金谷治のレビュー一覧

  • 新訂 孫子

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    戦術には正攻法と奇襲の2種類しかない、戦争に勝つために揃えなければならない要素+外部環境を整えることも重要という点は戦争以外にもビジネス他なんでも応用できると思った。結構すごい本やと思う。さすが中国三千年の歴史。
    ポーカー力ブレイクスルーさせてくれてありがとうの本。

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    2025年10月09日
  • 論語

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    そもそも2500年以上前の人が残した言葉を今読めるというだけで奇跡のようなことだと思うし、またその言葉には現代にも活かせるようなものが沢山あり、それもまた人間の普遍性に不思議を感じます。

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    2025年09月30日
  • 新訂 孫子

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    有名な兵法書だが、未読だった。
    さすがにためになることが書いてある。用間(スパイ)の重要性も書いてあり、昔から変わっていないのだと分かる。
    日本も世界も世情がきな臭くなりつつあるが、こうした兵法が役に立つことがないように祈るばかりである。
    巻末の付録として、史記の「孫子伝」が載せられているが、こちらも興味深いものだった。

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    2025年04月05日
  • あるがままの生き方のススメ 老荘思想がよくわかる本

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    道家思想(老子と荘子に代表される中国思想)の入門書。重要な部分をピックアップして、その解釈を平易に説明している。

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    2025年03月31日
  • 老子

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    自己啓発をゴリゴリ行わないと時代に取り残されるという思いもあって頑張っている面もあるが、一方無理して頑張った先に何があるのか?と自問することがたびたびある。そんな中、老子の教えである「自然に生きることの大切さ」を思い出し、頑張るのは大事だけど無理ない範囲で頑張ればいいかと悟らせてくれた。最初に読んだのは大学生のころだが、30代になった今の方が学ぶことが多い。今後の人生でも悩む場面は多々あるだろうが、その際は改めて頼ることになるだろう。

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    2024年12月02日
  • 論語

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    100%解釈出来たかと言えばおそらく全くだと思うが、基本的には「当たり前」の事が書かれていました。例えば「親を大事にする」とか「目上の人を敬う」だとか。しかし、当たり前だからこそ、実践出来ていないものや自分の生活に置き換えられるものが多く、好きなフレーズをチェックしておいて、教訓として読み返すことが出来ます。

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    2024年09月29日
  • 新訂 孫子

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    関ヶ原の戦いでとった徳川家康の行動を考えながら、孫子を読むと家康の天才的な軍師ぶりに感銘すりるばかりである。戦いとは、すでに戦う前の準備段階でほぼ決まっているのである。

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    2025年09月15日
  • 論語

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    まえがきを読むだけで、いかに先人が大切にしてきた思想を丁寧に「翻訳」したのかが分かって感動する。
    テキストの選定から、本邦の読み下し文、さらに和漢の解釈の検討・・・著者の金谷氏によると、奇説を避けて穏当な訳を心がけたそうで、まさに基本となる本だと思う。
    読むたびに新しい発見がある。
    この本でピンと来ないところも、より踏み込んだ解釈をしている論語本や、実業家による論語をベースにした人生訓みたいな本と比較しても面白い。
    実際に、聖人と呼ばれた孔子も人間的なところがあり、いやむしろ、人間的な魅力に溢れた人だったからこそ、弟子や政治家との生き生きとした会話が何千年もの時を超えて今に伝えられているのでは

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    2024年08月03日
  • 老子

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    老子
    無知無欲のすすめ
    著:金谷 治
    紙版
    講談社学術文庫 1278

    関西将棋会館の対局室に掲げられる四永世名人の掛け軸が、老子からのものだと知って不思議な思いがした。

    人法地 地法天 天法道 道法自然 (25章)
    人は地にのっとり、地は、天にのっとり、天は、道にのっとり、道は自然にのっとる

    天法道 十四世名人 木村義雄
    地法天 十五世名人 大山康晴
    人法地 十六世名人 中原誠
    道法自然 十七世名人 谷川浩司

    本書では、25章は、万物の根本であり始源である「道」を説く章 とある

    将棋というものを、道としてとらえているのか、将棋の無限の変化を、混沌とした世界ととたえているのか、
    老子に

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    2024年02月08日
  • 新訂 孫子

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    孫子の兵法は、聞いたことがあるが、
    どのような内容で、どのような文の構成になっているのか?を知りたくて、より、難しそうな方を選択しました。

    結果的に、岩波文庫を選択しました。

    率直な感想は、とても奥が深いと感じました。
    単に、戦い方のことについてのみ書かれているのかと思っていましたが、それはとても浅い理解であることに気づきました。

    ぜひ、読むべき価値のある内容だと感じます。

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    2024年01月24日
  • 論語

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    何度も読み返したい古典。読めば読むほど新しい発見があるとどなたかが仰っていたが、まさにその通りかと。
    学生時代に読んだ時とはまた違った染み入り方をする。

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    2024年01月08日
  • 論語

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    2,500年前の孔子の言葉を弟子たちがまとめた“論語“。

