~名古屋、長者町、物語としてのコミュニティデザイン?~
豊富なまちづくりのWS等の経験があって、それをうかがわせる。名古屋にいたときに読んでおけば、長者町とか名工大とか、ゆかりが探れたかもなとかとも思う。
難しい内容ではなく、まちづくりのエッセンスみたいなことが、絵本みたいな感じで綴られる。
た
...続きを読むだその文章が読み易いかというと、そうでもなくて、必ずしも入り込んでいけないから、基本、うわべのみ読んで流してしまう感じがある。ちょっと、玄人好みなところが強いかな。
市民に「参加」してもらうための楽しさ(#6)、笑い(#7)というのは本当にそうだろうなと思うし、そう思わせるエピソードが示されているのは、面白いし説得力がある。
合意形成のため「生活知」(#18)をきくというのも、吉村伸一さんの和泉川とのやり方に似ていて、共感した。
ワークショップ(#22)の7つの重要ポイント
――プロセスデザイン、プログラムデザイン、参加者デザイン、ファシリテーション、合意形成支援、情報編集、ロジ――。
このあたりは参考になったし、今後機会があればまた読み返してみたいとも思った。
岡崎「りぶら」のことで語られているのも印象的だし、もっと「りぶら」を知りたかった。
こういう内容は、新書というより、もっとビジュアルに満ちたカタログ的な書物のほうが向くようにも思った。
変わった一冊だったなあ。