作品一覧

  • ジョゼフ・フーシェ ある政治的人間の肖像
    4.5
    1巻1,430円 (税込)
    この男、陰謀好きにつき―― フランス革命から帝政、さらに復古王政へ。この激動期に現れた「完全なマキアヴェリスト」ジョゼフ・フーシェ(一七五九―一八二〇)。ある時はギロチンよりも効率的な方法で反動者を殺戮し、ある時は秘密警察を駆使し、ナポレオンをも心理的に追いつめる。陰謀と変節と裏切りの限りを尽くして生き抜いた政治的人間の生態を浮き彫りにする本格評伝。 『マリー・アントワネット』と並ぶ著者の代表作。改訳版。 目次 第1章 売りだすまで 1759―1793年 第2章 「リヨンの虐殺者」 1793年 第3章 ロベスピエールとのたたかい 1794年 第4章 総裁政府と統領政府の大臣 1799―1802年 第5章 皇帝の大臣 1804―1811年 第6章 皇帝にたいするたたかい 1810年 第7章 気のすすまない間奏曲 1810―1815年 第8章 ナポレオンとの決戦 1815年 百日天下 第9章 失脚と最期 1815―1820年
  • ゲーテとの対話 上
    4.2
    1~3巻1,122~1,320円 (税込)
    人生を貪欲に生きぬいたゲーテ。その最晩年の汲めども尽きぬ言葉の数々に満ちた対話の記録。

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  • 変身・断食芸人
    4.2
    1巻627円 (税込)
    一家の大黒柱として勤勉に生きてきた青年ザムザ。ある朝目覚めてみると、彼は一匹の毒虫と化していた―。確たる理由もなく、とつぜん一人の青年をおそう状況の変化。その姿をたんたんと即物的に描くカフカ(一八八三―一九二四)の筆致は、荒涼たる孤独地獄を私たちに思い知らせてやまない。カフカ生前発表の二篇を収録。(改訳)

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ユーザーレビュー

  • 変身・断食芸人

    Posted by ブクログ

    グレゴール・ザムザ 満を持して二度寝す。ってポップに言えないくらい家族からの扱いが酷いのなんのってw宮沢賢治の妹とは大違いだよ!ラスト、オー!マイキー かよ!

    断食芸人は片岡鶴太郎氏でしたねw

    カフカ 短編集にもちょいちょいあるけど
    サーカスネタ多いのね

    0
    2025年09月13日
  • ジョゼフ・フーシェ ある政治的人間の肖像

    Posted by ブクログ

    時と場合で次々と立場を変える政治家。信念をもったやつは全員死んだが、フーシェは生き残った。現代にもコロコロ政党変わって生き残ってる政治家いますよね。

    0
    2025年07月09日
  • 変身・断食芸人

    Posted by ブクログ

    1958年初版なのでフォントの読みにくさはあるものの、訳の言葉に古さを全く感じませんでした。

    1編目は中編の『変身』。
    結末を知らなかったので、この本をどう読んだらいいのか手探りで読んでいきました。朝、いきなり毒虫になった体を苦労しながら動かす姿に、マンガ化するなら笑えるかも、などと想像しながら読んでいきました。しかし結末は…

    まず、毒虫としての表現が凄すぎる。足は勝手に動くし、ねばねばが出るし、虫嫌いのひとは絶対に受け付けないと思います。
    主人公・グレゴールの行動が徐々に虫らしくなっていくところに少し笑ってしまう部分があるけれど、とても哀しい。それに正比例して家族からの扱いがぞんざいにな

    0
    2025年06月10日
  • 変身・断食芸人

    Posted by ブクログ

    『変身』は再読。断食芸人の覚悟は、ある種の殉教者のようで、どこか神聖ささえ感じた。断食を信じてもらえないのは辛いだろうな、と思った。私には無理だ。予想していたけれど、結末はカフカ的不条理に満ちていて悲しい。

    0
    2025年06月01日
  • 変身・断食芸人

    Posted by ブクログ

    読書会のために再読。今回ラストの明るい結末について話し合った結果、あれは「毒虫からの解放」ではなく「グレゴールからの解放」だったのではないか?という結論に落ち着いた。「変身」以前のザムザ家で主人公は、転落した父、世間知らずな妹、病弱な母という役名を自己の家族に付し、「自分が家族を支える」という自分の「物語」の中に家族を囚えていたのでは?と考えたのだ。事実「変身」以降、父は働くようになり妹は勉強もするようになった。彼らの向上心を阻んでいたのはグレゴール自身だったという皮肉。

    0
    2024年03月15日

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