文春文庫の検索結果

非表示の作品があります

  • 覗くモーテル 観察日誌

    覗くモーテル 観察日誌

    小説・文芸
    4.0
    1巻950円 (税込)
    他人の性生活を、覗いてみたい――。 天井裏に自分だけの覗き部屋を作ったモーテル経営者、30年の奇妙な記録。 1980年のはじめ、著者のもとに一人の男から奇妙な手紙が届く。 男の名はジェラルド・フース。コロラド州デンヴァーでモーテルを経営しており、 複数の部屋の天井に自ら通風孔と見せかけた穴を開け、秘かに利用者たちの姿を観察して日記にまとめているという。 男を訪ねた著者が屋根裏へと案内され、光の洩れる穴から目撃したのは、全裸の魅力的なカップルがベッドでオーラルセックスにはげむ姿だった――。 ヴェトナム戦争で傷ついた兵士とその妻の行為から、不倫や同性愛、グループセックス、 さらには麻薬取り引きの絡んだ殺人事件まで、三十年に及ぶ記録からはアメリカの世相、性意識の変化が見えてくる。 解説・青山南 ※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?

    野の医者は笑う 心の治療とは何か?

    若き臨床心理学者の冒険譚にして青春物語 われらがカウンセラー、東畑開人の一般書デビュー作、文春文庫版の電子書籍化。 文庫版あとがき「8年後の答え合わせ、あるいは効果研究」を付した完全決定版です。 人生に痛めつけられたからこそ、 人を癒やす力を得た野生の医者たち。 彼女・彼らと共に過ごした 灼熱のフィールドワークの記録! 気鋭の心理学者にしてカウンセラーは、精神科クリニックを辞め、学界を揺るがすこと必至のフィールドワークを開始。沖縄で人々の心を癒やし続ける謎のヒーラー達を取材しながら自ら治療を受け、臨床心理学を相対化しようと試みた。「野の精神医療」と学問の狭間で辿り着いた驚愕の発見とは? 涙と笑いの学術エンタテインメント。 単行本:2015年8月 誠信書房刊 文庫版:2023年9月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 野ばら

    野ばら

    小説・文芸
    3.4
    1巻880円 (税込)
    宝塚の娘役・千花 名門一族出身のライター・萌 花の盛りのように美しい娘たちに忍び寄る、翳(かげ)りの季節 絢爛と頽廃。林真理子文学の名作! 「私たちって、ずうっと不幸にならないような気がしない?」。 宝塚の娘役・千花は歌舞伎界の御曹子・路之介との恋に浮かれ、 親友でライターの萌は年上の映画評論家・三ツ岡との贅沢な不倫に溺れている。 二人の美しい娘たちの前には、甘やかな未来しか広がっていないかに見えたが…… 上流社会を舞台に、幸福の絶頂とその翳りを描き切った傑作恋愛長編。 解説・酒井順子 ※この電子書籍は2007年1月に刊行された文春文庫の新装版を底本としています。
  • 伸びる女優、消える女優

    伸びる女優、消える女優

    小説・文芸
    3.3
    1巻611円 (税込)
    伸びる女優と消える女優、何が両者を分けるのか。「九十パーセントは当たる自信がある」という著者ならではの“女優論”に、映画評論家・品田雄吉氏との対談「現代女優名鑑」も特別収録。さらに冷やし中華の起源に迫り、谷啓の死を悼み、気になる日本語を俎上にあげる。鮮やかに時代を切り取る「週刊文春」連載の名物コラム、第13集!
  • 信長影絵(上)

    信長影絵

    小説・文芸
    -
    1~2巻652~693円 (税込)
    すべては、母に疎まれたことからはじまった 渇いた心が信長を天下統一へと駆り立てた。「下天は夢か」から四半世紀を経て、より深い人間解釈によって描かれる津本文学の集大成。
  • 信長の血脈

    信長の血脈

    小説・文芸
    3.9
    1巻702円 (税込)
    『信長の棺』著者、渾身の文庫オリジナル 信長の守役・平手政秀自害の真の原因は? 秀頼は淀殿の不倫で生まれた子か? 島原の乱の黒幕は? スリリングな歴史ミステリー。
  • 信長の正体

    信長の正体

    ビジネス・実用
    4.5
    1巻790円 (税込)
    ヒーローか、それとも普通の大名か? なぜ信長の出現によって戦国時代が終わりを告げたのか?歴史上類を見ない比叡山での大虐殺は他の武将による侵略と何が異なったのか、「天下武布」の判子が秘めた武士たちへの絶大な力とは── 織田信長の行動から「時代が求めたもの」が見えてくる。 革命的ヒーローか、凡庸な大名か。人気武将がゆえに頻出する信長研究に対し、東大の人気歴史学者が本気で答えを出すエキサイティングな書。文庫あとがき付。 ※この電子書籍は2019年にトランスビューより刊行された『信長「歴史的人間」とは何か』を改題し刊行した文春文庫を底本としています。
  • 信長の棺 上

    信長の棺

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻559~600円 (税込)
    驚天動地の歴史ミステリーは、安土城の終焉から幕を開ける――。本能寺から消えた信長の遺骸。その謎を追う太田牛一の執念が掴んだ恐るべき真実とは。斬新な信長像が話題を呼んだ傑作長篇! 小泉純一郎氏が首相在任中、感銘を受けた本として、話題をさらった本書は、消えた信長の遺骸を追う本格歴史ミステリー。安土城や本能寺の建築構造に触れたり、隠密集団の秘術が解明されるなど、和製『ダ・ヴィンチ・コード』として紹介されたことも。数々の歴史の謎が解かれていくカタルシスは、まさに一気読み必至! 経営コンサルタントとして地域経済を長く見つめてきた加藤廣氏の、75歳時の衝撃的デビュー作。
  • ノモンハン(上)

    ノモンハン

    ノモンハン戦失敗の図式は三年後のガダルカナル戦失敗の図式に酷似している。特に作戦指導部の考え方において、そうである。作戦指導の中枢神経となった参謀二名が両戦に共通しているからでもあろうが、当時の軍人一般、ひいては当時の日本人一般の思考方法が然らしめたものであろうか。先入主に支配されて、同じ過誤を何度でも繰り返す。認識と対応が現実的でなく、幻想的である。観測と判断が希望的であって、合理的でない。反証が現われてもなかなか容認しない。(あとがきより)
  • のりたまと煙突

