作品一覧

  • 全集 日本の歴史 第1巻 列島創世記
    4.2
    1~17巻1,320~1,430円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 4万年の歩みを一気に描く新しい列島史。 古代から現代まで全16巻で知る日本の歴史。 一般読者を対象とした古代から現代までの日本通史の企画。混迷の時代の21世紀を生き抜くためのさまざまな知恵を先人に学ぶ。つまり、文字通り「歴史に学」んで、明日を生きる知恵とすることができる歴史全集とする。
  • 小林一茶 時代を詠んだ俳諧師
    3.7
    1巻770円 (税込)
    夏の暑さに豊作を願い、打ちこわし騒動に心を寄せ、大黒屋光太夫の帰国に反応し、「君が代」や「神国」日本を詠む。市井の営みを見つめた一茶の句からは、外国船の出現に動揺し、国学に沸く激動の文化・文政年間を生きる人びとの姿が浮かび上がる。「幕末維新を準備した」と言われるその時代を、一茶の句から近世史家が読み解く。

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ユーザーレビュー

  • 小林一茶 時代を詠んだ俳諧師

    Posted by ブクログ

    子どもや動物たちを歌う「優しい一茶」とは別の、江戸後期の時代を写しとる「リアリズムな一茶」に感心しました。また、著者が、一茶の歌う君が代(世)は、徳川幕府下の治世のことを言っているということ、神国については、「神国日本を支配している松平氏=徳川幕府を指し、そんな神々の権威・・・」
    と指摘しているのは、得心したところです。「君が世やかかる木陰もばくち小屋」「神国の松をいとなめおろしや船」

    0
    2014年01月03日
  • 全集 日本の歴史 別巻 日本文化の原型

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    歌舞伎に旅にと庶民はいかに文化を楽しんだのか。
    江戸の文化をひもとけば今の暮らしが見える。
    歴史が未来を切り拓く。

    [ 目次 ]
    はじめに 江戸時代における庶民の生活文化
    プロローグ 無事と士農工商の世
    第1章 ねぐらから住まいへ
    第2章 暮らしを潤す
    第3章 学ぶ、知る
    第4章 文具をつくる、文を書く
    第5章 知と美を広める
    第6章 食べる、着る
    第7章 浮世の楽しみ
    第8章 旅への誘い
    エピローグ 『ごんぎつね』と環境歴史学

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性

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    2010年06月26日
  • 小林一茶 時代を詠んだ俳諧師

    Posted by ブクログ

     「一茶は生涯を通して、農民への畏敬、都市に暮らす裏長屋などの下層民への共感、政治や経済への強い関心を変わることなく持ち続けた社会性豊かな稀有な俳諧師であった。その俳諧師が自ら生きた文化文政期という時代をどのように見ていたのか。それを一茶の句を使って描いてみたのが本書である」(p.176)と、著者急逝のため瀬戸口龍一が代筆した「おわりに」で端的に述べられているように、一茶の文学的な研究ではなく、一茶を媒介とした18世紀後半~19世紀前半の江戸社会史である。一茶の遺した大量の句集や日記・書簡などを通して、「先進工業地帯」であった故郷信州の経済構造の変化、年季奉公による江戸と農村の間の人びとの移動

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    2014年06月27日
  • 小林一茶 時代を詠んだ俳諧師

    Posted by ブクログ

    著者は近世史家だという。だから俳句の専門家でない視点での選句となって、かえって新鮮に読めた。米作りに関わらないで言葉で食べていくことを、地元の人だけでなく、一茶自身も「浮いた存在」ととらえていたようだ。その思いが、力なきもの貧しきものへの共感につながったのだろう。
    発行を待たずに亡くなった著者の思いを弟子が引き継いで完成させた1冊。

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    2013年11月25日
  • 全集 日本の歴史 別巻 日本文化の原型

    Posted by ブクログ

    全16巻の「日本の歴史」シリーズの別巻として刊行されたもの。「近世庶民文化史」という副題が付いている。戦国後期から江戸にかけての庶民の衣食住に関してある程度網羅的に概観した意欲作。帯には、「江戸の文化をひもとけば今の暮らしが見える」とあるが、近世から現代にかけての庶民史の大きなストーリーが述べられている訳はなく、分かっている限りの事実の整理に徹している印象。全体通して感じるのは、庶民の「快適さに対する欲」かな。
    個別的には情報量が物足りないという部分もあった。一冊の本にまとめているというページの制約上の問題と、筆者が何度も書いているように、庶民史に関しては研究が殆ど進んでいず、不明なことが多い

    0
    2010年05月03日

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