「宇宙」など、経験出来ない世界は、積極的に本から学ぶ、それをしていかなかったら、もったいない。「宇宙」の読みたい本がまだまたあって、返却に焦る 苦笑。
〈本から〉
物事をできるだけ多面的に見て、全体を全体のまま理解するというのが、ユニバソロジの基本
ふだんの等身大のスケールを抜け出て、「ズームア
...続きを読むウト」と「ズームイン」の視点に立つことが、ユニバソロジの基本になります。
ユニバソロジでは「つながり」が重要なキーワード
「地球はあるようにある。すべてを含んで、あるがままにある」
「二つの普遍性」
「宇宙の普遍性」と「生命の普遍性」
『宇宙からの贈りもの』
挑戦とはつねに「個の挑戦」なのです。そうした「個の挑戦」のほとんどは失敗に終わり、多くの「個」が消えていくことになるでしょう。けれども、なかには適応に成功する「個」が、ほんのひと握り出てきます。そうして辛うじて適応に成功した「個」が、徐々に生存の基盤を築き、子孫を残していくようになります。そこで初めて、その生命に「持続性」という性質が加わるようになります。
ここでその生命は、つながりの次の段階、「多様性」に移っていきます。
「挑戦→多様化→繁栄」
「挑戦」という行為の裏側には「喜び」があるのではないか
数年考えた末にわかったことは、「人間は自分のことだけではなく、自分以外の人のことでも喜びを共有することができる」とう単純なことでした。別な言い方をすると、人類は持続的に生き延びるために、「喜び」という知恵を獲得したのではないかということです。そして、その「喜び」というものが人間に挑戦を促し、地球生命のひとつとして「生命のつながり」を紡ぐ原動力になっているのではないかと、私は考えるようになりました。
人間には「感情」という独自の内的なものがあり、それを他の個体に伝える対外的な伝達能力があります。私の目には、人間という生物は「種の存続にとって有利になること」を「喜び」という感情表現で他の個体に伝え共有する生物、のように映るのです。人間という生物は、そうした伝達活動を通して、各個体が互いにつながりを深め、存続してきたのではないかと思います。
私は宇宙開発の最終目的は、私たちの住む地球をよりよく知るためではないか、と思っています。
(1)個人を維持するつながり
(2)人間の文化的なつながり
(3)生命の普遍的な流れにもとづくつながり
の三つ
人間はこれから「三つのつながり」のうち(3)のつながり、すなわち「生命の普遍的な流れにもとづくつながり」を意識化し、「人類」という視点をも超えて、「地球生命体」として生きる道へ進む必要があると考えるからです。その時に求められる知恵を、私は「未来智」と呼びたいと考えています。未来智を獲得することによって、人類を含む地球生命体の全体は、「生命のつながり」を途絶えさせることなく、生き延びていけるのではないかと思うのです。
ユニバソロジは、「生き延びる」という、生命としての基本的な命題を前提にした、ものの見方・考え方です。言い換えれば、地球上の生命全体が生き延びていくために
必要な、ものの見方・考え方です。そのユニバソロジの見方・考え方によって、総合智は未来智へと高められる。私はそう考えています。