    のりたまと煙突

    小説・文芸
    3.7
    1巻950円 (税込)
    ファミリーレストランで、近所の公園で、人生の瞬間と現代を鋭く見すえる――。『転がる香港に苔は生えない』で大宅賞、『コンニャク屋漂流記』で読売文学賞を受賞した星野博美。本好き達に激賞された、短篇小説のようなエッセイ集が電子版で登場! すべてを忘れて、私たちは幸せに近づいたのだろうか……。 吉祥寺と、戸越銀座。著者はさまざまな猫たちとの出会いと別れを経験し、生と死、そして忘れえぬ過去の記憶へと思いをめぐらせていく。 さりげない日常からつむぎ出される短篇小説のようなエッセイのひとつひとつに、現代への警鐘と内省がにじむ。 解説・角田光代 ※電子書籍化にあたり、新章「地中に埋まっている部分」を収録。
  • のるかそるか

    のるかそるか

    小説・文芸
    -
    1巻479円 (税込)
    明智光秀、宮本武蔵、蜂須賀小六、塚原卜伝、木下藤吉郎、近藤勇、竹中半兵衛、坂本龍馬、前田利家、山岡鉄舟、黒田官兵衛、清水次郎長、佐々成政、紀伊国屋文左衛門、織田信長、渋沢栄一、豊臣秀吉、徳川慶喜、徳川家康……。 いずれも時流に乗り、運を開いた男ばかり。 ある者は天下を取り、ある者は財を成し、ある者は天下の剣豪となった。現代にも通じる処世とその決断。だから歴史はこうなった。
  • 「呪い」を解く

    「呪い」を解く

    ビジネス・実用
    4.0
    1巻806円 (税込)
    「呪い」という負のエネルギーは侮れません。それは現代社会で様々な形をとって、リアルに心身を蝕んでいるものなのです。宗教哲学者・鎌田東二さんの『「呪い」を解く』では、その起源を解き明かしつつ、酒鬼薔薇事件やオウム真理教事件を題材に、私たちの心身の「魔境」のメカニズムに斬り込みます。「魔境」に潜む強烈なエロティシズムや狂気を極めて意識的に利用した麻原彰晃の禁断の性技法とは? 自ら激しい修行を経てきた著者だからこそ明かせた異端書。衝撃度120%の、人生観が変わる1冊です!
  • のろのろ歩け

    のろのろ歩け

    小説・文芸
    4.2
    1巻652円 (税込)
    笑って泣いて怒って再び笑う――旅は恋とよく似ている 母を亡くした美雨は「台湾の三人のおじさん」を探しに台北に。彼らは母のかつての恋人か、それとも…三都の旅をめぐる女たちの物語。
  • 呪われた町 上

    呪われた町

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻1,001円 (税込)
    モダン・ホラーを生み出したスティーヴン・キングのデビュー第2作。 恐怖の帝王のすべてはここから始まった。伝説の名作が装いを新たに復活! 「友達にも恋人にもならない。死と恐怖の王たる吸血鬼。その偉大なる碑」――小野不由美 荒れ果てた屋敷が丘の頂から見下ろす町、セイラムズ・ロット。そこに幼い頃住んでいた小説家ベンが帰ってきた。町は平穏に見えたが、ある夜、ベンは丘の上の屋敷に灯が点っているのを見る。あの屋敷を買った者がいるのだ。そしてある日、幼い少年が忽然と姿を消した……。 デビュー長編『キャリー』を刊行し、ベストセラー作家となったキングが、専業作家として初めて書き上げた作品が本書。吸血鬼譚を現代に甦らせ、現代ホラーに巨大な影響を及ぼした。「モダン・ホラー」を生み出した普及の名作。 ※この電子書籍は2011年11月に集英社文庫より刊行のものを、文春文庫より刊行した新装版の文庫を底本としています。
  • ノーバディノウズ

    ノーバディノウズ

    小説・文芸
    4.0
    1巻817円 (税込)
    メジャーを代表する東洋系スラッガー、“ジャスティン・キング”。大都市球団へのトレードを拒み続ける彼の正体を探る者たちが姿を消す。最後に日本の新聞記者が辿り着いた驚愕の真実とは。パワフルかつ緊迫の展開でラストへと一気に導く新時代野球ミステリの傑作。第1回「サムライジャパン野球文学賞」大賞受賞作。
  • High and dry (はつ恋)

    High and dry (はつ恋)

    小説・文芸
    4.1
    1巻815円 (税込)
    14歳の秋。生まれて初めての恋。相手は20代後半の絵の先生。ちょっとずつ、ちょっとずつ心の距離を縮めながら仲良くなっていくふたりに、やがて訪れる小さな奇蹟とは……。毎日を生きる私たちに、ひととき魔法をかけてくれる、美しい魂の物語。かわいらしいイラスト満載で、心がぽかぽか温まる宝石のような一冊。
  • 廃墟に乞う

    廃墟に乞う

    小説・文芸
    3.3
    1巻672円 (税込)
    仙道孝司は北海道警・捜査一課の敏腕刑事だったが、任務がもとで罹ったPTSDのため、休職を命じられている。ようやく回復してきた頃、かつて札幌で起きた殺人事件と同じ手口で、千葉でデリヘル嬢が殺された。これは13年前のあいつの犯行か? その矢先に犯人から接触された仙道は、旧炭鉱町へ向かう(表題作)。リゾート村、札幌の倉庫、競走馬生産牧場…を舞台に、警察手帳も銃も持たない休職刑事が事件に新たな光と闇を見出す、連作警察小説。直木賞受賞作。
  • 敗戦日記(新装版)

    敗戦日記(新装版)

    “最後の文士”高見順が、第二次大戦初期から死の直前まで、秘かに書き続けた精緻な日記は、昭和史の一級資料たるのみならず、日記文学の最高峰の一つとなった。ここに収録されたのは昭和20年1月から12月までの記録で、自己をも押し流しながら破局へと突き進む空襲下の8月までと、すべて価値観が変わってしまった、連合軍の占領下にある年末までの日本の悲劇を、冷徹で仮借ない文学者の目をもって率直に活写した、ハイライトの部分である。
  • 俳優・亀岡拓次

