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激しい社会変動に追いつけず、立ち往生している――そんな、日本の「おとな」の特徴は、社会が変わっているのに旧態依然たる「あるべき」姿に縛られたところにある。いかにそこから脱するか。高齢化時代を自分らしく生き抜くために、何を考えればいいのか。好評を博した『子どもが育つ条件』のおとな版。
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Posted by ブクログ
とても有意義な時間だった。特に子育てに関するところでは、親になると親をすることの違いや、親をすることで発達する機能について興味深く読み進められた。また夫婦間において、妻が働いていることによって良好な関係が築ける傾向にあることや、妻自身の幸福にも影響しているといった内容は育休中の私にはとても響いた。 ...続きを読む ■メモ 主な幸福感は、以下の3つからくる。有能感(知識や技能を獲得し有能感や効力感を味わう、生命感(家族や他者との親和と承認)、達成感(活動を通じて達成感を味わう)
著者の「子供が育つ条件」を読み、ハッと気づかされることが多かったので、続編的なこちらも読みました。男の人は読んでいると、普段の自分を省みて、いかに妻のことを理解していないか、いかに自分本意であったかを痛感します。。 家族とは、家事とは、誰のためにあるかなど、普段当たり前になっていることを考えるきっか...続きを読むけになります。
とても興味深く読んだ。親になることと親をすることの違い。育児=育自などの著者の言葉が胸に残った。最も興味をひかれたのは幸福感の見解。かつて「男はしごと、女は家庭」という性別分業かなされていたが、社会の変化によりその意味は失った。現代において重要なのは仕事と家庭のワークライフバランスである。育児不安が...続きを読む無職主婦に多いという結果はそのバランスがうまく保たれていない一例である。女性は、個として認められることがその幸福感につながる。社会参加の重要性を改めて感じた。
私が知りたかった分野は「発達心理学」だということが、この本を読んでわかった。 それにしても、14ページの以下の箇所には驚いた。 日本の子どもでは、「持続性」「抑制」といった特徴をもっている子どもの知能や学力が高いのですが、アメリカの子どもでは持続性や抑制は知能とは無関係で、自分から能動的に取り組む...続きを読む、人と違ったことをする「自発性/能動性」「独創性」が高知能・高学力と結びついているのです。日米の子どもの「知的に発達」は質的にずいぶん違うのです。 私アメリカで生まれ育ってたら、高知能・高学力を得られていたかもな(笑)
おとなも発達する、というか能力に偏りがでてくるという主張。日本でのおとなの発達課題をアイデンティティやジェンダーというキーワードから紐解く。夫は幸せ妻は不満という典型的な家庭が熟年離婚となるには、コミュニケーションの方法やコミュニティの広げ方に問題があった。今後は「働く母」とか「イクメン」とか言って...続きを読むないで男女子供ともに自分のケア、そして他人のケアが出来るようになることが大事とのこと。p169「ああはなりたくない」は、動物のようにモデルをそのまま模倣せず、モデルから逆の「なりたい」自分を考える、人間ならではのこと。能動的に学ぶ姿勢と力です。という言葉が良かった。図や表があまりにきれいにまとまってたのでほんまかいな?と思うとこはあったが、数値を根拠に論が進むので感情論でなくよく分かった。
大人の心理の分析が的確です。ジェンダーの立場からの指摘も今考えてみると本当にそうだと思って反省もしました。もっともっと社会から変えていかないとね。
社会化による人の発達が現実社会を生きるために不都合が出て来ている。旧来の価値観に基づいた社会化に身を委ねるのではなく、自分でこれからのあるべき姿を模索し、それに向けて力を注ぐことが大事である。と解釈しました。そうすると今の学校教育でいいのかなと考えさせられた。もっと自分で考え自分で行動する人を育てる...続きを読むように持っていかないとなあ。
家族関係に問題を抱えている時に出会った。 日本と諸外国との比較や、日本の社会性からの家庭環境の考察がされていて印象的であった。
タイトルからはもう少し科学的な内容で、人間という生物の成り立ち方、育ち方、かと思ったが あにはからんや。日本社会の持つ歴史や文化を、古き悪しきものと考えて引っ張られすぎているかなあ、という印象を強く持った。いわゆる濡れ落ち葉的退職後のオッサンの話やら、家族を顧みない過労死の話やら。これは、「日本のジ...続きを読むェンダー論」とでもしたほうがいいのかなあ、と思った。おとなが育たない要因は、そういう昔ながらの夫婦の依存関係の歪みよりも、「マイルドヤンキー」のような内向的社会分断のほうが今後は問題になるんじゃないかなーと想像。
自分がアンドロジニー型であることがわかった。 「選択縁」というのは上野千鶴子の書籍で知った覚えがある。 自分が成長し発達するために両性具有的でなければならず、自ら選び取った「縁」の中で生きなければならないのでしょう。 発達心理学とあったので、発達障害の本かなぁ・・・と思ったのですが、もっぱら「自分の...続きを読む生き方」を問うているものでした。
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