風土-人間学的考察

風土-人間学的考察

1,210円 (税込)

6pt

風土とは単なる自然環境ではなくして、人間の精神構造の中に刻みこまれた自己了解の仕方に他ならない。こうした観点から著者はモンスーン・沙漠・牧場という風土の三類型を設定し、日本をはじめ世界各地域の民族・文化・社会の特質を見事に浮彫りにした。今日なお論議をよんでやまぬ比較文化論の一大労作である。 (解説 井上光貞)

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風土-人間学的考察 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大昔教科書で少し読んだ記憶があるが初めて通読。今更ながら哲学者和辻の観察、考察、審美眼がものすごい。インド人アラビア人エジプト人はもとよりギリシャ人ローマ人中国人そして日本人の考察には舌を巻く。
    沙漠(砂漠ではない)的人間は他の多くの人間を教育した...その特性ゆえに他の人間よりも深く人間を自覚した

    0
    2024年02月28日

    Posted by ブクログ

    風土と人間的素性の関係がよくわかる。風土が違うのだから違って当然でそこに優劣がないという西洋中心主義に対する批判が見える。旅行でその土地の風土と人の関係性を感じたいと思った。

    0
    2019年10月27日

    Posted by ブクログ

    [ところの視点]人間は特殊な「風土的過去」を背負っていると主張し、モンスーン地帯、砂漠、牧場の三形態を基に、その影響を考察した一冊。優れた直感に基づいた諸文化との比較から、今日においても読み継がれる日本文化論の代表的作品です(初版の刊行は1931年)。著者は、『古寺巡礼』でも知られる和辻哲郎。


    0
    2016年01月20日

    Posted by ブクログ

    社会や文化を学ぶなら一度は通る本!
    モンスーンがある、雨が多いなど風土の特色が社会文化の基本になっているという論について書かれています。
    全てが正しい論理ではないと言われていますが、それでも考え方としては面白いですし、全く見当違いではないはずです。

    うさぎや自治医大店 田崎

    0
    2015年04月09日

    Posted by ブクログ

    情報を読む力 学問する心などリファレンス多数。「寒さ」「冷たさ」などの言葉に人が反応する感覚は、単に気温が低いというのもあれば、風が強い、乾燥している、雪が冷たいなどそれぞれが在り得るわけで。

    その他にも「神」や「芸術」など、こうした言葉と感覚のもつギャップを、主にシルクロードを遡る形で拾い集めて

    0
    2014年01月27日

    Posted by ブクログ

    読解するのに、結構時間がかかった。
    しかし、いろいろ疑問に思っていることがある程度氷解した。
    また、もう少し時間を空けてから再読したい書籍。

    0
    2012年12月08日

    Posted by ブクログ

    書かれた時代を念頭に置く必要があるが当時の日本文化の独自性や日本人(民族?)のものの考え方の根底に流れるところを解き明かそうとするもの。グローバル化が進む現代においては、異文化の尊重と自分の文化の認識が、必要である。戦前に書かれたこの本であるが、このメッセージを読みとった。

    0
    2021年08月13日

    Posted by ブクログ

    もう少しわかりやすく書ける筈だと思う。九鬼周造などのがわかりやすい。やはりモンスーン・砂漠・牧場と分けたコンセプトが秀逸で、それ以外はどうなのか。中国論や日本論は時代を感じさせる。一部は極論と思うし、稲作を指摘しないのも確かに片手落ちではないか。

    0
    2021年05月23日

    Posted by ブクログ

    民俗学を勉強し始めて、地理に関する考察も必要とわかってきたところに読んだのが本書。
    風土や地理によって歴史を見る、文化の発展を考察する。
    自分は民俗学の勉強を深めるために読んだが、どちらかというと比較文化の方が近い。あと哲学的要素も多く、文体も哲学っぽい。認識論とか形而上学とか…。

    ○自分の住む世

    0
    2021年05月18日

    Posted by ブクログ

    風土が人間にどんな影響を与えるかを考察した本。実際感覚的にはなんとなく当たってると今でも思うところがある。

    0
    2019年04月21日

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