自省録

自省録

あたかも一万年も生きるかのように行動するな。生きているうちに、許されている間に、善き人たれ──ローマ皇帝でストア派の哲人マルクス・アウレーリウス(121-180)。多端な公務に東奔西走しつつ、透徹した目で自らを内省した記録は、古来、数知れぬ人々の心の糧となってきた。神谷美恵子の清冽な訳文に、新たな補注を加えた。(改版)

...続きを読む

自省録 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月06日

    第16代ローマ皇帝であり、ストア派の哲学者であるマルクス・アウレーリウスが自身のために書いた文章をまとめたもの。

    怠け者な私にとっては、さすがにストイックすぎるわ〜と思う部分もあったけど、読んでいるとなぜか心が落ち着く感覚があって、ゆっくりじっくり読んだ。

    特に印象に残ったのは、人が持っているも...続きを読む

    2

    Posted by ブクログ 2024年02月17日

    思想はエピクテトスの影響を受けていると言われている通り、自由意志を以って悪徳を排除せよという主張が繰り返される。本書では指導理性という用語が頻繁に使われている。エピクテトスのような冗長な表現は少なく大変読みやすい。
    皇帝としては内政・外政ともに超多忙で、ストレスも相当なものだったはず。エピクロス派で...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月16日

    まだ途中だが、太古の人間が考えていることを、本という形で現代まで語り継がれていることが改めて有り難く思った。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月01日

    ・今ある事実にだけ目を向ける。事実をどう捉え行動するかは自分次第。
    ・自分にコントロールできないことは干渉しない。気に食わない人がいても強制しようとするのでなく、自分の正義に従って行動する(指導理性)。人に期待しない。
    ・着飾らない。見栄を張らない。努力のアピールをしない。
    ・常に理性的に思考する。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月16日

    読む前は、明君と讃えられる皇帝が書き残した事だから私には共感できないかもと思っていた。

    読み始めると、皇帝ってこんなに自分を鼓舞していたの??と驚いた。「俺はできる!俺は皇帝!宇宙の一部!やればできる!」という勢いを感じる。
    部下の謀反や妻の死など大変だったんだな。比べられるものではないが、彼と日...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月10日

    マルクス・アウレーリウスの思想が綴られた本。
    マルクスの深い思索が読み取れるが、一方でその思想の根底で「悩みすぎないこと、考えすぎないこと」が大切にされていると感じる。色々な人と接したかと思えば、暇があればスマホをいじり、常に外との関わりに晒されている身にとっては、こうした思考や感情のデトックスを促...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月07日

    死に対する想念というか諦念というか、巻末の分かりやすい解説に、ストア哲学の考え方が色濃く反映されているようですが、これくらい俯瞰して奮い立たせなければならなかった境遇に思いを馳せてしまいます。
    また、絶えず自らを叱咤し、ときに嘆き、自らに語りかける様が、とても深く心を打ちます。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月03日

    古代ローマ帝国皇帝、マルクス・アウレリウス・アントニヌスの自著として伝わる書物の日本語訳。
    彼には哲人皇帝の呼び名があり、軍事にはそれほど縁のない方だったようだ。

    しかし、彼の治世には突発的な災害、疫病や時代の変化が表面化した北方戦争の勃発などが起こり、家庭では次々と子どもが亡くなり、また恐らく公...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月02日

    ローマ帝国の五賢帝の一人、マルクス・アウレリウス・アントニヌスが心の在り方、物事に対する姿勢を綴ったもの。哲学者的な側面もあるが上に立つものの心構えを学ぶ上で非常に勉強になった。何度も読み返したい作品です。

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月29日

    岩波文庫を読むのは2冊目
    「読みやすい」というレビューが多く見られたので購入
    (読みやすかったけど、内容が理解できるかは別でした)
    (もっとたくさん古典を読みます)

    非常に納得する項目と、全く意味が分からない項目があったが
    総じてこれから先、何度も読み返す本だということは分かった
    (どこから読み始...続きを読む

    0

自省録 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

岩波文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す