雪

627円 (税込)

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天然雪の研究から出発し、やがて世界に先駆けて人工雪の実験に成功して雪の結晶の生成条件を明らかにするまでを懇切に語る。その語り口には、科学の研究とはどんなものかを知って欲しいという「雪博士」中谷の熱い想いがみなぎっている。岩波新書創刊いらいのロングセラーを岩波文庫の一冊としておとどけする。 (解説 樋口敬二)

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雪 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    中谷宇吉郎さんは、日本における気候学者(雪博士)の先駆けで、気象現象における低音分野を手掛けた偉人です。

    自然発生する雪の解明から、そのメカニズムを解明した方で、雪の結晶から上空での気温、水分量の寡多を計測するという、観測から法則を生み出した天才。
    歴史上の偉人たち、例えばファラデーやオイラー、コ

    0
    2025年04月06日

    Posted by ブクログ

    雪は天からの手紙である・・・という有名な言葉が載っている本。

    昭和初年。雪と言えばまだせいぜい美的興味かはたまた生活の障害物でしかなかった時代に、筆者・中谷宇吉郎氏は雪の結晶を撮影し、分類・体系化し、さらには種々の条件下で人工の結晶を作って空の大気状態を類推するところまで研究を進め、世界的な評価を

    0
    2019年06月18日

    Posted by ブクログ

    初めて人工雪を作った。
    今では、夏休みの自由研究にもなっているが、当時の測定環境は大変だった。
    科学とは、まさに巨人の肩に乗るのものだ。

    0
    2016年08月06日

    Posted by ブクログ

    文章が美しい本。

    とりあえず本論に入る前の第1章「雪と人生」。主張のひとつは「雪の降らぬ地に生活しているものに向かって、雪の災害を説き知らせることは至難のこと」というもの(初めに引用する『北越雪譜』という本の主旨らしい)。
    そしてもうひとつは、「日本において雪の研究をもっと真剣にしなければならぬ」

    0
    2014年12月04日

    Posted by ブクログ

    雪はどう生まれるのか、という疑問に始まった研究の素晴らしさにまず感動する。昔の学者の言葉なので、不思議な文体だが、そこもまた本人の姿勢を感じさせる。本来、学問というのはこうして進むんだよ、という道筋を示した本でもある。学生時代から今回まで、これで4回めの体験。

    0
    2012年12月27日

    Posted by ブクログ

    「すべての事柄についての一般的の知識の向上は、必ず後日そこから優れた成果が出てくる土台となるものである。」
    この言葉を体現しようと書かれた本だと感じた。最初に雪に対する社会的な問題意識や情熱が熱く書かれていてそれだけで胸が熱くなった。その問題意識の解決の為に、自分の信じるよりよい世の中の為に文化レベ

    0
    2012年03月04日

    Posted by ブクログ

    中谷さんは、1900年生まれの物理学者。世界に先駆けて人工雪を作ってしまった人。
    この、岩波文庫の名著『雪』では雪の被害に始まり、生成条件を解き明かし、雪の正体をつかまえるために人工雪を作る過程が描かれています。

    科学のお話なので、一般人にわかりやすく書かれたものではあるけれど、わたしには少々難し

    0
    2010年11月30日

    Posted by ブクログ

    怒涛の1930年代に史上初の人工雪を作る科学者が日本にいたのは感慨深い。電子書籍で無料だったので読んだが、雪の形状の説明と写真や図がリンクしなかったのは残念。やはりこの手の本は紙で読むに限る

    0
    2022年06月04日

    Posted by ブクログ

    実際は学問的な難しいところもありながらも,うつくしく,誰でもわかるように説明する能力はすばらしいものである.この本は実際の研究のほんの一部であるだろう.さらに,あたかも簡単なように書いてあるが,さまざまな工夫や困難のもとになしえた結果であることは少し考えれば想像できる.ともかく,研究をこのような形で

    0
    2015年03月24日

    Posted by ブクログ

    「雪の結晶は、天から送られた手紙である」という趣深い一文で有名な本作だが、同時にこれほどまでに科学的誠実さに溢れた本が他にあるだろうか。降り積もる雪のひと欠片を丁寧に観測し、吹きすさぶ冬景色の中、時には氷点下の実験室で根気強く分析を続けていく。やがてその研究は雪の結晶の多様性を明らかにし、世界初の人

    0
    2013年12月11日

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