    俳優・亀岡拓次

    小説・文芸
    3.9
    1巻743円 (税込)
    映画原作! 脇役俳優の酒と仕事と恋 川端賞作家・戌井昭人が描く短篇連作。脇役俳優、亀岡拓次は、行く先々の現場で奇跡を呼ぶ! 安田顕主演で2016年1月映画公開。
  • 俳優のノート

    俳優のノート

    小説・文芸
    4.5
    1巻800円 (税込)
    万人を感嘆させるプロフェッショナル魂 戯曲『リア王』を演ずるにあたり、俳優・山崎努が綴ったノートは八冊にも及ぶ。演技とは? 死とは? 生とは? 身につけた技術に甘んじることなく、思索を深める日々。その果てに結実する、独創的な演劇論。いつしか我が身に流れ出す、リアの血潮。凄烈なプロフェッショナル魂が万人の胸を打つ、日記文学の傑作。 解説・香川照之 単行本 2000年3月 メディアファクトリー刊 文庫版 2003年8月 文春文庫刊 この電子書籍は2013年10月刊の文春文庫新装版を底本としています。
  • 白蛇教異端審問

    白蛇教異端審問

    小説・文芸
    3.8
    1巻520円 (税込)
    ケンカ・キリノの真骨頂といえる初のエッセイ集。 直木賞受賞直後の多忙な日々を綴った日記や書評、映画評、いわれなき中傷に対して真摯に真っ向から反論する表題作の長篇エッセイに加え5篇のショート・ストーリーも収録。 デビュー以来10年の軌跡をまとめ、小説では味わえないストレートな「桐野夏生」の魅力がぎっしりと詰まった著者初のエッセイ集。 解説・東野圭吾 ※この電子書籍は2008年1月刊行の文春文庫を底本としています。
  • 白墨人形

    白墨人形

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,100円 (税込)
    スティーヴン・キング強力推薦! 少年時代の美しい思い出と、そこに隠された忌まわしい秘密。 最終ページに待ち受けるおそるべき真相。 世界36か国で刊行決定、叙情とたくらみに満ちた新鋭の傑作サスペンス。 あの日、僕たちが見つけた死体。はじまりは何だったのか。僕たちにもわからない。みんなで遊園地に出かけ、 悲惨な事故を目撃したときか。白墨のように真っ白なハローラン先生が町にやってきたときか。 それとも僕たちがチョークで描いた人形の絵で秘密のやりとりをはじめたときか――。 あの夏。僕には四人の友達がいた。太り気味のギャヴ、不良を兄に持つミッキー、シングルマザーの息子ホッポ、そして牧師の娘ニッキー。 不良たちに襲撃されることも、僕がニッキーへの恋に胸を焦がすこともあったが、この日々が終わるなんて考えもしなかった。 でも町では不和が広がりはじめていたのだ。僕の母の診療所への反対運動をニッキーの父が煽り、 ミッキーの兄に悲劇が降りかかり、少女の妊娠騒ぎが起こる。大人たちにも、僕たちのあいだにもヒビが入りはじめた。 そして、あの子が殺された。森で。バラバラになって。見つけたのは僕たちだった。でも、頭部は見つからないままだ。 30年が経った現在。白墨人形の絵とともに、あの事件が甦る。あの人が死んだことで、事件は解決したはずなのに。 20年ぶりに帰郷したミッキーは言った。「おれは真犯人を知ってる」。僕は友人たちとともに、あの夏の秘密を探りはじめる……。 第2作『アニーはどこにいった』も絶賛発売中! ※この電子書籍は2018年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか

    はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか

    小説・文芸
    3.9
    1巻693円 (税込)
    科学の発展の先にあるものを描く、現代の黙示録! レアメタル入りのウナギ、蘇生した縄文時代の寄生虫、高性能サル型ロボット…。 科学技術に翻弄される人類の幸福はどこにあるのか!? 駿河湾で揚がった巨大ウナギを食べた人間が食中毒にかかった。 原因はウナギの体内に残留していたレアメタルのパラジウム。 非鉄金属を扱う会社の社員・斎原は、そのウナギが日本の資源確保の切り札になると確信し、生息地を追ったが……(「深海のEEL」)。 科学技術に翻弄される人間たちを描く、現代の黙示録。
  • 禿鷹の夜

    禿鷹

    小説・文芸
    3.0
    1~5巻950~1,400円 (税込)
    傑作の誉れ高い〈禿鷹シリーズ〉が新装版で再登場! 信じるものは拳とカネ。史上最悪の刑事・禿富鷹秋―通称ハゲタカは神宮署の放し飼い。 ヤクザにたかる。弱きはくじく。しかし、恋人を奪った南米マフィアだけは許せない。 痛快無比!血も涙もひとかけらの正義もない非情の刑事を描いて読書界を震撼させた、本邦初の警察暗黒小説。 ※この電子書籍は2003年6月に刊行された文春文庫の新装版です。
  • 箱根駅伝を伝える テレビ初の挑戦

    箱根駅伝を伝える テレビ初の挑戦

    “箱根”に魅せられたテレビマンたちが、前代未聞の生中継に挑む いまやお正月の風物詩となった、箱根駅伝。1987年、初めてテレビ中継に挑んだテレビマンたちの奮闘を描く傑作ノンフィクション。 正月の風物詩として人気を誇るテレビ番組「箱根駅伝」。しかし、1987年の初回生中継は挑戦の連続だった。全長200km超え、800m以上の高低差のある過酷なコース。電波の届かない箱根の山々と、降りかかる無理難題にどう立ち向かったのか。今なお語り継がれる初回放送の舞台裏。テレビスタッフの物語をドラマチックに描く。 単行本……『「箱根駅伝」不可能に挑んだ男たち』2007年12月ヴィレッジブックス刊 文庫版……単行本を改題し、加筆・修正 2024年5月文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としておりますが、文庫版収載の写真4点は収録されておりません。ご了承のほど、お願いいたします。
  • 箱の中

