神話や昔話においては、一見ストーリーと関係なさそうな言葉も重要な意味をはらむ。しかし、そんな言葉が翻訳や再話で抜けてしまうこともありがちだ。そろそろ原文で読まないと、と感じていたところ、家の電話に本書が立てかけてあるのを発見。奇なりと思って読み始めた。(実際には何年もそこにあったのだと思う。気づかなかったが。)
万葉仮名みたいに「どう読むの、これ!?」という表記を予想していたが、ふつうに漢文。しかも返り点つき。意外に読みやすい。が…あくまで「意外に」。結局訓み下し文で読んでいるへなちょこな私。読みたいとこだけつまみ読み。