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将来への不安や悩みを抱えながら海外へ旅立った若者がオーストラリア、ユーラシア大陸、ヨーロッパ、アフリカへと続く5年半にわたる旅で体験し、学んだものは何だったのか。国家に抗して小さな独立国を作った農民やある目的のために路上で楽器を弾き続ける老人など、旅で出会った様々な人々の姿を通して「生きること」の意味を探る。
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Posted by ブクログ
伝える仕事っていいなあ。著者の試行錯誤しながらも力強く真摯に世界を歩く様に、背中を押される。旅に出たくてしょうがなくなる!
中高生向けの本らしく、読みやすい。内容もスッと入ってくる。すごく旅に出たくなる。 今の自分が、世界レベルで見るとすごく幸せなほうだって頭では理解してるけど、今の当たり前が当たり前すぎて、あまり実感がない。 けどこの本を読んで、それを再認識した。 離れた場所に家族がいて、帰る場所があって、食料が手...続きを読むに入って。 それがいかに幸福なことか。 これまで出会った人々、今も連絡を取ってる人、連絡を取らなくなった人、行方が不明な人、そしてこれから出会う人々。 そういったことを感じさせてくれる。 何気なく借りた本だけど、読むことができてよかった。 そして高度な生活レベルにどっぷり浸かってる自分は今、携帯電話を無くしていてとても不便です。
無数のつながりをつくり続け、無限の網の目出てきているこの世界。この世界の新しい点を見つけるのが旅なのかも知れない。
自ら旅暮らしを選んだ近藤さんご夫妻と「帰る場所」から遠く離れた人々との出会いが感慨深い。 イランとスイスの章が特に印象に残った。
5年余りにわたって夫婦で世界を旅した著者が出会った各地の人々の生き様が心に残る。世界は、広く深い。異なるものに触れて幅を広げたい。
昨年末に知りとても興味を持った近藤雄生さんの本。私にとって2作品目。この本は、中高生ぐらいを対象に書かれているが、作者夫婦がどのような旅をしてきたか、またどんな人と出会ったかがよくわかっておもしろい。この作者の本は、もっと読んでいきたいと思う。
子ども向けに書かれてる本(岩波ジュニア文庫)だけあって、子どもに語り掛けるような優しい口調(文調?)の本でした。 作者は5年間、ライターの仕事をしながら、奥さんと世界を旅して回ったそうです。 ”世界各国でいろんな人がさまざまな生き方をしているのを知ると、日本で私たちが考えている「普通の生き方」とい...続きを読むうのが、じつは全く標準的でもなんでもないことに気づかされると思います。そしてみなさんには枠組みにとらわれない自由な発想で、自分自身の生き方を作っていってもらえたらと願っています。”
世界を各国の文化に触れる旅がしてみたい。自由気ままにのんびりと。今の生活に不満はないけれど、一度やってみたいことである。
「世界にはいろんな生き方があふれている」 私が近頃実感することだったので、本当にその通りだな…と。 世間の大多数の人、みんなの意見、「こうした方がいい」「ふつうはこうだよ」という言葉。 でも、その私たちが「当たり前」だと思っている「ふつう」って?実は一歩世界に飛び出してみると、私たちが「当たり前」と...続きを読む思っていた世界って、むしろ非常識だったりする。 私たちはみな、世間の常識に振り回されたり、後ろ指さされたりすることもあるけれど。でも、一度きりの人生。いろんな生き方があって当然だ。 旅をすることは、そういった私たちの「当たり前」を崩して、世界を広くしてくれる。
最近の若者たちは 海外に行くということが あまりなくなってきているという。 インターネットで ある程度の情報がわかり ヴァーチャルな旅行で 満足してしまうそうだ。 実際旅行をしてみると インターネットでは 得られない さまざまなことに出会う。 旅行をしてみるならば、 これくらいのスケールで 旅行す...続きを読むるのも楽しいだろう。 近藤雄生はいう 『世界にはいろんな生き方があふれている』 と確かにそうだ。 近藤雄生は 旅先で いろんなヒトの生き方から 何かを学び取ろうとする。 西オーストラリアの バーバンクでは イルカのボランティアをしている ジンバブエから来た白人から 自分の国に 安心して住むことができることの 意味を問う。 また 自分で小さな国を作ってしまったヒトを通じて 国とは何かを考える。 インドネシアの海に面した村では 生きているものを得ることによってしか生きられない 現実を突きつけられる。 『象牙を持った水牛のような大きなクジラよ 一緒に村に帰ろう。 我らに食を与えてくれ、村に食べ物を与えてくれ』 (「クジラと生きる」) ビルマに侵攻した 日本の軍人が戦争を終わっても そのまま 現地のヒトと同じような生活をしている姿を見ながら 日本人とは何かを考える。 昆明の 路上で 二胡を引いている 老人が ヒトを殺して逃げている息子を求めていることから 国を超えて 親とは何かを考えさせる。 腕一本で 武道家として 生きる日本人から 本当に闘うこととは何かをかんがえる。 スイスで 亡命している 18歳のチベット人の スイスの豊かさと チベットでの不自由でありながら 自分の故郷を思い、スイスで ウソをついて生きている悲しさをつく。 人々は 何を思って 生きているのか 旅をしながら それにぶつかり 自分の問題として考えていく姿は 今の若者たちにも つたえたい 旅の姿の醍醐味である。 よくねられた 楽しい旅行記で 説教がましくないところがいい。 近藤雄生の言葉の中で 『最近の日本では、とにかく少しでも危険なものは なくしていこうという傾向を感じるけれど、 実際にするべきなのは、危険なものを すべて取り除くことではなく 危険があることを認識して それをどうやって避けていくかを 自ら学んでいくことのはずなのです。』 たしかに 日本では 守られすぎている。 コミュニケーションができないという言葉の壁もない。 危険 を恐れていては 人生を楽しむことは できないのだろうね。
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