【感想・ネタバレ】ジョゼフ・フーシェ ある政治的人間の肖像のレビュー

あらすじ

この男、陰謀好きにつき――

フランス革命から帝政、さらに復古王政へ。この激動期に現れた「完全なマキアヴェリスト」ジョゼフ・フーシェ(一七五九―一八二〇)。ある時はギロチンよりも効率的な方法で反動者を殺戮し、ある時は秘密警察を駆使し、ナポレオンをも心理的に追いつめる。陰謀と変節と裏切りの限りを尽くして生き抜いた政治的人間の生態を浮き彫りにする本格評伝。
『マリー・アントワネット』と並ぶ著者の代表作。改訳版。

目次
第1章 売りだすまで 1759―1793年
第2章 「リヨンの虐殺者」 1793年
第3章 ロベスピエールとのたたかい 1794年
第4章 総裁政府と統領政府の大臣 1799―1802年
第5章 皇帝の大臣 1804―1811年
第6章 皇帝にたいするたたかい 1810年
第7章 気のすすまない間奏曲 1810―1815年
第8章 ナポレオンとの決戦 1815年 百日天下
第9章 失脚と最期 1815―1820年

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Posted by ブクログ

時と場合で次々と立場を変える政治家。信念をもったやつは全員死んだが、フーシェは生き残った。現代にもコロコロ政党変わって生き残ってる政治家いますよね。

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2025年07月09日

Posted by ブクログ

「生まれながらの裏切り者」を深く洞察した伝記。
___
総裁政府でも統領政府でも帝政でも王政でも、いったん政府が苦境に立って、適当な仲介者、調停者、整理者がいるとなると、この赤旗を持った男、最も信頼できない性格の持主ではあるが、最も信頼するにたる外交家ジョゼフ・フーシェに、いつでも人々の目が向くのである。

0
2025年02月28日

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