    箱の中

    小説・文芸
    3.0
    1巻519円 (税込)
    犯罪者として警察に追われる放蕩息子の身を案じ、別れた妻の家を訪れた男が見たものは睡眠薬の小瓶、大型の電気鋸、そして二つの大きなダンボール箱。一体なにが起こったのか、そしてあの箱の中身は……表題作『箱の中』。亡くなった女性のことをふと思い出し、なにげなく彼女の兄の店を訪ねると、彼女はいま裏の二階にいるという……『死んだ女』ほか、日常生活にひそむ“超日常”を綴ったホラー小説全十篇。秘密の箱のふたを、あなたもそっと開けてみて下さい。
  • 橋

    橋

    小説・文芸
    5.0
    1巻611円 (税込)
    ちやほやされない少女は、家族と男を憎むようになった。何故、どこで、どう間違ってしまったのか――世を震撼させた二人の犯罪と悲劇。 北国で2組の男女が所帯を持った。水商売の正子は年若い雄・義男に未来を託し、信用金庫勤めの直子は自分と同じ高卒の孝輔に将来を賭ける。高度経済成長の時代、勤勉な彼らの商売は軌道に乗った。が、娘たち、雅美とちひろは、昭和の終焉と低迷の平成を、空虚な心を抱えて育っていく。人間と時代を容赦なく描ききった傑作長編。
  • 走って、ころんで、さあ大変

    走って、ころんで、さあ大変

    小説・文芸
    3.0
    1巻519円 (税込)
    真夜中に働くテレビの仕事には慣れてきたけど、一人ぼっちの外食は未だに……イヤだなあ。作家の父・阿川弘之と賑やかな家族に囲まれて育ち、思いがけずニュースキャスターとなって活躍する毎日。仕事で出会った素敵な人・忘れがたい人や、なぜか数あるお見合い体験のエピソード、思い出すだけで冷汗じっとりの失敗談のあれこれ、アガワ流一人暮らしを楽しむ秘訣などを爽やかに語りかける、とびきり愉快なエッセイ集。読むともれなく、もりもり元気がついてきます。
  • 走る?

    走る?

    あなたは走っていますか? 人生には、走るシーンがつきものだ。 中田永一、東山彰良、柴崎友香など、十四人の多彩な作家が「走る」をテーマに競作した異色のラン小説アンソロジー。 【収録作品】 中田永一「パン、買ってこい」 柴崎友香「ベランダと道路」 王城夕紀「ホープ・ソング」 佐藤友哉「熊の野戦」 遠藤徹「桜の並木の満開の下」 前野健太「いびきが月に届くまで」 古川日出男「藤村加奈芽のランニング・ストーリー」 岩松了「走る男」 小林エリカ「飛田姉妹の話」 恒川光太郎「リスタート」 服部文祥「小さな帝国」 町田康「ずぶ濡れの邦彦」 桜井鈴茂「誰にだって言いぶんはある」 東山彰良「或る帰省」
  • ハジの多い人生

    ハジの多い人生

    小説・文芸
    3.7
    1巻800円 (税込)
    1990年代、痴漢だらけの満員電車で都内の女子校へ通学する思春期を過ごしつつ、 メガネ男子に萌え、16歳で献血を初体験。大足コンプレックスにレーシック、 恋愛、化粧、髪形、三十路で開眼したタカラヅカに、音楽やインターネットに至るまで――。 「変わってる」「非モテのオタク、腐女子」と言われようと、 世界のハジッコでつぶやき続ける著者会心のデビュー作。 宇垣美里さん(フリーアナウンサー)も絶賛! 『ハジの多い人生』というタイトルは「恥」ではなく「端」、中心に対する周縁を指している。 私はいつも世界の隅、真ん中じゃなくハジッコ部分を生きており、無駄を嫌う人が 削ぎ落としてしまうような、雑多な余白にこそアイデンティティを置いている。 「文庫版のためのまえがき」より ※この電子書籍は2014年5月に新書館より刊行された単行本を、文春文庫より文庫化したものを底本としています。
  • はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学

    はじめは駄馬のごとく ナンバー2の人間学

    小説・文芸
    4.3
    1巻770円 (税込)
    歴史エッセイの名手が紡ぐ「わが愛する男たちの肖像」 SNSで話題。累計15万部の伝説の名著が、緊急復刊! 『炎環』『雲と風と』『北条政子』『つわものの賦』……多くの歴史小説を著した著者が、歴史上はほとんど無名・英雄の陰に隠れながらも実力を持ったしたたかな仕事師、〈ナンバー2の男〉の生き方を描きます。 『鎌倉殿の13人』ですっかり有名になった北条義時は、永遠のナンバー2.根っからの権力・政治好きにもかかわらず、あえて表には立たず、したたかに、ナンバー2の生涯を全うした。 源義経。同じくナンバー2でありながら、組織のなかの自分の位置づけが出来ず。華やかなスタンドプレーを繰り広げ、ナンバー1が霞むなど数々の致命的失敗をおかした。 徳川秀忠。家康と三代家光の陰にかくれた秀忠こそが、徳川家の最大の功労者。大名の転封、改易、人員の配置転換など重要な施策を行い、幕府の基礎を固めた。メシよりイロより政治が好き。 他、平家政権の仕掛人「平時忠」、途中入社ゆえに栄光と挫折を味わった「明智光秀」、など。 巻末の城山三郎氏との対談には、2024年大河ドラマ『光る君へ』で注目の関白・藤原道長も登場。「この世をば」と詠った彼はナンバー1志向と思いきや、意外にも……。 歴史好きはもちろんのこと、今を生きるビジネスパーソンも必読! 「組織論」本としても読める名エッセイです。
  • 裸

    裸

    小説・文芸
    3.4
    1巻550円 (税込)
    「こうしてねぇ、あんたんチのおとうさんもねぇ、揉んだことあるとよぉ」と、自分の胸を揉みほぐしつつ語る伯母。その娘で肘の骨が飛び出るほど痩せているビョーキの従姉と同じバーで働く、あたし19歳……。博多の中心地、「ドブ川」こと那珂川ぞいでもたれあうように暮らす3世代の女たちを描いた表題作。お茶の販売店で生計をたてつつ、泰然と暮らす女性を描いた「スッポン」、他「ゆううつな苺」収録。芥川賞作家のデビュー作。
  • はだか嫁

