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Posted by ブクログ 2023年02月07日
わざわざ目を向けなければ、生きがいなど考えずに生きていけます。しかし、ひとたび自分の生きる意味は何か、生きがいはなにか、と考え出すと、はっきりとした答えのなさに肝を冷やします。
では生きがいは何かと考えるだけ損か、と言われるとそうは思いません。生きがいを探すためにもがく行為が、人間的な成長を促しま...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月04日
この本を手に取ったいきさつを忘れてしまったが。今の時代だからこそ、というよりも本に記してあるように、いつの時代でもきっと、生きているうちに、もっと言えば窮地に立たされた時、或いは幸福至極な時に、自分自身に問うていみたり、答えてみる言葉だと思う。仕事の中で対象者の「生きがい」について深く考える立場であ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月21日
いま読んでる
「生きがいということばは、日本語だけにあるらしい。〜 “ただ漫然と生の流れに流されて来たのではないことがうかがえる”」
「こうした論理的、哲学的概念にくらべると、生きがいということばにはいかにも日本語らしいあいまいさと、それゆえの余韻とふくらみがある」
フランス語で近いのは“ra...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月11日
フランクルの「夜と霧」、エディスイーガーの「選択」と並び、自分の書棚に残しておきたい本が1冊増えました。テーマは「生きがい」です。
精神科医、神谷美恵子さんが、ハンセン病患者との交流を通じて本当の生きがいとは何なのか?7年かけて考察しています。
少し厚い本でしたが、心理学の本としては思ったよりも平...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月02日
分厚い本だけど、読み進めやすく感じた。難しい言葉はあまり出てこない(1966年に著わされた本なので見慣れない表現はあるけど)。
思うところはたくさんあった。
・「この人精神科医?医者の文章じゃないでしょ?」とまず思う。…これは私の知識不足。神谷美恵子さんは本当にすごい人なのだと知った。他の著書も...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月28日
ハンセン病患者の隔離された島で精神科医として働く傍ら、哲学や文学を深く愛し、人の本質を探ろうとした神谷美恵子先生の代表作。
生きがい というとフワッとしたイメージの言葉になるが、ここではよく自己啓発本などで出てくる「好きなことをやる」などという簡単な言葉で言い表せるものではない。
もっと現実的に...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月20日
ここまで一冊の本に長い時間をかけたのは久しぶりだった。
1ヶ月の間、何度も何度も読みこみ、それでも正直読み解けてはいない。
この本は主に精神医学・哲学的観点から、緻密に丁寧に「生きがい」について考察し記されている。著者も『一般のひとの生きがいを考える上でなんらかの参考になれば』と記しているように、...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月11日
岩波文庫『自省録』(マルクス・アウレーリウス)の訳者でもある神谷美恵子さんの著作。
ハンセン病患者を精神科医師の立場で接するなかで肉付けされた「生きがい」の喪失と発見についての考察は、深く考えさせられる。
死別や事件・事故、受刑など他の理由で生きがいを失った人だけでなく、日常生活をつつながく送りな...続きを読む
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