生きがいについて――神谷美恵子コレクション

生きがいについて――神谷美恵子コレクション

1,540円 (税込)

7pt

「いったい私たちの毎日の生活を生きるかいあるように感じさせているものは何であろうか。ひとたび生きがいをうしなったら、どんなふうにしてまた新しい生きがいを見いだすのだろうか」神谷美恵子はつねに苦しむひと、悲しむひとのそばにあろうとした。本書は、ひとが生きていくことへの深いいとおしみと、たゆみない思索に支えられた、まさに生きた思想の結晶である。1966年の初版以来、多くのひとを慰め力づけてきた永遠の名著に執筆当時の日記を付して贈る。

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生きがいについて――神谷美恵子コレクション のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月07日

    わざわざ目を向けなければ、生きがいなど考えずに生きていけます。しかし、ひとたび自分の生きる意味は何か、生きがいはなにか、と考え出すと、はっきりとした答えのなさに肝を冷やします。

    では生きがいは何かと考えるだけ損か、と言われるとそうは思いません。生きがいを探すためにもがく行為が、人間的な成長を促しま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月12日

    仕事、恋愛、結婚など悩む人全てにこの本を送りたい。
    内容は難しいが、どれか1文でも必ず心に残る文章がある。この本に出会えて良かったし、明日からも元気に生きていく糧になった。

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    Posted by ブクログ 2023年05月04日

    この本を手に取ったいきさつを忘れてしまったが。今の時代だからこそ、というよりも本に記してあるように、いつの時代でもきっと、生きているうちに、もっと言えば窮地に立たされた時、或いは幸福至極な時に、自分自身に問うていみたり、答えてみる言葉だと思う。仕事の中で対象者の「生きがい」について深く考える立場であ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月21日

    いま読んでる

    「生きがいということばは、日本語だけにあるらしい。〜 “ただ漫然と生の流れに流されて来たのではないことがうかがえる”」

    「こうした論理的、哲学的概念にくらべると、生きがいということばにはいかにも日本語らしいあいまいさと、それゆえの余韻とふくらみがある」

    フランス語で近いのは“ra...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月11日

    フランクルの「夜と霧」、エディスイーガーの「選択」と並び、自分の書棚に残しておきたい本が1冊増えました。テーマは「生きがい」です。
    精神科医、神谷美恵子さんが、ハンセン病患者との交流を通じて本当の生きがいとは何なのか?7年かけて考察しています。

    少し厚い本でしたが、心理学の本としては思ったよりも平...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月02日

    分厚い本だけど、読み進めやすく感じた。難しい言葉はあまり出てこない(1966年に著わされた本なので見慣れない表現はあるけど)。

    思うところはたくさんあった。

    ・「この人精神科医?医者の文章じゃないでしょ?」とまず思う。…これは私の知識不足。神谷美恵子さんは本当にすごい人なのだと知った。他の著書も...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月31日

    本文をちゃんとは読めていなくて、折々に出てくる、世界中の様々な悲しみを表現した詩や言葉を、心を慰めながら読んでいました。

    大きな書店で、この本を含むみすず書房のコーナーがあり、書棚に納められた本の背表紙を眺めるだけで、何かとても静かな力みたいなものをもらう気がしました。

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    Posted by ブクログ 2021年12月28日

    ハンセン病患者の隔離された島で精神科医として働く傍ら、哲学や文学を深く愛し、人の本質を探ろうとした神谷美恵子先生の代表作。

    生きがい というとフワッとしたイメージの言葉になるが、ここではよく自己啓発本などで出てくる「好きなことをやる」などという簡単な言葉で言い表せるものではない。

    もっと現実的に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月20日

    ここまで一冊の本に長い時間をかけたのは久しぶりだった。
    1ヶ月の間、何度も何度も読みこみ、それでも正直読み解けてはいない。

    この本は主に精神医学・哲学的観点から、緻密に丁寧に「生きがい」について考察し記されている。著者も『一般のひとの生きがいを考える上でなんらかの参考になれば』と記しているように、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月11日

    岩波文庫『自省録』(マルクス・アウレーリウス)の訳者でもある神谷美恵子さんの著作。
    ハンセン病患者を精神科医師の立場で接するなかで肉付けされた「生きがい」の喪失と発見についての考察は、深く考えさせられる。

    死別や事件・事故、受刑など他の理由で生きがいを失った人だけでなく、日常生活をつつながく送りな...続きを読む

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