    はだか嫁

    小説・文芸
    4.3
    1巻691円 (税込)
    美貌と気立てを見込まれ、江戸で指折りのリサイクルショップ・献残屋に嫁いで十二年。夫が外で生ませた子を育てながらも懸命に店を守るおしのは、ある日、またも夫の裏切りを知り、店を出る決意をするのだが…。時の将軍の寵姫「お琴の方」との交流、女主人としての迷いと決断。それらを経験し成長していく女性を鮮やかに描く時代小説。
  • 八月の舟

    八月の舟

    小説・文芸
    3.4
    1巻559円 (税込)
    「思い出した?」「なにを」「昨夜わたしにキスしたこと」ぼくは十七歳、北関東の街で、やたら生活力のあるお袋と暮らしている。けだるい夏休みのある日、つかみどころのない美少女・晶子に出会った。親友の田中くんと仲がいいのは気になるが、ぼくは晶子に惹かれてゆく。無茶なドライブをしたり、ビールをあおったり、大人の世界を覗き見したり…そんなゆるやかな日が、ずっと続くような気がしていたんだけど…。小さな街のリアルな青春を描き出した、傑作小説。
  • 八月の路上に捨てる

    八月の路上に捨てる

    小説・文芸
    3.4
    1巻519円 (税込)
    30歳の誕生日に、妻と離婚する予定の敦。暑いさなか、自動販売機に飲料缶を補充する仕事に回る車内で、同僚のシングルマザー・水城さんに、敦は結婚生活の顛末を尋ねられるまま語りはじめる…。ほんの僅かずつ掛け違っていく夫婦を描いた、第135回芥川賞受賞の表題作。ほか、働く男女の暮らしを淡々と描き出す「貝からみる風景」、妊娠中の娘が実家に戻ってきたのを機に煙草との離脱を決意した男の進行形禁煙小説「安定期つれづれ」を収録。
  • 蜂蜜秘密

    蜂蜜秘密

    小説・文芸
    3.9
    1巻712円 (税込)
    永遠の少年と花守る少女が秘密の扉を開く 〈奇跡の蜂蜜〉を作るポロウ村に転校してきたレオ。蜂蜜の秘密に関わる旧家の娘サリーは、それから次々と不思議な出来事に出会う。
  • 発想力

    発想力

    小説・文芸
    3.0
    1巻540円 (税込)
    なんだろう、このパワー……この忙しいのに、齋藤先生は楽しそう。「いやあ、またしても思いついてしまった」の毎日なのだ。井上陽水のトークを聞いてはそのコメント力に脱帽し、就職難に「おみそシステム」導入を訴える。「どんなブランドものを着ても、量販店ものに見せてしまう」その実力。効果がなくて身体にわるい、先生考案「人間電気ポットダイエット法」に、効果があっておすすめの「足指ガチョーン」。読めばつられて、あなたの脳がぐんぐん活性化するコラム。
  • 発達障害者が旅をすると世界はどう見えるのか イスタンブールで青に溺れる

    発達障害者が旅をすると世界はどう見えるのか イスタンブールで青に溺れる

    小説・文芸
    3.5
    1巻950円 (税込)
    稀代の文学研究者がゆくワンダーランド! 単なる旅行記ではありません。 この豊潤すぎる言葉とイメージの 洪水に打たれて震えろ! ――ブレイディみかこ(作家) 横道さんの知性と“間違う力”に 度肝を抜かれた! ――高野秀行(ノンフィクション作家) 各誌書評で大絶賛された異色の「当事者紀行」がついに文庫化。 とにかく凸凹(でこぼこ)な文学研究者がゆく圧巻のワンダーランド! ・ウィーンの夜道を“反復”徘徊し、月面世界と接続する ・グラナダの“フロー体験”とヴァージニア・ウルフの『波』 ・美しきソニアと村上春樹をめぐるマインドワンダリング ・カサブランカ――“砂塵の水中世界”とムーミン谷…etc. 奇跡の“ハイパートラベル当事者研究”がここに。 単行本 2022年4月 文藝春秋刊『イスタンブールで青に溺れる 発達障害者の世界周航記』 文庫版 2025年3月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 八丁堀「鬼彦組」激闘篇 狼虎の剣

    八丁堀「鬼彦組」激闘篇

    小説・文芸
    4.0
    1~12巻713~800円 (税込)
    北町奉行所の吟味方与力である彦坂新十郎が、同心倉田佐之助の妹きくを娶って二年が過ぎ、「鬼彦組」にも新しい仲間が加わった。平穏な日々を送っていた新十郎が、いつものように奉行所に出仕しようとしていたところ、殺しの一報が入った。大川端の新大橋の近くで、若侍が腕を切り落とされて殺害されたというのだ。実は最近、二組の男たちが同様の手口で殺されていた。同じ下手人の仕業なのか、「鬼彦組」に解決の沙汰が下った!
  • 800日間銀座一周

    800日間銀座一周

    小説・文芸
    3.3
    1巻700円 (税込)
    一冊の本を売る森岡書店の代表が銀座を歩く あんぱんを買い、一杯の酒を飲み、一着のスーツを作る。「一冊の本を売る」コンセプトで人気の森岡書店代表が、銀座の街を現在から過去、そして未来へと旅をする。明治の大火や関東大震災に戦災、そしてコロナ。幾度の危機を経てきた街とそこに関わる人々の魅力を、味のあるイラストと伊藤昊の写真とともに描きだすエッセイ。 和光の鐘/銀座の柳とアンリ・シャルパンティエ/ライバルとビヤホールライオン銀座7丁目店/鳩居堂の偶然/はち巻岡田の味/森茉莉と贅沢貧乏と銀座/銀座の紫陽花/考現学と童画の1925年/1600年頃の銀座/ソニーパークと東京大自然説/ドーバー ストリート マーケット ギンザとマロンパイ(贅沢貧乏として)/木村屋のあんぱん……など40篇を収録
  • 初しぐれ

