海上の道

海上の道

990円 (税込)

4pt

3.7

遠い昔、日本民族の祖先たちはいかなる経路をたどってこの列島に移り住んだか。彼らは稲作技術を携えて遥か南方から「海上の道」を北上し、沖縄の島づたいに渡来したのだ……。ヤシの実の漂着・宝貝の分布・ネズミの移住など一見小さな事実を手掛りに、最晩年の柳田が生涯の蓄積を傾けて構想した雄大な仮説。 (解説 大江健三郎)

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海上の道 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年09月09日

    学生の頃には、全集で読みました。
    手元に全集もあるのですが、
    いつ購入したのか、岩波文庫版(1992年2月15日第17刷)が
    あったので、行き帰りの列車の中で読んでいます。

    大江健三郎の「解説」が、素敵。
    (2012年9月5日)

    正しいかどうかというと、きっと「トンデモ」なんでしょう。それはそれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月02日

    日本人がどこから日本列島に渡ってきたのか、文字を使って残っているものでなく、主に沖縄での言葉や習慣と他との対比から新しい海上の道があったのでは、という仮説に基づく試論、だと思う。
    民俗学というのか、初めて足を踏み入れてみた。咀嚼するのにかなり時間がかかり、内容の何を理解したかというと何も理解出来てい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月19日

    『近年まったく本ものの旅ができなくなったために、行って聴けば何でもないようなことを、知らずにいい加減な想像ですませようとしている問題が幾つかある。』これを七十七になって言えるかですよ。若手でもサボってる学者はここでドキッとさせられるのでは。私は学者でも何でもないが、ドキッとしました。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    柳田国男氏の著書、私たち日本人の祖先はどのような経路で我が国に移住してきたのか、
    伝承、神話、言葉の変化などの多角的な観点からその経路を分析して行きます。

    0

    Posted by ブクログ 2014年03月26日

    文章が少し解りづらいのと、日本の旧国名が解らないので地図帳をひきながら読んでいるためなかなか進まないのがもどかしい。早く内容を理解できるようになりたい

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月07日

    柳田国男の86歳のときの最後のメッセージといわれる。

    前にも、一度読んだことあるが、
    そのときは、『つまんない』という感じだった。
    あまり、重要なことが言われていないと思ったのだ。
    今回読んで、同じ感想だった。
    民俗学の考えていることは 
    なぜこんなに、つまんないのだろうか。

    大きなテーマは
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    0

    Posted by ブクログ 2012年07月07日

    柳田晩年の著作。日本人という稲を携えた民俗はどこから来たのか、稲積やネズミの名称、帆船の発達などから沢山の問いを投げかけた一冊。

    繰り返される一国民俗学の語が気になる一冊でもあった。また、戦争が沖縄に及ぼした影響をくりかえし残念だと語っている点が印象に残る。

    0

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