出雲と大和 古代国家の原像をたずねて

出雲と大和 古代国家の原像をたずねて

924円 (税込)

4pt

大和の中心にある三輪山になぜ出雲の神様が祭られているのか? それは出雲が大和に早くから進出し、邪馬台国を創ったのも出雲の人々だったからではないか? ゆかりの地を歩きながら、記紀・出雲風土記・魏志倭人伝等を読み解き、古代世界における出雲の存在と役割の実態にせまる。古代史理解に新たな観点を打ちだす一冊。

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出雲と大和 古代国家の原像をたずねて のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年07月20日

    村井康彦先生、まだまだ元気だなあ~。(^o^)著者紹介もみるともういいお歳(失礼!)にもかかわらず、アクティブにフィールド踏査を重ね、また、さまざまな学問の垣根を越えてダイナミックな仮説を提示されるなど、心身ともに誠にお若い!
    氏の専門である歴史学のみならず、考古学や文化人類学等の近隣領域を融合し、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月04日

    歴史学者が、実証主義にとらわれずに描いた古代史。磐座信仰と四隅突出墓から出雲勢力の影響範囲を北九州から信濃までと考え、邪馬壹国も出雲勢力が建てた国とする。日本書紀や魏志倭人伝を先入観なく読めば、基本的な構想は納得できる。邪馬壹国の四官を書紀に書かれた奈良盆地の四隅にあった勢力に比定するなど面白いが個...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月27日

     なかなか骨のある本を読んだなあという気分。
     今年は,5月に伊勢神宮,11月には出雲大社へ行ってきた。もちろん,大和政権の土地への行ったことがある。そんなわけで,少しだけ古事記や日本書紀に載っている日本神話にも興味がある。今のうちに読まないと,また積ん読になる。きっかけの論理で読んだのであった。本...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月25日

    村井康彦 出雲と大和 

    古代出雲論。邪馬台国畿内説と神武東征を通して、出雲王朝から大和王朝への変遷を論じた本


    著者のことは知らないが、かなり面白かった


    出雲王朝から大和王朝への変遷
    *邪馬台国=大和にいる出雲系氏族の連合王朝
    *神武東征により、神武勢力が大和に侵攻し、神武が大和朝廷が成立
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月28日

    「古事記」や「日本書紀」などの資料や、出雲と大和の地にある神社を訪ねることで、古代の日本の姿に近づこうという試みが書かれています。神話を、神話として片付けるのではなく、それが現実にあった何かを表しているということを紐解いていかれています。中には想像力で行くしかない部分もあるのですが、その想像力であっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月03日

     卑弥呼は天皇家とは無縁 村井康彦著『出雲と大和 古代国家の原像をたずねてー』.
     本書を理解するためには、「あとがき」から読みはじめると、よい.本書の意図が提示されている.

     1)大和の三輪山は山体自体が、出雲系の大国主神でること.
     2)8世紀はじめの国造が「賀詞」を通じて、<貢置>を申し出て...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月31日

    結局は状況証拠なのでどうとでも言える。でも、それが古代史の面白さ。本作は、なかなか説得力がある。綿密なフィールドワークで、旅情もそそられた。出雲はいつか行ってみたいし、奈良も、京都より俗化されてなくていい。

    事が古代史だと自分もいっぱしの専門家になれる気がする。 何せ、確たる文献が限られているので...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月21日

    2013.7.10-2013.7.21
    出雲と邪馬台国との関係、大和政権の東征の説明など、説得力のある説だと思ふ。専門家の意見を聞きたい。

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    Posted by ブクログ 2013年03月31日

    話題の一冊ですが、読み通しました。出雲勢力が大和に進出して邪馬台国を打ち立てた、九州発の大和朝廷勢力が出雲勢力を倒して朝廷を樹立したと説くもので、大変面白いです。フィールドワークと記紀神話等々からの大胆な推論で、ユニーク。出雲大社、久し振りに訪れたいです。

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    Posted by ブクログ 2022年10月25日

    ヤマト王権による統治が確立される以前に、出雲勢力による「国作り」がおこなわれていたという著者の仮説が提出されている本です。

    著者は、岡山県の総社宮に祭られているのが、オオナムチとスセリビメであることを知って、古代史においてオオナムチをめぐる数多くの説話が存在しており、多くの人びとの崇拝を受けていた...続きを読む

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