    初しぐれ

    小説・文芸
    5.0
    1巻763円 (税込)
    書籍未収録の六篇を収めたファン必読の一冊 夫に先立たれた女の胸に去来する、若き日に泣く泣く別れた男の面影(表題作)。凶作続きで餓死者も出ている甲州の村。百姓代の決断は(「犬目の兵助」)。異国船の来襲に、愛するものを残し長崎警護へと向かう下級武士の悲話(「捨足軽」)。晩年の五篇と幻の直木賞受賞第一作。解説・鈴木文彦
  • 発明マニア

    発明マニア

    小説・文芸
    4.0
    1巻916円 (税込)
    通訳界の「エ勝手リーナ」として君臨した(?)米原さんが、亡くなる直前まで週刊誌に連載していたのがこのエッセイです。妹のユリさんによると、米原さんは小さい頃からの発明好き、工夫好き。この連載のコンセプトを「せこい発明でこの世の大問題を解決するっていうしかけ」とおっしゃっていたそうです。「国家機密の隠し方」「情緒安定なでなで装置」「無敵の性欲増進法」「日本人男性の誇りと自信向上計画」などなど、ユーモアあふれる119のアイデアを満載した、米原テイストが横溢する“発明ブック”です。
  • 波止場浪漫 上

    波止場浪漫

    小説・文芸
    -
    1~2巻815円 (税込)
    清水次郎長の娘が胸に秘める、運命の恋。 次郎長の末裔である著者が描く渾身の大河ロマン! 稀代の侠客として名を馳せた清水の次郎長。 ご一新の後は旧幕臣と官軍が入り乱れる殺伐とした清水港で地元の名士となり、波止場をつくる時も先頭に立った。 次郎長の養女となった「けん」は、幼い頃に出逢った白皙明眸の西洋医の面影が忘れられず、やがて二人の関係は深まっていくが……。 近代化に突き進む明治から大正の世に清水港で船宿を営み、「波止場のおけんちゃん」と呼ばれて人々から愛された次郎長の養女を主人公に、市井に生きる人たちの愛と別れを描く大河ロマン。
  • 花影の花 大石内蔵助の妻

    花影の花 大石内蔵助の妻

    小説・文芸
    3.5
    1巻800円 (税込)
    赤穂浪士・大石内蔵助の妻、りく。 忠臣として語り続けられる大石内蔵助ではなく、その妻にスポットライトを当てた、影の「忠臣蔵」。 討ち入り後、りくは遺児となった大三郎とともに生きるが、その生涯は哀しいものだった。赤穂に嫁ぎ、夫を支え、そして夫亡き後は忠臣たちの遺族のもとをまわるなど、最期まで武士の妻であった。そんなりくの人生を平岩弓枝が鮮やかに描き出した傑作長編。涙なくしては読めません。 第25回吉川英治文学賞受賞作。 ※この電子書籍は1990年に新潮社より刊行され、文藝春秋より2020年12月に刊行した文庫版を底本としています。
  • 花晒し

    花晒し

    小説・文芸
    4.0
    1巻682円 (税込)
    元芸者の右京は、亡き夫の後を継いで広小路を仕切る元締となった。ある日、美人で評判の娘が行方知れずになり、数日後に家に戻っても引きこもってしまう、という出来事が続いていることを知り、調べを始めたが……(「花晒し」)。急逝した著者の最後の連作短編のほか、新人賞を受賞した幻のデビュー作を特別収録。
  • 噺歌集

    噺歌集

    小説・文芸
    4.0
    1~5巻499円 (税込)
    3時間のコンサートのうち2時間はしゃべる、という しゃべりストさだまさしのステージをまるごと再現する活字ライブ。 シリーズ第一集は1980年前後のおしゃべりの中から選んだ 傑作面白ばなしをまとめて90本!  とにかく笑っちゃうアドリブに痛烈な楽屋落ち。 さらに自身の幼少期の話から、アリス、松山千春といった音楽仲間の話題まで。 さだまさしの歌を聴きながら読めば最高です。
  • 話のたね

    話のたね

    小説・文芸
    -
    1巻605円 (税込)
    7年間に23人女房を替えた男がいた。検非違使の長官の邸に仕えながら盗賊の頭目になっていた女がいた。皇后の嫉妬がこわいばかりに勅命を取り消した天皇がいた。覚悟の入水自殺を遂げたはずなのに何故あのとき止めてくれなかったのかと化けて出た偉い僧侶がいた──悩みのタネも、うろたえ方も、現代人とへだたるところなく、しかし彼らの対処ははるかにユニークで、風流である。古典から面白い話、ためになる話、いい話を集め、ていねいで軽快な筆致で解説をつけたアンソロジー。
  • はなちゃんのみそ汁

    はなちゃんのみそ汁

    小学3年生のはなちゃんは毎朝みそ汁をつくる。5歳の誕生日からの日課だ。「食べることは生きること。1人でも生きられる力を身につけて」。33歳で亡くなった母・千恵さんと約束したから──。20代で乳がん、結婚・出産をへて肺がんに転移という過酷な運命のなか、千恵さんがあかるい博多弁で綴った人気ブログと、夫の手記で綴る感動作。
  • 花鳥

    花鳥

    小説・文芸
    4.0
    1巻784円 (税込)
    7代将軍の生母、月光院の生涯を描く長編。 5代将軍・綱吉が発した「生類憐れみの令」への恐怖で傷ついた小鳥を助けられず途方に暮れていた浅草の住職の娘・輝を救った若者は、後の6代将軍家宣だった。思いがけぬ成り行きが続いての大奥入り、7代将軍の生母・月光院となった輝。未曾有の大事件「絵島生島事件」に遭遇して、腹心の絵島を失うまでの激動の生涯を、丁寧な女性の心理描写で人気の藤原緋沙子が描く。 清らかに必死に生きた聡明な女性・月光院への共感と哀切が湧き上がる傑作長編。
  • 花贄さまの初恋

    花贄さまの初恋

    小説・文芸
    4.0
    1巻800円 (税込)
    シリーズ累計33万部突破!「龍に恋う」著者のやさしさ満載の最新作。 皇都から離れた、緑豊かな花森村。 草花を自由に咲かせる能力をもつ霜子は、その異能ゆえに身内に蔑まれ、ついには陸軍中尉・晴晃との婚約を強いられてしまう。しかし予想に反して、晴晃は快活な青年だった! 二人が徐々に距離を縮める中、不穏な“惑い花”の呪いが村を蝕み始め――。 瑞々しく美しい和風恋愛ファンタジーの開幕! ■ 登場人物紹介 鹿屋野霜子(かやの・そうこ) 16歳のときに、神から見出されて異能を開花した。現在は「花贄」として村で孤独に暮らす。 丹羽晴晃(にわ・はるあき) 陸軍中尉。見た目に反して快活で素直。霜子の婚約者としてやってきたが、その目的は……?
  • 花のさかりは地下道で

