作品一覧 2016/03/31更新 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇-吶 喊 試し読み フォロー 近代の超克 試し読み フォロー 中国の思想 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 竹内好の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇-吶 喊 魯迅 / 竹内好 学生時代教科書に載ってたいくつかの短編以外も急に気になって、初めて自分から魯迅の一冊を読んだ。 魯迅先生は僕の最も尊敬している人間の1人で、10年前仕事で仙台に行った時も、魯迅がかつて留学した時使っていた教室を見学したり、当時使用していたノート(確か)や成績簿の展示を見たりしたくらい。勉強が嫌いだっ...続きを読むたので基本的に教科書に載っている文章こそ嫌いになりがちだが、こころから感心していたのは魯迅の文章くらいだった。特に「故郷」は、今回読み返してもほとんど一文も忘れていなくて当時は確か全編暗記してたような気がする。 やはり魯迅先生は偉大な作家だけではなく、筆を武器にして戦う戦士だなぁと改めて感じた。少しずつ他の作品集も読んでいこうと決めた。 Posted by ブクログ 中国の思想(10) 孫子・呉子(改訂版) 松枝茂夫 / 竹内好 / 「中国の思想」刊行委員会 / 村山孚 いわゆる、武経七書を1つの文庫にまとめたもの。 孫子、呉子は、全訳、それ以外の、尉繚子、六韜、三略、司馬法、李衛公問対は、抄訳。それと、1972年に山東省銀雀山漢墓から発見された孫臏兵法(抄訳)が付記されています。 冒頭に置かれた解題が書全体を解説し、それぞれの書には、日本語訳、原文と、原文に対...続きを読むしての読み下し文がついています。 武経七書を日本語訳で通読するという意味(若干の解説はあります)ではおすすめ、1つの文庫にまとめられていてコンパクトです。読み直される方にも可。それぞれの内容、時代背景(史記との関連)等を含めて深く理解されたい方は、それぞれの単独の解説書を当たられたらよろしいかとおもいます。 解題には以下が述べられています。 「これらの兵書に共通しているのは、単なる戦争技術の書ではないことである。 ”武”を説いているが、その底に流れるものは、思想であり、人間の分析である。」 これらの兵書が千年の時を超えて現代に残った理由であり、結論かと思います。 孫呉で、有名な格言(ことば)は以下。 孫子 兵は国の大事なり 兵は詭道なり 兵は拙速を聞く 百戦百勝は善の善なるものにあらず 彼を知り己を知れば百戦危うからず 勝ち易きに勝つ まず勝ちて後に戦う 風林火山 始めは処女のごとく終わりは脱兎のごとし 呉子 まず和してしかる後に大事をなす 戦いて勝つは易く守りて勝つは難し 及ぶ者なきを憂う 人をして戦いを軽しとせしむ、 死を必ずすればすなわち生き、生を幸すればすなわち死す 目次は、以下の通りです。 解題 孫子 1 始計 2 作戦 3 謀攻 4 軍形 5 兵勢 6 虚実 7 軍争 8 九変 9 行軍 10 地形 11 九地 12 火攻 13 用間 呉子 1 図国 2 料敵 3 治兵 4 論将 5 応変 6 励士 尉繚子 1 天官 2 兵談 3 制談 4 戦威 5 攻権 6 守権 7 十二陵 8 武議 六韜 三略 司馬法 李衛公問対 「付」孫臏兵法 Posted by ブクログ 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇-吶 喊 魯迅 / 竹内好 阿Qの最期は自業自得である。一族の抗争など当時の人々の考え方や社会の雰囲気が短い小説の中に凝縮されておりそこが興味深い点であった。 Posted by ブクログ 中国の思想(10) 孫子・呉子(改訂版) 松枝茂夫 / 竹内好 / 「中国の思想」刊行委員会 / 村山孚 タイトルは『孫子・呉子』だが、孫子・呉子の全訳の他、残りの「武経七書(ぶきょうしちしょ)」である尉繚子(うつりょうし)・六韜(りくとう)・三略(さんりゃく)・司馬法(しばほう)・李衛公問対(りえいこうもんたい)の抄訳を収録している。また付録として、近年発掘された『孫?兵法』の抄訳がある。残念ながら、...続きを読むこの徳間文庫の『中国の思想』シリーズは書店に流通していない(絶版?)ので、オンライン書店か古書店でしか購入できないので注意が必要。 Posted by ブクログ 阿Q正伝・狂人日記 他十二篇-吶 喊 魯迅 / 竹内好 この歳になるまで魯迅を読まずに来てしまったのですが、勿体ぶらずにさっさと読んでおくべきだった。こういう世界であったか、まさに近代文学。著名な表題作のほか、「故郷」のラスト1行が心を打ちました。 Posted by ブクログ 竹内好のレビューをもっと見る