金谷治の作品一覧

「金谷治」の「論語」「老子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 老子
    4.1
    1巻1,100円 (税込)
    『老子』は、『論語』とならぶ中国の代表的な古典である。その思想は、人間はその背後に広がる自然世界の万物のなかの一つであるという自然思想の立場をつらぬくことにある。したがって老子は、人間の知識と欲望が作りあげた文化や文明にたいして懐疑をいだき、鋭く批判する。無知無欲であれ、無為であれ、そして自然に帰って本来の自己を発見せよ、という。中国思想研究の第一人者が説く老子の精髄。
  • 韓非子 第三冊
    4.4
    3~4巻990~1,111円 (税込)
    中国古代の法家思想の大成者とされる戦国末期の思想家韓非とその継承者の論著の集成。人間とは自分の利益を追求する存在であるという非情な人間観から、歯切れのよい文章で、法律・刑罰を政治の基礎だと説いてゆく。秦の始皇帝の法律万能の思想こそ、この法家思想であった。また、伝説・寓話に満ちた書としても有名である。付・索引。

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  • 大学・中庸
    4.0
    天下国家の政治もその根本は一身の修養にあることを説く『大学』。人間の本性とは何かを論じ、「誠」の哲学を説く『中庸』。朱子によって『論語』『孟子』とともに四書の1つとされた儒教の代表的な経典。本書では、朱子以前の古い読み方を探求して、両書の本来の意味を明らかにすることを主眼とした。朱子の『大学章句』等を併収。

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  • あるがままの生き方のススメ 老荘思想がよくわかる本
    -
    「論語」に代表される儒家の教えが、政治権力者に認められた表向きの正統思想であるとすると、「老荘」は裏街道を行く思想です。古くから中国の知識人たちは、政治舞台で活躍するために儒家思想を後ろ盾としてきました。ところが、自らの人生への慰安を考える際、彼らは「老子」や「荘子」の思想に寄り添うことで癒しを得、自らの精神生活を豊かなものにしようとしたのです。「足るを知り、これで十分だ、ありがたい人生だ」と満足することの大切さ。「老荘」の教えは、今も多くの人たちの心に響きます。
  • 論語
    4.2
    古代中国の大古典「四書」のひとつで、孔子とその弟子たちの言行を集録したもの。古い道徳主義のイメージをもつ人もあろうが、人間として守るべきまた行うべき、しごく当り前のことが簡潔な言葉で記されている。長年にわたって親しまれてきた岩波文庫版『論語』がさらに読みやすくなった改訂新版。

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  • 新訂 孫子
    4.2
    『孫子』13篇は、中国最古のすぐれた兵書である。しかし、そこに記された戦略・戦術の論議における深遠な洞察は、ひろく人生全般の問題に適用しうるものである。新出土の竹簡資料との照合も経て、またさらに読みやすくなった新訂版。原文と読み下し文と現代語訳に平易な注を加え、巻末には重要語句索引を付してある。

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  • 論語と私
    -
    論語と私とは、「論語」研究家として著名な著者が、研究生活を振り返りながら、より親しみやすい「論語」の世界へ導く。

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  • 老子

    Posted by ブクログ

    自然に生きることの大切さ、物事を色々な側面で捉えることの重要性など、現代社会で通ずる様々なことを短話で教えてくれる古典的名著。

    0
    2024年12月02日
  • 論語

    Posted by ブクログ


    100%解釈出来たかと言えばおそらく全くだと思うが、基本的には「当たり前」の事が書かれていました。例えば「親を大事にする」とか「目上の人を敬う」だとか。しかし、当たり前だからこそ、実践出来ていないものや自分の生活に置き換えられるものが多く、好きなフレーズをチェックしておいて、教訓として読み返すことが出来ます。

    0
    2024年09月29日
  • 新訂 孫子

    Posted by ブクログ

    関ヶ原の戦いでとった徳川家康の行動を考えながら、孫子を読むと家康の天才的な軍師ぶりに感銘すりるばかりである。戦いとは、すでに戦う前の準備段階でほぼ決まっているのである。

    0
    2024年08月27日
  • 論語

    Posted by ブクログ

    まえがきを読むだけで、いかに先人が大切にしてきた思想を丁寧に「翻訳」したのかが分かって感動する。
    テキストの選定から、本邦の読み下し文、さらに和漢の解釈の検討・・・著者の金谷氏によると、奇説を避けて穏当な訳を心がけたそうで、まさに基本となる本だと思う。
    読むたびに新しい発見がある。
    この本でピンと来ないところも、より踏み込んだ解釈をしている論語本や、実業家による論語をベースにした人生訓みたいな本と比較しても面白い。
    実際に、聖人と呼ばれた孔子も人間的なところがあり、いやむしろ、人間的な魅力に溢れた人だったからこそ、弟子や政治家との生き生きとした会話が何千年もの時を超えて今に伝えられているのでは

    0
    2024年08月03日
  • 老子

    Posted by ブクログ

    老子
    無知無欲のすすめ
    著:金谷 治
    紙版
    講談社学術文庫 1278

    関西将棋会館の対局室に掲げられる四永世名人の掛け軸が、老子からのものだと知って不思議な思いがした。

    人法地 地法天 天法道 道法自然 (25章)
    人は地にのっとり、地は、天にのっとり、天は、道にのっとり、道は自然にのっとる

    天法道 十四世名人 木村義雄
    地法天 十五世名人 大山康晴
    人法地 十六世名人 中原誠
    道法自然 十七世名人 谷川浩司

    本書では、25章は、万物の根本であり始源である「道」を説く章 とある

    将棋というものを、道としてとらえているのか、将棋の無限の変化を、混沌とした世界ととたえているのか、
    老子に

    0
    2024年02月08日

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