    花のさかりは地下道で

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    戦後の混乱期、上野駅の地下道に行き場もなく住みついた人たちの中に、当時グレてばくちの世界で生きていた「私」も、時折加わった。そこで一人の娼婦と出会った。数年後に再会した彼女との淡くそして深いつきあいを描いた表題作をはじめ、「私」の胸のうちに熱い思い出を残して通りすぎていったさまざまな男と女たち──人との出会いのふしぎさをみごとに描く短篇集。「赤い灯」「星の流れに」「夜明け桜」「幻について」など十二作を収録した。
  • 花のながれ

    花のながれ

    小説・文芸
    3.0
    1巻600円 (税込)
    昭和40年の暮れ、上野、池之端にある江戸から続く老舗糸屋の当主・清兵衛が亡くなった。あとに残されたのは美しき三姉妹――長女として老舗を守るしっかり者の藤代、のんびり屋の次女喜久子、そして若くて活発な末っ子の桃子。下町人情の機微に揺れながら、3人の娘がたどる三者三様の愛と人生の哀歓を描く表題作ほか、2編。
  • 花の百名山

    花の百名山

    小説・文芸
    3.0
    1巻896円 (税込)
    春の御前山で思いがけず出会った、薄紅に咲きさかるカタクリの大群落。 あまりの小ささに草地に身を伏せて、ようやく所在を確かめた早池峰のチシマコザクラ。 レブンソウとの新しい出会いに、自分の命がその花に添って伸びひろがってゆくのを感じる―― 山と花をこよなく愛し、日本中の山々を踏破した著者が、その豊富な山行の中から、四季折々の山と花の結びつきを100選び、歴史や自身の思い出とともに綴った珠玉のエッセイ。第32回読売文学賞〈随筆・紀行賞〉受賞作。 1980年に刊行以来、多くの山好き・花好きの間で読み継がれてきたロングセラー。NHK衛星第2TVで放映された「NHK 花の百名山」、山と溪谷社刊行「花の百名山 登山ガイド」などを生み出すことになった、元祖である。 「あれらの山々にはどんな木が茂り、どんな水が流れ、どんな花々が咲いているのか」という思いで、生涯山に登り、花を愛しつづけた著者のひたむきさ、純粋さ、喜びが、文章の端々から伝わってくる名作が、活字を大きくして待望の復刊。 解説・平尾隆弘(初代担当者・神戸外国語大学客員教授)
  • 花ホテル

    花ホテル

    小説・文芸
    4.3
    1巻880円 (税込)
    平岩弓枝さんが円熟期に書いたミステリアス・ロマン。 舞台はフランスのコートダジュール。海をのぞむリゾートホテル「花ホテル」の経営に人生の再出発をかける美貌の女主人・朝日奈杏子と彼女を支える敏腕マネージャー佐々木三樹を主人公にした連作短編小説。 光あふれる南仏を舞台に、華麗で危険なドラマが繰り広げられます。 平岩さんの代表作である『御宿かわせみ』が好きな方なら、絶対にハマる一冊。1983年には山本陽子さん・名高達郎さんの主演でドラマ化されました。 ※この電子書籍は、1983年4月に新潮社より刊行された単行本を新潮文庫で文庫化した作品を二次文庫化した、文春文庫版を底本としています。
  • 花まんま

    花まんま

    小説・文芸
    3.9
    1巻800円 (税込)
    【第133回直木賞受賞作「花まんま」映画化決定!】 まだ幼い妹がある日突然、母のお腹にいた時のことを話し始める。それ以降、保育園をぬけだし、電車でどこかへ行こうとしたり、習ったことの無い漢字を書いたり。そして、自分は誰かの生まれ変わりだと言い出した…(表題作「花まんま」)。 INFORMATION 映画『花まんま』 2025年春 全国公開 出演:鈴木亮平 有村架純 監督:前田 哲 配給:東映 公式HP:https://hanamanma.com ~映画化によせて~原作者の言葉 私が書いた『花まんま』は八十枚ほどの短編で、もともとは子供である俊樹とフミ子の物語でした。今回の映画化の際には、原作をそのままに生かしつつストーリーを膨らませ、見事に世界を広げていただきました。私の手が届かなかったところにまで気持ちが届いていて、原作者冥利に尽きるというものです。さらに存在感のある出演者の方々には期待が高まるばかりで、まさに私一人では見ることができなかった『花まんま』です。 ------------------ 昭和30~40年代の大阪の下町を舞台に、当時子どもだった主人公たちの思い出が語られる。ちょっと怖くて不思議なことや、様々な喜びやほろ苦さを含む物語に、深い感動と懐かしさがせまる傑作短篇集。 第133回直木賞受賞作。
  • 花森安治の編集室 「暮しの手帖」ですごした日々

    花森安治の編集室 「暮しの手帖」ですごした日々

    小説・文芸
    5.0
    1巻702円 (税込)
    「文章は話すように書け」「ひとの身になって考えろ」「編集者は、芸人でなくてはならない」「編集者にとって、字はいのちだ」「眼は高く、手は低く」 ――伝説の編集者・花森安治はきわめつきの頑固でワンマン、そして自由でしなやかな精神をもつ、天才肌の職人だった。 「暮しの手帖」編集部で花森安治、創業者の大橋鎭子と6年間を過ごし、雑誌作りを一から叩き込まれ、だれよりも怒られた元編集部員がつづる回想。 NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」が、より楽しめる一冊!
  • 華やかな兵器

