めた。
震災後の2013年、知識人がどのように社会を見て、どのように未来を予測していたかがよく分かります。●年前が分かると、●年後もなんとなく見えてきます。
岩波書店 「 これからどうする 」 各分野のリーダー 228人の日本への提言集。各人3ページ程度だが 3.11後の日本の論点と解決策がまとまっている 柄谷行人の憲法9条論、緒方貞子の多様的な人材論、岩田靖夫の人生の意味論、坂本義和と倉沢愛子のアジアと日本の関係論は とても良かった 養老孟司「こ...続きを読むれからどうする」への解答は 逃げないこと〜やってみなければ わからない というのはシンプルだが、そうかもしれない 柄谷行人「憲法9条を実行する」 *米中の対立や戦争拡大を防ぐには 国家が戦争を放棄すればいい〜戦争を勝ち続けるより容易 *憲法9条を実行することは 9条を護ることは違う *戦争の放棄は降伏や服従としてでなく贈与として行う=軍事的な主権の贈与 *戦争放棄した国に攻めた国は 世界中から非難を浴びる 緒方貞子「開かれた多様性に基づく社会へ」 *世界=多様性に基づく場所→日本の発展は 世界の人々との協力やつながりなくしては実現できない 世界の多様性と向き合い、自ら多様性に基づく社会を築くに必要なのは *より広がりのある視野を持とうとする好奇心 *異なる存在を受容する寛容さ *対話を重ね自らを省みる柔軟性 *氾濫する情報をより分ける判断力 坂本義和「東アジアで生きる日本の責任」 *責任の意識は 人間が人間であることの証である *責任の意識は〜他者の尊厳への感性と認識を示す 岩田靖夫「人間の生の意味を根本から考える」 *経済活動は 人間の生を可能にする活動だが、生の目的ではない〜経済活動=富の蓄積→富を何に使うかによって 経済活動は意味を持つ *科学技術は 人間の生を良くするために利用する→技術の善悪を弁別する尺度は 人間の倫理的判断にある *他者の土地と物資を略奪するために 人は戦争をおこす〜戦争を廃絶するには 土地と物資の公平な分配が必要 *人は他者との関わりの中で生きている。生きることの根本の意味は 他者との関わりの中で存在すること 倉沢愛子「戦争の記憶をいかに語り継ぐか」 *歴史を評価するときは 国家として日本は何をしたのか、その行為の真意は何かを見極める *過去を理解しないままに 新しい関係の構築は難しい
228人の方の提案 なので 面白い物やハッとさせられる物もあったり・・ 同じページ数でも なんだかよくわかんない物もあり・・・ 個人的には養老孟司さん 赤川次郎さんの提案(?)が 興味深かったです。
各氏2~3Pの短文の中に、各分野から見た”世界の今、そしてこれから”が凝縮して述べられていておもしろい。多くの論者に共通するのは、今が歴史的な転換期にあるという認識、”成長信仰”からの脱皮を訴える点。 内田樹氏、山口二郎氏、加藤節氏、土井隆義氏、湯浅誠氏の論考が印象に強く残る。 そして辰濃和男氏、「...続きを読むゆったりとぼんやりと」も好き。
政治・経済・国際関係・社会・教育・科学・技術・文化・芸術・メディアなど、様々な分野で活躍する228人の人々に「これからどうする」を提案させている。総ページ数653ページの長編である。ただし、一人あたり3ページ前後。1人当たりの紙面が限られているので、それほど深堀できないのは致し方ないものの、期待して...続きを読むいたほど魂のこもった切実な議論や「そういう問題があるのか」という気付きは少なかった。 珍しく印象に残ったのは竹山洋の中にあった僧・源信の母親の言葉。 「後の世を渡す橋とぞ思ひしに 良渡る僧となるぞ悲しき まことの求道者となり給へ 少年僧の時に、源信は朝廷に招かれた。天皇は源信の英知に感動して、色々な土産をくれた。源信は得意満面で、その土産の品を母親に送った。すると母親が書いてきたのが先ほどの手紙であるというー。 来世に渡してくれる橋になってほしいと思っていたけれど、器用に世の中を渡るための橋になるつもりか、本当の僧になりなさい。」
高名な学者様の文章は、人に理解されないことをもって良しとするのか。苦行難行の読書だ。修行と考え最後まで読んだものの理解不能だ。
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