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Posted by ブクログ 2022年04月11日
何度も読みたい本。
意志も感覚も同じ純粋経験の枠組みの中に位置しており、全てはその程度の問題という考え方。
そしてその根本には個人それぞれが持つ性分があり、善とはその能力を最大化することであると。
そこを見つめ続けることが人生を生きるということなんだと思う。難しいが。いつか心からこのことがわかる...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月18日
難しい。読破したとは思えない。
それでも、自分の世界観をガラリと変えた一冊。
特に、「善」「悪」をという言葉を捉え直す彼の考え方は、今の思考に大変マッチしました。
善を人間の本来の性質と定義するところから、悪とはなにかを改めて知ることができます。
ルールを破ること、誰かに不正を働くことではなく...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月29日
明治44年に出版された本。日本人に哲学はできないと言われていた時代に著された本格的で体系的な哲学書。理解が容易な訳ではないが、実在、倫理、意志などを一つ一つ解きほぐす論理展開が明快で読みやすい。『善の研究』よりも相応しいタイトルはあったのではとも思うのだけど、このタイトルだったからこそ広く、長く読ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月29日
この人の本は大学にいるうちに読んでおきたかった。キーワードは「主客合一」。この観点から、認識論、実在論、倫理(善とは何か)、そして神について語っていく。もっとも、あまり初心者向けではない。 内容の解説は他の人にお任せするとして、個人的に気に入ったのは、論理の流れが非常に把握しやすいところ。各章がA→...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月10日
難しい本という先入観があったが、読んでみると「純粋経験」の概念と既存の認識論・道徳論・宗教論を丁寧につきあわせながら説明がなされており、けっこうわかりやすい。西洋・東洋の思想史のおおまかな流れをつかんでいれば、おもしろく読めると思う。基本はヘーゲルの思想に近い気がするが、ヘーゲルが主体としての「絶対...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月12日
本著は西田幾多郎によって著された哲学書である。そして日本人によって著された最初の独創的な哲学体系だとされる。
その思想は純粋経験の立場をとり、これによって知識、道徳、宗教といった一切を基礎付けようと試みる。つまりあらゆる思想を排除した単なる経験の状態のみでこれらを徹底的に説明しようとする。
さらに...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月15日
人が対象を「~である」と認識したとき、それはもう純粋な経験とはいえない。純粋な経験とは「~である」という判断以前の意識状態をいう。色を見たり、音を聞いたりするとき、その色や音が何であるか判断する前の意識。▼主体と客体は分かれていない。音楽を聴いているとき、自分と音楽が一つに溶け合っているような感覚。...続きを読む
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