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Posted by ブクログ 2024年02月08日
老子
無知無欲のすすめ
著:金谷 治
紙版
講談社学術文庫 1278
関西将棋会館の対局室に掲げられる四永世名人の掛け軸が、老子からのものだと知って不思議な思いがした。
人法地 地法天 天法道 道法自然 (25章)
人は地にのっとり、地は、天にのっとり、天は、道にのっとり、道は自然にのっとる
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Posted by ブクログ 2023年02月18日
「老子」と聖書を比較すると面白い。
「これこそが理想的な「道」だといって人に示すことのできるような「道」は、一定不変の真実の「道」ではない。これこそが確かな「名」だといって言いあらわすことのできるような「名」は、一定不変の真実の「名」ではない。
「名」としてあらわせないところに真実の「名」はひそみ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月24日
「上善如水」が飲み物としても言葉としても好きだったのだけれど、言葉としての意味は恥ずかしながらネットの知識しかなかったため読んでみた。
「孫子」が読みやすくて個人的に好相性と感じた金谷治先生による老子道徳経の上篇・下篇、全81章の解釈と解説。
構成として、各章ごとに「意訳」「読み下し」「原文」「...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月24日
論語同様読む度に新しい発見がある懐の深い本。
最初読んだ時は意味が分からなかったが、
三年ぶりに再読したら文の一つ一つに価値を感じた。
富や名声や賢さを捨てて無知無欲になり、
この世の根源である道に従う事を説きつつも、
それは生きていくための方法であり、
現実の問題への対処法を多く扱っている。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月30日
「世界の難問題も、必ずやさしいなんでもないことから起こり、世界の大事件も、必ず小さなちょっとしたことから起こるものだ。」
無知の状態での生活をすすめる思想。多くの不幸があるのは、人間が様々なことを知ってしまったからだと説く。つまり、ステーキを食べたことが無い人は、ステーキを望まないのと同じである。...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月03日
NHKの「100分で名著」が5月に「老子」を取り上げたので、併せて読むテキストをどれにしようかと思ったが、ここはやはり講談社学術文庫から中国思想の大御所である金谷治先生の著書を選んだ。100分で名著のテキスト・放送に併せて並行して読み進めることができた。
金谷治先生は冒頭で
「人間が人間らしく...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
大器晩成。大人物は完成に時間がかかる、
を超えて、いつまでも完成しないありよう
に大器としての特色がある。
でき上がってしまうと形が定まり、
形が定まれば用途も限られる。それでは
大器ではない。
最近の専門職業礼賛とは逆だが。。。
さて。
荘子と比べると多少世俗寄りか。
功利主義を否定するフロー体験...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月30日
個人で老子の思想を取り入れるのはいいと思いますが、政治で老子の思想を取り入れるのは非現実的だと思います。
1.この本を一言で表すと?
・自己を自然から探す
2.よかった点を3〜5つ
・78 天下水より柔弱なるはなし(柔弱の徳)
→物事を受け入れる柔軟さを持つ人が強いということだと思う。固定観念に...続きを読む
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