金谷治のレビュー一覧

  • 論語

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    周礼を理想として生きる孔子とその弟子とのやりとり。時代は違えど孔子の伝えたかったまごころは現代にも伝わってきます。平時ならよかったのに。

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    2022年01月01日
  • 新訂 孫子

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    中国古典。
    非常に示唆に飛んだ1冊。

    戦争というのは、強力しないほうがよい。
    無血降伏が重要。
    優れた将軍は自国の消耗を極端に抑え、
    また、敵国についても無用な殺生などはしない。

    そのためにも如何に相手を知り、自分を知り、
    実情に沿った理解をし、計画を練るか。
    計画で成功しなければ実際には成功しない。

    計画を疎かにするものへの指摘もある。

    情報の重要性、
    物事を行うための準備の大事さを学んだ。

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    2021年09月02日
  • 新訂 孫子

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    社会人になり、雑談を増やすために読む。
    よくよく読むと、色々な著名人が拝借しているのを学びました。

    やはり昔からある本は良いです

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    2021年08月16日
  • 論語

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    漢文、日本語読み、現代語訳が一緒になっているものをさがしていたので、最適だった。

    現代語訳は他の本の方が詳しかったりするけど、十分。

    今の自分が気になったのは自分の身の振る舞い方に関するものがほとんど。

    思いやりを持って相手に接して、へつらうのではなく敬意を払い、正義を貫くのが大切と、今の自分は感じた。

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    2021年08月12日
  • 新訂 孫子

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    孫子の兵法を学びたくて読んだが、戦いだけでなく日常やビジネスに活かせる内容で学びが多い。
    以下、印象的な二文。
    『混乱は整治から生まれる。おくびょうは勇敢から生まれる。軟弱は剛強から生まれる。』
    『およそ戦争の原則としては、高い陵にいる敵を攻めてはならず、丘を背にして攻めてくる敵は迎え撃ってはならず、嶮しい地勢にいる敵には長く対してはならず、偽りの誘いの退却は追いかけてはならず、鋭い気勢の敵兵には攻めかけてはならず、こちらを釣りにくる餌の兵士には食いついてはならず、母国に帰る敵軍はひき止めてはならず、包囲した敵軍には必ず逃げ口をあけておき、進退きわまった敵をあまり追いつめてはならない。』

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    2021年08月09日
  • 論語

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    論語を訳した書籍はいくつもあるけれど、こちらはおそらく初心者向け。

    人が生きる上で最も必要な「道徳」を学べる本です。自身の今の考え方や思想の基盤にもなっています。

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    2021年05月28日
  • 新訂 孫子

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    ネタバレ

    名前が全力で独り歩きしがちな、孫子の兵法です。

    兵法と聞くと、戦争を知らずに生まれた私の世代含め門外漢のように聞こえますが、その実、兵法書だけではないことが読むとわかります。

    勝負の世界。勝ち負けがある領域に当てはめると、孫子(もしくはその子孫の孫臏が書いたとも言われていますが)の言い分が自分の置かれた立場にしっくりと当てはまるのです。

    人が勝敗を知るのはいつなのか?
    勝つチームと、負けるチームは勝負の前の考え方が違う。
    組織がうまく行かない6つのポイントは・・・
    兵士と接する時には「  」と接するように扱う。

    うーん、なるほど。ビジネスコンサルティングの皆さんが、ドラッガーや、カーネ

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    2021年04月17日
  • 大学・中庸

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    四書(『論語』『孟子』『大学』『中庸』)のうち『大学』『中庸』を収録。ただ、朱子の『章句』(いわゆる新注)でなく、『礼記』四十九篇から原本、古義を求める古注である。ただし、朱子の『大学章句』も読み下し文、口語訳も併収されている。

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    2019年01月13日
  • 韓非子 第三冊

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    第三冊は「外儲説林左上 第三十二」から「難 四 第三十九」を収録。様々な説話が集められているので、楽しめる。

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    2019年01月13日
  • 論語

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    四書(『論語』『孟子』『大学』『中庸』)代表格というべき『論語』。原文、読み下し文、現代語訳と簡単な注で構成されている。岩波文庫 金谷治訳注の『論語』は、朱子の「集注」(いわゆる新注)でなく、古注である。ただし、重要な異説は注として併収されている。

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    2019年01月13日
  • 論語

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    日本における道徳心や文化、価値感などに大きな影響を与えている。時が経っても社会や人間の本質が変化していないことがわかる。

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    2017年03月14日
  • 論語

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    小籔さんが大説教イベントでお勧めしてたのをきっかけに読み始めた。
    この本は価値があるわ。
    子曰がポイントやね。礼や徳を追求した孔子は自分でひけらかそうと書物にすることはなかったけれども、それによって育った弟子たちの語りが留まることを知らんね。
    21歳の私でも今まで生きてきた中で感じてきた社会の違和感があって、それがおかしいことなんやとこの本によって心の奥深くに染み込むように教えられた。
    何より自分がどう生きるかの指針となってくれる名著。

