金谷治のレビュー一覧

  • 大学・中庸

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    平静な心こそが『真ん中』であり基本とする。この基本の『真ん中』を見極めることで、家庭からはじまり世界はうまくいく。また身近なことを大切に思う気持ちが世の中を大切に思う気持ちへと繋がる。

    簡単なようで中々難しいです。

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    2012年07月11日
  • 大学・中庸

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    「わが身を治めよ。」

    「何事も行き過ぎるは及ばざるがごとし。」

    この二つにつきます。難しいですが、古典で昔の人が言っていることは、とてもシンプルかつ的を得ています。

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    2012年07月03日
  • 老子

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    争わず無欲であれ、という内容が心に響いた。
    決して満足を知らないことが悪であり足るを知るのが本当の満足というものらしい。足るを知るものは富むということわざは老子の言葉だった。
    戦国時代に生まれた背景を考慮するとこの思想の切実な面が見えてくる。

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    2012年05月11日
  • 大学・中庸

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    天下国家の政治もその根本は一身の修養にあることを説く『大学』。人間の本性とは何かを論じ、「誠」の哲学を説く『中庸』。朱子によって『論語』『孟子』とともに四書の一つとされた儒教の代表的な経典。本書では、朱子以前の古い読み方を探求して、両書の本来の意味を明らかにすることを主眼とした。朱子の『大学章句』等を併収。

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    2011年05月09日
  • 大学・中庸

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    大学は理解できたが中庸はさっぱりわからなかった。

    自己と天下の関わりの仕方は

    格物致知
    誠意正心
    修身斉家
    治国平天下

    の順だとされる。
    両編を通して具体的な処世術も多々あるのだがなんといっても中庸の中心概念の「誠」が何なのかわからなかった。



    王陽明の説を背景に読み進めたので「誠」のなんたるかは良知の発揮という理解をしたが原典だけでは物足りない。


    朱子が誕生した意味もわかる。


    頭が悪い人間の方が多い。


    評者はわかんなかった。

    しかし、徳についての理解はかなり深まる。

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    2010年05月23日
  • 老子

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    大器晩成。大人物は完成に時間がかかる、
    を超えて、いつまでも完成しないありよう
    に大器としての特色がある。
    でき上がってしまうと形が定まり、
    形が定まれば用途も限られる。それでは
    大器ではない。
    最近の専門職業礼賛とは逆だが。。。
    さて。
    荘子と比べると多少世俗寄りか。
    功利主義を否定するフロー体験と関連あり
    そうな世界観。

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    2009年10月04日
  • 大学・中庸

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    儒教の「四書」に数えられる『大学』と『中庸』を納めた一冊。儒教を理解する上で必読の本ですが、道徳修養のためにも十分活かせる本です。コンパクトで大変便利です。

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    2009年10月04日
  • 老子

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    『老子』のテクストを紹介し、わかりやすい解説を付した入門書です。

    本書は老子の入門書ですが、いちおう巻末にコンパクトな「解説」が置かれているものの、老子と呼ばれる人物の思想を体系的に整理して示すのではなく、『老子』のテクストを日本語訳、書きくだし文、原文で紹介し、さらに著者による注釈のかたちでの解説がおこなわれています。ただし注釈といっても専門的な内容ではなく、初学者にもしたしみやすい内容になっており、入門書としての役割を果たしています。

    老子と比較したとき、荘子の思想は世俗を越えた宗教的な立場だということができると著者は解説しています。もちろん老子の思想も、儒教のような世俗の立場にたって

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    2025年11月12日
  • 新訂 孫子

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    岩波文庫を少しずつ読み始める。

    風林火山で有名な孫子の教え。主導権を握る、機先を制することの重要性が書かれているパートを読んだ時に、これがチームの勝利や成功のためにできればいいんだろうなぁと思った。自分のことだと、先々の不安やから前持った準備などをするが、それがチームの話になるとどうも主導権を握ろうという発想になれない。個人でやっていることをチームに横展開すれば良いのだろうが、そこには人との関わりとかが生まれる分難しいのだろう

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    2025年10月24日
  • 論語

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    ネタバレ

    江戸時代に武士のみならず庶民の価値観にも影響を及ぼした孔子の教え、孔子が何を曰ったのかが掲載された一冊。
    孔子の言った言葉、弟子とのやりとりが、まず漢文で書かれ、その下に現代漢字への書き起こしがあり、さらにそれを現代語訳、および単語の注釈が一つのブロックになっている。
    ただし、その意味するところは解説がないので、彼の言ったことの真意はよく分からない文章が多い。

