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税制の根幹を破壊する悪質な課税逃れ。そのカラクリの中心にあるのがタックス・ヘイブンだ。マネーの亡者が群れ蠢く、富を吸い込むブラックホール。市民の目の届かない場所で、税負担の公平を損なうさまざまな悪事が行なわれている。その知られざる実態を明らかにし、生活と経済へ及ぼす害悪に警鐘を鳴らす。
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Posted by ブクログ
2013年のお話なので10年以上たっていますが、志賀さんの思いがどれだけ実現しているのか。マネーの奔流はコントロールできるのかしらん。
税金をどう合法的に回避するのか? と考えるのは、個人であれ、企業であれ、必然である。 あまりにも、納めた税が、不具合な使われ方をしているからである。 企業のグローバル化のなかで、「税回避」は、 複雑で多様化し、小さな国や特殊な国などは、その優遇によって 税をかすめ取ろうとすることは、ありうることだ。...続きを読む アメリカでは、州によって税金が違うというのも、面白いなぁ。 著者 志賀櫻氏は、税金の法制的な立場や税金のコントロールする立場に 身を置いたこともあり、何を問題にしているのかがよくわかっていい。 ここまで、書いていいのかという感じでもある。 所得税が、1億円がピークで、それより超えていくと減っていくという 富裕層の優遇制度があるのに、驚いた。累進課税と思っていたので。 タックスヘイブンの特徴 ①まともな税制がない。 ②固い秘密保持法制がある。 ③金融規制やその他の法規制が欠如している。 それに対して、タックスヘイブンを利用するのは ①高額所得者や大企業による脱税・租税回避。 ②マネーロンダリング、テロ資金への関与。 ③巨額投機マネーによる政界経済の大規模な破壊。 本来納付すべき税金と実際に納付されている税金との差額をタックスギャップという。 アメリカでは、算出されているが、日本では算出されていない。 タックスヘイブンに逃れることについて、警鐘を鳴らし、 「税は文明の対価である」という言葉に、税の意味を集約させていく。 しかし、文明はそんなに成熟していないのである。 大きな企業ほど、税回避の方法論を徹底して研究し、実行している。 グローバル化すればするほど、その傾向が増長する。 この本は、よく 解明してあって、面白かった。
タックス・ヘイブンのあまりの酷さに愕然。米国,英国の独り善がりにも驚いた。 グリードな人々とマネーによって世の中がとんでもない状態にされているが,なんともならないんだ。
大蔵省=財務省で主税局主計官、東京税関長を務め、財務省退官後は政府税調メンバーとして国際税制の世界に関わるかたわら、弁護士として企業の国際会計を支え来た人物の著書。筆者は官僚として大蔵省・財務省として在籍した期間のほとんどを、国際税制の世界で過ごしてきた。彼が紹介する世界は、あの手この手を使って節税...続きを読むを逃れようとする資本家及びグローバル企業と、それを阻止しようとする税務当局の暗闘である。しかも資本家・グローバル企業サイドには、本来なら脱税を取り締まる側にあるべき徴税機関が、資本家サイドに与しているという、驚愕の事実が明らかにされる。タイトルにある「タックス・ヘイブン」の起源は、もともと王族の資産を管理するためのものであり、その秘密を守るためには、諜報機関がしゃしゃり出るのは日常茶飯事なのだ。そのため筆者は、相手の理不尽な言い分に煮え湯を飲まされることを何度も経験してきた。彼の筆致からは、そのことについての憤りがひしひしとかじられる。だがそれ以上に無念なのは、筆者が昨年末に病のために昇天したことである。「パナマ文書」が国際ジャーナリスト集団によって暴露されたが、日本ではいつの間にか話題にすら上らなくなった。筆者が生きていたら、この事態をどう解説したのだろうかと思うと、無念でならない。
マネーが暴走するグローバル経済の中で世界中がシティズンシップ課税を導入し、真面目な納税者が泣きをみることのないような世界を実現したい
悪知恵をフル活用して、法の網をかいくぐり、徴税吏から逃げおおせた富裕層やグローバル企業は、虎の子のマネーを悪用し更なる自己拡大を計る。その過程で発生する財政危機や金融危機のリスクを、自分達以外の人々に被せながら。 恰も台風の如く、国境など関係無しに方々を荒らして回る連中に、我々はどう立ち向かえば良...続きを読むいのだろうか。