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    2016年05月17日
  • 大学・中庸

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    中庸のみ読んだ。朱子学を学ぶには、解説書を読むだけでなく、これを読むと朱子学そのものを掴んだような気になれる。訳注者は朱子以前の古い読み方を意識しているとのことだが、それはまた朱子学を相対化して捉え直すことになるのでも朱子学理解の助けになる。訳注者による「『中庸』解説」もわかりやすく勉強になる。

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    2015年07月15日
  • 大学・中庸

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    「知を致す物は格るに在り」
    自分自身の知識を十分におしきわめたいと思うなら、世界の事物について、それぞれに内在する理をきわめつくすこと。

    まさに、本を読む、学ぶ意味はここにある。

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    2014年07月12日
  • 老子

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    「世界の難問題も、必ずやさしいなんでもないことから起こり、世界の大事件も、必ず小さなちょっとしたことから起こるものだ。」

    無知の状態での生活をすすめる思想。多くの不幸があるのは、人間が様々なことを知ってしまったからだと説く。つまり、ステーキを食べたことが無い人は、ステーキを望まないのと同じである。知識が欲求に繋がり、現在の生活が”足りている”という認識を失ってしまう。

    年をとって、生きるのに疲れてから読むのが良いと思う。若いうちは、大きな目標を持ちながら生きていたい。今から無知無欲の生活を目指すのは、強者に搾取されてしまうだけだ。

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    2013年08月30日
  • 大学・中庸

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    ○読んだきっかけ:最近会う目上の方々から、ことごとく「ほどほどに」「気楽に」「がんばりすぎないで」といった助言をいただいたものの、それを納得できなかったため。
    そして、人間としてほどほどの、を意味するもっとも良い言葉が「中庸」であると思えたので。

    ○読後感想:今の僕には到底無理です。
    そもそも四書は、大学→論語→孟子→中庸の順番に読むべきもので、中庸は朱子学の総仕上げの意味合いを持っている。高遠な教えである。

    ○ポイント
    ・中庸は、過もなく不及もないところに、ある
    ・中庸のハードルは超高い(中庸を守り続けるのは天下国家を治めるより難しい)
    ・人びとと和合するけれども人に流されない
    ・栄達し

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    2013年07月05日
  • 大学・中庸

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    「大学・中庸」金谷治 訳注

    儒教は一般に「修己治人」の教えだといわれる。「己れ自身を修める」道徳説と「人を治める」民衆統治の政治説とを兼ねた教説が、儒教だというわけである。確かに『論語』を読んでも『孟子』を読んでも、儒学思想というものは現実の社会的人間を第一の問題としていて、要するに道徳と政治を中心とする思想である。


    『大学』の内容は、まず「大学の道は」という言葉で始まる。「大学教育の理想的なあり方とはどうあるべきか」というのが、巻頭で提示された問題である。そして、『大学』はその回答を最初の第一章で総括的に示しており、第二章以下はその第一章の項目を受けた解説となっている。そこで、『大学』

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    2013年06月20日
  • 老子

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     NHKの「100分で名著」が5月に「老子」を取り上げたので、併せて読むテキストをどれにしようかと思ったが、ここはやはり講談社学術文庫から中国思想の大御所である金谷治先生の著書を選んだ。100分で名著のテキスト・放送に併せて並行して読み進めることができた。

     金谷治先生は冒頭で
    「人間が人間らしく生きるというのは、ふつう力みかえって生きることである。われわれがいろいろの場合に『頑張ってね』と口ぐせのように言うのはそれを示している。」
    と言っている。
     これに対して老子は「無為無欲」になってその本質に立ち返ることが人間の幸せである。力みかえることをやめて自然態であれ。」と説いているのだと言う。

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    2013年06月03日
  • 大学・中庸

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    もう一回ぐらい読まないと、味わい不足。大学と中庸の違いもよくわからなかったのは、本著がダメなのではなく、自分の読込不足。

    ただ、国を治めるには家も良く治めなければならないとか、すべての根本は誠にあるとか、そういったところは勉強になった。

    あと、大学は曾子(孔子の門弟)が記したとか、中庸は子思(曾子の門下生、孔子の孫)が記したとかは、本著を読む前にもっと知っておくべきだったと思う。

    いずれにしても、尭や舜のことも知っておけば、もっと理解できるかなぁ。

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    2013年02月24日
  • 大学・中庸

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    大学に入ったら、一応一般教養として目ぐらい通そうかな、と思って買ったのですがいまでもなんとなく手放せない。大きさ、分量がちょうどいいからかもしれません。

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    2012年08月15日