金谷治の作品一覧

「金谷治」の「論語と私」「老子」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 論語と私
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    論語と私とは、「論語」研究家として著名な著者が、研究生活を振り返りながら、より親しみやすい「論語」の世界へ導く。

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  • 老子
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    『老子』は、『論語』とならぶ中国の代表的な古典である。その思想は、人間はその背後に広がる自然世界の万物のなかの一つであるという自然思想の立場をつらぬくことにある。したがって老子は、人間の知識と欲望が作りあげた文化や文明にたいして懐疑をいだき、鋭く批判する。無知無欲であれ、無為であれ、そして自然に帰って本来の自己を発見せよ、という。中国思想研究の第一人者が説く老子の精髄。
  • 論語
    5.0
    1巻1,276円 (税込)
    古代中国の大古典「四書」のひとつで、孔子とその弟子たちの言行を集録したもの。古い道徳主義のイメージをもつ人もあろうが、人間として守るべきまた行うべき、しごく当り前のことが簡潔な言葉で記されている。長年にわたって親しまれてきた岩波文庫版『論語』がさらに読みやすくなった改訂新版。

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  • 新訂 孫子
    5.0
    『孫子』13篇は、中国最古のすぐれた兵書である。しかし、そこに記された戦略・戦術の論議における深遠な洞察は、ひろく人生全般の問題に適用しうるものである。新出土の竹簡資料との照合も経て、またさらに読みやすくなった新訂版。原文と読み下し文と現代語訳に平易な注を加え、巻末には重要語句索引を付してある。

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  • あるがままの生き方のススメ 老荘思想がよくわかる本
    5.0
    「論語」に代表される儒家の教えが、政治権力者に認められた表向きの正統思想であるとすると、「老荘」は裏街道を行く思想です。古くから中国の知識人たちは、政治舞台で活躍するために儒家思想を後ろ盾としてきました。ところが、自らの人生への慰安を考える際、彼らは「老子」や「荘子」の思想に寄り添うことで癒しを得、自らの精神生活を豊かなものにしようとしたのです。「足るを知り、これで十分だ、ありがたい人生だ」と満足することの大切さ。「老荘」の教えは、今も多くの人たちの心に響きます。
  • 韓非子 第三冊
    -
    3~4巻1,078~1,210円 (税込)
    中国古代の法家思想の大成者とされる戦国末期の思想家韓非とその継承者の論著の集成。人間とは自分の利益を追求する存在であるという非情な人間観から、歯切れのよい文章で、法律・刑罰を政治の基礎だと説いてゆく。秦の始皇帝の法律万能の思想こそ、この法家思想であった。また、伝説・寓話に満ちた書としても有名である。付・索引。

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  • 大学・中庸
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    1巻1,001円 (税込)
    天下国家の政治もその根本は一身の修養にあることを説く『大学』。人間の本性とは何かを論じ、「誠」の哲学を説く『中庸』。朱子によって『論語』『孟子』とともに四書の1つとされた儒教の代表的な経典。本書では、朱子以前の古い読み方を探求して、両書の本来の意味を明らかにすることを主眼とした。朱子の『大学章句』等を併収。

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ユーザーレビュー

  • あるがままの生き方のススメ 老荘思想がよくわかる本

    Posted by ブクログ

    道家思想(老子と荘子に代表される中国思想)の入門書。重要な部分をピックアップして、その解釈を平易に説明している。

    0
    2025年03月31日
  • 老子

    Posted by ブクログ

    自己啓発をゴリゴリ行わないと時代に取り残されるという思いもあって頑張っている面もあるが、一方無理して頑張った先に何があるのか?と自問することがたびたびある。そんな中、老子の教えである「自然に生きることの大切さ」を思い出し、頑張るのは大事だけど無理ない範囲で頑張ればいいかと悟らせてくれた。最初に読んだのは大学生のころだが、30代になった今の方が学ぶことが多い。今後の人生でも悩む場面は多々あるだろうが、その際は改めて頼ることになるだろう。

    0
    2024年12月02日
  • 老子

    Posted by ブクログ

    老子
    無知無欲のすすめ
    著:金谷 治
    紙版
    講談社学術文庫 1278

    関西将棋会館の対局室に掲げられる四永世名人の掛け軸が、老子からのものだと知って不思議な思いがした。

    人法地 地法天 天法道 道法自然 (25章)
    人は地にのっとり、地は、天にのっとり、天は、道にのっとり、道は自然にのっとる

    天法道 十四世名人 木村義雄
    地法天 十五世名人 大山康晴
    人法地 十六世名人 中原誠
    道法自然 十七世名人 谷川浩司

    本書では、25章は、万物の根本であり始源である「道」を説く章 とある

    将棋というものを、道としてとらえているのか、将棋の無限の変化を、混沌とした世界ととたえているのか、
    老子に

    0
    2024年02月08日
  • 老子

    Posted by ブクログ

    「老子」と聖書を比較すると面白い。

    「これこそが理想的な「道」だといって人に示すことのできるような「道」は、一定不変の真実の「道」ではない。これこそが確かな「名」だといって言いあらわすことのできるような「名」は、一定不変の真実の「名」ではない。
    「名」としてあらわせないところに真実の「名」はひそみ、そこに真実の「道」があって、それこそが、天と地の生まれ出てくる唯一の始源である。そして、天と地というように「名」としてあらわせるようになったところが、さまざまな万物の生まれ出て来る母胎である。」
    「道の道とすべきは、常の道に非ず。名の名とすべきは、常の名に非ず。
    名無きは天地の始め、名有るは万物の

    0
    2023年02月18日
  • 老子

    Posted by ブクログ

    「上善如水」が飲み物としても言葉としても好きだったのだけれど、言葉としての意味は恥ずかしながらネットの知識しかなかったため読んでみた。

    「孫子」が読みやすくて個人的に好相性と感じた金谷治先生による老子道徳経の上篇・下篇、全81章の解釈と解説。

    構成として、各章ごとに「意訳」「読み下し」「原文」「解説」となっていたり、副題?を付けてくれているなど、初心者にも読み進めやすい工夫が随所に凝らしてある。
    この人の古典解説本、親切で本当にすき。

    全体の率直な感想としては「老子、水、好きだなぁ」というのと「不幸な弱者がこれ言ったからってただの強がりにしかならんでしょ」。
    たまに老子自身も「これ言って

    0
    2019年11月24日

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