タックスヘイブン……名前は聞いたことありましたがいまいちどういう存在かわからないので本書を手に取りました。 そこで、タックスヘイブンに関連する金融機関をとおすことで税金逃れのようなことが横行している実態をはじめて知りました。しかも先進国が表では国際協力とか言って、規制の方向でまとまっている状況がある...続きを読む一方、英国や米国は自分のお抱えのタックスヘイブンを持っているという非常に姑息とも言える一面があります。 先日、今話題の経済学者ピケティの解説本を読みましたが、結論の一つとして税金の累進性を高めることで高所得者から低所得者に再分配し格差を小さくするとありました。しかし、これは課税すればきちんと税金が集まるという前提からの話で、タックスヘイブン等の抜け道がある限り累進性を高めたところで結局は所得の低いものが犠牲になってしまいます。 筆者は何度も言っていますが、経済は国境を越えてグローバルになっている反面、国を超えて取り締まるのは非常に難しいものがあるそうです。税金は公平に徴収するのが基本で制度を逆手に取った取引で儲けを増やすということは心情的に許せませんのでなんとかこの問題が解決されることを願っています。 あと、余談ですが筆者の経験値がハンパないです(笑)日本代表として交渉したり、あるところでは銃撃されたり……。
筆者は東大法学部で司法試験に合格して卒業し、大蔵省に入省。その後、国際機関を含む数々の要職を経由した、絵に描いたようなエリートだ。 本書はタックス・ヘイブンを含む脱税やマネーロンダリングといった資金関係の問題の入門書としてだけでなく、筆者の経験をノンフィクション・ストーリーとして観賞する意味でも面白...続きを読むい。特に中盤。 ところどころ説明が不親切に感じられる部分もあったが、それでも今まで自分の辞書と全く接点を持たなかった領域からの視座を与えてくれたという意味では、☆5に相応しい。
これは啓蒙書だな、と。 タックスヘイブン、言葉と南国のイメージだけが先行していて、その有害さを知らずにいたけれど、これは金融を駄目にする癌なんだな…。
タックスヘイブンにおいてどのような仕組みで租税回避ができるのか知りたくて本書を手 にした。 ただ技術的な手法の公開を期待していた場合、本書はその期待に答えることができない。そ れを教示することは、新書の読書層には想定していないのだろうし、安易な情報公開を控え ることで模倣するものを事前に阻止するこ...続きを読むとになるのも理由なのだろう。 本書を読んで良かったことは、租税回避地の定義を知ることができたことだ。 私は、タックスヘイブンとは低率な税負担を課している地域であるとしか考えなかったが、 むしろそれよりも情報の秘匿性の方が租税回避地において重要であるという。 確かに考えてみれば当たり前の話で、汚いお金の出先がどこにあるか簡単に追跡できれば、 租税回避地にお金を流すことの動機は無くなるだろう。情報秘匿性の重要性を改めて知る ことができて良かった。 後、タックスヘイブンは欧米、特に米英、並びにその支配権に点在していることが、そのこ とが示唆していることは大きいと感じた。 本書は十年ほど前に書かれた本である。バイデン政権がタックスヘイブンに対して対策を打 つと以前聞いたので現在の状況とは異なるだろうが、タックスヘイブンの制度を採用しよ うと思ったら、税吏の権力との関係上アメリカ、イギリスのような覇権国家側の方が実現し やすいのかなと思った。実際にアメリカの税務当局は国家を跨ぎ強権を発している。 金融市場を牛耳り、繁栄を謳歌しているこのような国家が、タックスヘイブンの制度を利用 したテロ組織との間での無益な争いに終始している状況を当該政府はどのように考えてい るのだろうか。現在のウクライナ戦争における、中露と欧米諸国の覇権争いを巡って生じて いる第三国との関係性の変化に何か重なる印象を受けた。 余談であるが著者は官僚出身で例に漏れず、各地での武勇伝が随所に散りばめられている。 これも愛嬌の一つであり啓蒙書の本領発揮というところか。
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