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Posted by ブクログ
前半の第一章に「エネルギー渉猟文明」と題して、これまでのエネルギーの歴史を詳しく解説している。古代ギリシアや古代ローマのエネルギー技術から、現代のシェールガス革命と呼ばれるものまで網羅しており、エネルギーの歴史を学び直すことができた。
筆者は、世間は「エネルギー」と言いながらも議論は電気に偏っているという。もっと熱エネルギーなども一緒に議論すべきだという。ヨーロッパでは発電と共に熱供給施設を持つ「地域熱供給(district heating)」というものが広く普及しているという。それは素晴らしいシステムであり、ぜひ我が国にも導入を検討すべきだろう。
しかし広く普及と言いながら、どの国にどれだけの設備があって、どれだけの熱や電力を供給しているのか、具体的な数字などが全く示されていないのが残念だ。
自然エネルギーへの転換を訴えながらも、反化石燃料や脱原発に固執することなく、中立的な書き方にも思えるが、「電気(電力会社)=悪」の大前提が見え隠れするようで、若干の違和感を覚えた。
いずれにしてもエネルギー問題を学び直す良い機会になった。
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