J.R.ヒメーネスの作品一覧

「J.R.ヒメーネス」の「プラテーロとわたし」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • プラテーロとわたし
    4.4
    1巻990円 (税込)
    真っ青な空と真っ白な家が目にいたいほど明るい、太陽の町モゲール。首都マドリードで健康をそこなったヒメーネス(1881-1958)は、アンダルシアの故郷の田園生活の中で、読書と瞑想と詩作に没頭した。月のように銀色の、やわらかい毛並みの驢馬プラテーロに優しく語りかけながら過ごした日々を、138編の散文詩に描き出す。

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ユーザーレビュー

  • プラテーロとわたし

    Posted by ブクログ

    そのときの景色や空気を、文字がほんとうにつくっている。わたしの語彙力ではうつくしいとか、きれいとか、そういう形容詞しか出てこないけれど、そんな言葉じゃ足りないくらいうつくしい言葉たちの集まりだった。なにより、プラテーロがとってもかわいい。読んだすべてが素朴で、穏やかで、天国がこんな場所だったらいいのになあと結構本気で思った。

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    2025年03月10日
  • プラテーロとわたし

    Posted by ブクログ

    ノーベル文学賞作家ヒメーネスがロバのプラテーロを熱烈にかわいがる話です。
    もう本当にかわいがりすぎて読んでいるこちらまでロバってなんてかわいくてやさしくて美しい生き物なんだろうという気になってしまいました。
    そして、愛するものと見る世界のなんと哀しく、美しいこと。
    この本の挿絵がまたかわいい。土手に額をすりつけるプラテーロとか背中に背負った花をもぐもぐ食べてるプラテーロとか見てるだけで笑顔にさせられました。

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    2013年11月17日
  • プラテーロとわたし

    Posted by ブクログ

    飼っていた、大好きなネズミが死んでしまった次の日に、とある雑誌でレビューをみかけて、購入。
    小学校のころに図書室にあった気がするんだけど、まさかプラテーロがロバだとは思ってなかった。

    美しいものも、悲しいものも、醜いものも、ロバの目に映ればやわらかくて優しい。

    動物は、何も言わないからこそ、ヒトが言えないことがよくわかることがある。
    難しいことを、余分なことを、ヒトみたいに考えていないから、尊いこともある。魂なんて、余分なもの、持ってないから、動物は愛しい。

    疲れている人。大好きなペットをなくしてしまった人におすすめ。

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    2012年02月22日
  • プラテーロとわたし

    Posted by ブクログ

    ファンラモン・ヒメネスさんのロバ、プラテーロ。
    時には、優しく。
    時には、物悲しく。
    そして、全文を通してスペインのモゲールという町の穏やかさが描かれている。
    小さく、か弱い動物を静かに慈しむ目。

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    2012年02月01日
  • プラテーロとわたし

    Posted by ブクログ

    ノーベル賞受賞詩人の詩集です。
    易しい言葉で、人生の深淵を水彩画のように、みずみずしく描いています。アンダルシアからの風を感じられます。小さきものたち(人も動物も含めて)を見つめた詩です。
    一生、手元においておきたい一冊です。
    最近、藤城清治氏がプラテーロを題材に影絵制作をしていました。そちらも素敵です。

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    2011年07月28日

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