    今読んでも共感できることが多くあります。

    人を気にせず、周りの人を大切にし、謙虚に学び、実践し、また学んで、成長していく。

    それが孔子の言う“仁“かなと思います。

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    2025年04月16日
  • 論語

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    ・いい意味で、思ってたよりも当たり前のことが書いてある。「他人には敬意を払おう」とか「くよくよせずに、おおらかでいよう」とか「音楽って最高!」とか。
    ・「上司や年上の言うことは絶対!」みたいな厳格なイメージだったけど、読んでみると意外とそんなことないな。むしろ「部下にはやさしくしましょう」って言ってるし。
    ・隠者に論破されそうになるところがおもしろかった。『荘子』で孔子のことが「社会的すぎる真面目な奴」として扱われてる理由がわかったよ。
    ・読む前と後で、孔子の印象がかなり変わった。おおらかでみんなに慕われてる学問と芸術が好きなおじいちゃんって感じの人だな。

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    2023年06月12日
  • 老子

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    「老子」と聖書を比較すると面白い。

    「これこそが理想的な「道」だといって人に示すことのできるような「道」は、一定不変の真実の「道」ではない。これこそが確かな「名」だといって言いあらわすことのできるような「名」は、一定不変の真実の「名」ではない。
    「名」としてあらわせないところに真実の「名」はひそみ、そこに真実の「道」があって、それこそが、天と地の生まれ出てくる唯一の始源である。そして、天と地というように「名」としてあらわせるようになったところが、さまざまな万物の生まれ出て来る母胎である。」
    「道の道とすべきは、常の道に非ず。名の名とすべきは、常の名に非ず。
    名無きは天地の始め、名有るは万物の

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    2023年02月18日
  • 韓非子 第四冊

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    韓非子シリーズの最終巻。第40の難勢から第55の制分まで。正月に読み終えた。一貫して論理性を追求し、法術を重視して、儒子・墨子の世界観を弾劾する。

    例えば、第43の定法では、韓の申不害の術(任用、評価、登用などの政治術)と秦の公孫鞅の法(行政法と刑法、賞与)を挙げ、双方とも必要である旨を説く。

    第49の五蠹(ごと)は始皇帝も読んだとされる名文で、世の中は変わるものであり、それによってとるべき対策も異なるということを古代史を紐解いて解説し、古代聖王の行いを踏襲すべきという儒者・墨者を弾劾しつつ、今の世での法術による統治の必要性を説く。

    第50の顕学も韓非子の自著とされ、儒・墨を詐欺師と断じ

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    2023年01月01日
  • 韓非子 第三冊

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    第3巻でも引き続き現実主義に立って、理想論ではなく現実の統治とはいかなるものかを説いている。

    前半の説話集では、宋襄の仁や矛盾などの説話が語られている。宋襄の仁は、まさに孔子が理想とする仁の発想が、リアルな政治の現実では役に立たないことも多いことを示している。また、全体として、完全無欠ではない君主が利益に左右される臣下をいかに統率して行くかという点に重きが置かれている。理想論よりは、今の現実社会にも妥当するのでは無いかと思う。

    後半の難とされる一連の章では、議論の様相がディベートとなる。前提として過去の説話を紹介した上で、或るひと曰く、という形で別の現実的な視点から批評する。最後の方の章で

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    2022年09月21日
  • 新訂 孫子

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    争いごとに勝利するための方法や心構えについてあらゆることが書かれています。
    必勝を期すためにはいかに頭脳明晰な人間であっても、気の遠くなるような準備が必要であることがわかりました。
    滅多なことで争いごとを始めてはいけない、周囲と争わずに落としどころを見つけ調和することが賢く生きることであると、この本は語っているのだと感じました。

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    2022年05月08日
  • 新訂 孫子

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    ネタバレ

    どうてんちしょうほう
    君主人心 将軍有能 土地 法令 軍隊強いか 訓練 賞罰
    あざむくこと
    敵を知り自分を知り土地や自然の巡りを知ると勝てる
    戦わずして勝つことが最高
    食料は現地調達
    スパイは大事
    迂直之計
    仕事は目立たないもの

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    2022年04月19日
  • 新訂 孫子

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    本文を読む価値は言わずもがなですが、解説も丁寧に読む価値があります。戦いにおける突き詰めた現実主義、主導権を握る事の重要性、など他の孫子の解説本を読む前に是非読むべきなのではと思いました。
    「彼れを知りて〜」で有名な文はありますが、私が1番気に入ったフレーズは、「故に明主賢将の動きて人に勝ち、成功の衆に出づる所以の者は、(中略)必ず人に取りて敵の情を知る者なり。」ですね。要は知るためには、結局は誰が見てこないと現実は分からないって事なのでしょうが、それだけ知るという事は難しいし重要だという事で、SNSやネットニュースに囲まれる現代では耳が痛い話です。ビジネスで調査などする時にも、希望的観測だっ

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    2022年04月15日
  • 論語

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    ビジネス書や教科書に採用される理由がよくわかった。ずばり簡潔でわかりやすく、思うことやアドバイスの内容が現代にも通じる。
    論語は訳す人によって解釈が変わってくるので、同じ論語でも少しずつ違うのが面白いと思った。その中でもこの岩波文庫の論語は比較的忠実に訳し、解説を入れているので、少々わかりにくくても、自分で解釈を考えたり、余計な先入観を入れないという意味で最初に読む論語として適しているのではないかと思う。
    私はアクティブラーニングと関連付けて読んでみたが、「生きるための論語」「アクティブラーニングとは何か」と一緒に読むと、より解釈を深められると思う。

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    2021年03月07日