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    2025年08月14日
  • 論語

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    新しいことを言っているのでなく、何年も繰り返し語り継がれるだけある当然のこと、常識的なこと、人としてあるべきことが列挙されている。新しい知識が増えるわけではないが、数千年前の話でも現代まで残っているという歴史的事実がその正しさを証明しているということを認識できたのが、自分の中での発見と言えるか…

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    2025年05月24日
  • 新訂 孫子

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    思った以上に実用的な内容だった。戦には行かないけれど、職場で使えそう。驚くほど冷徹な部分もあって少し怖い。

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    2025年05月04日
  • 新訂 孫子

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    古代中国の兵法書。ビルゲイツや孫正義も愛読していると聞いたので、読んでみた。

    戦争は国の存亡が掛かったいわば最も真剣な戦いである。そのため、そのような戦いに勝つためのエッセンスが凝縮された本書は、勝負事に挑む全ての人間にとって役に立つと思う。

    特に、勝つために「敵を知る」ことが強調されていた点が新鮮だった。勝負の際には、絶対的な準備の量に着目しがちであるが、戦いは相手に相対的に優れるための準備を戦略的に決めることのほうがより重要だ。今後の戦いに活用したい。

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    2025年01月22日
  • 新訂 孫子

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    この4ヶ月ほどかけてゆっくり読んでおりましたが、やはり難しい。さすが中国最古の兵書です。一見簡単なことが実は真理をついていたり、一見矛盾していることが戦いに勝つ上で最大限に重要だったりと経営者の方がよくおすすめする理由がわかりました。

    特に、戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり、この文を読めてよかったなぁと思いました。実践するにはまた長い年月がかかりそうなので折に触れて読み返して浸透させていきたいものです。

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    2024年08月04日
  • 老子

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    道徳のイメージが強かったけれど、無知無欲無為を勧めるところなど、孔孟と対比して書かれてあったりして新たな印象を得られてよかった。

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    2024年07月18日
  • 新訂 孫子

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    とにかく漢文が難しい。いつかまた読もう。

    事前準備、情報収集、予備知識!
    いざ戦いとなったら、臨機応変!
    とにかく勝てない戦はしないこと!

    兵法書ではあるが、好戦的ではないところ、現代に生きる人の人生の教訓にもなりうる内容(普遍性か?)であるところ、とても興味深い。

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    2023年07月19日
  • 大学・中庸

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    『大学』『中庸』の本3冊目にして、ようやく全章収録の本に辿り着いた。さすが安心の岩波文庫。
    『大学』部分では、全体解説と旧本の漢文・読み下し文、注釈と現代語訳、朱子『大学章句』の旧本と重複しない要素の記載がある。
    『中庸』部分では、全体解説と漢文・読み下し文、注釈と現代語訳、朱子『中庸章句』序の訳註の記載がある。
    全章載っているのがありがたい面を重々感じつつ、とはいえ解説・注釈が分かりやすいかというと個人的にはそうでもなかった。かといって全くわからないというほどでもない。
    訳註の位置が章末ではなく、読み下し文と現代語訳の間にあるのが始め慣れなかったが、それで読む場所の迷子になりにくかったかも。

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    2022年07月23日
  • 新訂 孫子

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    1.あらゆる一流ビジネスマンがこの本から学んでいることが気になったので、読むことにしました。

    2.この本は原文、読み下し文、現代語訳の3段階構成に分かれています。かつて、中国にいた武将の戦争への思想が書かれています。
    この本は兵法と書かれていますが、いかにして無駄に戦わないかを述べています。
    例えば、戦争を長期化させることは無意味であったり、相手の意表を突くために自分たちのなすべき策を講じたりしています。

    3.難しい部分があったので、全て理解できなかったという点で星3つにしました。
    また、これを完璧に理解できるならそりゃ一流になれるわ(笑)とも思いました。人間の心理を徹底的に考え、国を安定

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    2021年09月23日
  • 論語

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    もっとぐいぐい人生訓が押し寄せるのかと思いきや
    当時の時代でなければ意味のないようなことや
    単に孔子はこう思った程度のことや
    あまりにも雑然としている
    これを繰り返し読むとかちょっと理解できない
    ただ生き残っている古典中の古典
    繰り返して読むのが良いのかもっと安直な解説本に
    当たる方が良いのか

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    2021年07月22日
  • 新訂 孫子

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    教養の為に読んどいた

    昔の戦争の必勝法。
    現代にも通じるところがあった。

    戦は戦う前から勝敗がある程度決まってて
    敵と味方の情報、環境、コンディションを見極めてタイミングを見計らって挑むべしって話。

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    2021年06月20日