    華やかな兵器

    小説・文芸
    4.0
    1巻550円 (税込)
    時空を超えて歴史上の事件をテレビ中継する「とりなおし(リテイク)」。非友好的な地球外生命体が地球に送り込んだ秘密兵器を探る表題作「華やかな兵器」。ほかに「交叉点」「反魂鏡」「歩み去る」「曇り空の下で」「山姥譚」、ウォーキング・シンクタンクといわれる著者の、知識とメッセージをつめこんだ無茶苦茶面白いSF短篇七つ。笑って、ほのぼのし、ホッとし、不思議ワールドにひきずり込まれ、ドキッとし、ロマンに胸躍り、戦慄し、涙する……。
  • 花や散るらん

    花や散るらん

    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    京の郊外に居を構え静かに暮らしていた雨宮蔵人と咲弥だったが、将軍綱吉の生母桂昌院の叙任のため、上京してきた吉良上野介と関わり、幕府と朝廷の暗闘に巻き込まれてしまう。そして2人は良き相棒である片腕の僧、清厳とともに江戸におもむき、赤穂・浅野家の吉良邸討ち入りを目の当たりにする事となるのだが。2人の運命は如何に……。『いのちなりけり』で歴史小説界に新たな地平を切り開いた作者が、名コンビを再び登場させた! 葉室麟の野心作。
  • 花酔ひ

    花酔ひ

    小説・文芸
    3.9
    1巻652円 (税込)
    『ダブル・ファンタジー』を超える、衝撃の官能世界! 恋ではない、愛ではなおさらない、もっと身勝手で、純粋な何か――。浅草の呉服屋の一人娘、結城麻子はアンティーク着物の仕入れで、京都の葬儀社の桐谷正隆と出会う。野心家の正隆がしだいに麻子との距離を縮めていく一方、ほの暗い過去を抱える正隆の妻・千桜は、人生ではじめて見つけた「奴隷」に悦びを見出していく……。かつてなく猥雑で美しい官能世界が交差する傑作長篇。
  • 離れ折紙

    離れ折紙

    小説・文芸
    3.9
    1巻682円 (税込)
    美術ミステリならこれを読め! 「騙すか、騙されるか」。関西の骨董業界を巡る丁々発止をテンポよく描き、人間の尽きることない欲望をあぶり出す傑作美術ミステリ。! ※本作品は 2015年12月24日まで販売しておりました単行本電子版『離れ折紙』の文庫電子版となります。 本編内容は単行本電子版と同じとなります。
  • 羽生結弦 王者のメソッド

    羽生結弦 王者のメソッド

    2014年ソチ冬季五輪で、日本の男子フィギュア史上初の金メダルに輝いた羽生結弦。 史上最年少の12歳で全日本ジュニアの表彰台に上がり、14歳で初出場した世界ジュニア選手権では、すでに「僕が日本で2人目の金メダリストになる」と宣言していた。 15歳で世界ジュニア優勝、17歳で世界選手権銅メダル、19歳で五輪と世界選手権、GPファイナルの3冠達成。20歳で史上初の300点超えを果たした。 「悔しすぎて、嬉しくなってきました」「僕はレジェンドになりたい。羽生結弦の名前を歴史に刻みたい」「これからは自分のなかで戦いを創り上げていかないといけない」「絶対王者になってやる」 その柔和で端正な容姿からは想像できない強い意志を持った「羽生脳」と、そこから導き出される「絶対王者のメソッド」が浮かび上がる。 本文カラー写真を再構成し、2016年以降、平昌五輪に向けて更なる進化を遂げていく過程を、「文庫版あとがき 王者のメソッド、最後は挑戦心に戻る」として追加した文庫版を電子化。
  • 母親やめてもいいですか 娘が発達障害と診断されて…
    完結

    母親やめてもいいですか 娘が発達障害と診断されて…

    少女・女性マンガ
    3.5
    全1巻693円 (税込)
    「この母親は許せない!」「すごく救われた。ありがとう!」賛否両論を巻き起こした超ド級の子育てコミックエッセイ!母娘の近況も新たに追加収録。 高機能自閉症やアスペルガー症候群の権威・杉山登志郎先生の解説付き。 不妊治療や流産を乗り越え、ようやく授かった娘は発達障害だった。療育に奔走するが、わが子と心が通い合わない事に思い悩み、いつしか将来を悲観するようになっていく。チャット、浮気、新興宗教……現実逃避を重ねる中、夫から離婚届を突き付けられてしまう。その時、私が選んだ道とは――。著者の絶望と再生の体験記!
  • 母なる色

    母なる色

    小説・文芸
    4.5
    1巻880円 (税込)
    101歳。人間国宝にして随筆の名手が紡ぐ、色彩と言葉の織物 【言葉と色彩の、極上の織りもの】 世界の見え方が変わる文章です。 染織に興味がある方はもちろん、自然とは、生きるとは、仕事とは何かについて考えている方にはぜひ読んでいただきたいです。 ――小説家・ほしおさなえさん推薦! 手仕事なくしては、一日も生きられない―― 人間国宝にして『一色一生』(大佛次郎賞受賞)などの著書で知られる 染織家・志村ふくみの名随筆が、単行本刊行から20年以上の時を経て、 待望の文庫化!! 文庫版では、志村ふくみが京都・嵯峨野の工房で機織りをしている貴重なショットから、桜の枝(植物染料)で糸を染めていく行程まで、数多の撮りおろしの写真を堂々追加! 可愛らしく綺麗な小裂(こぎれ)、植物染料で染まった美しい糸、オリジナル機織り機など、カラー4色の写真ページ、必見です。 平凡な主婦が31歳のときに染織の世界に飛び込み、 日夜を忘れて仕事に没頭する日々を送っていた。 糸を植物染料で染めていたある日、風と光の中で新しい色が誕生した瞬間に巡り合う。 失敗を繰り返しながらも道を切り拓き、紬織の第一人者、人間国宝に。 植物が与えてくれる自然の恩恵、“母なる色”について綴る名随筆。 解説・田中優子(法政大学名誉教授、同大学江戸東京研究センター特任教授) 単行本 1999年4月 求龍堂刊 文庫版 2025年11月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 (文庫化にあたり加筆修正いたしました。文庫オリジナル版ビジュアルページを冒頭に追加しました。)
  • 羽生善治 闘う頭脳

    羽生善治 闘う頭脳

    1996年2月、史上初の七タイトル独占を達成。通算タイトル獲得90期(史上1位)。 1991年以降24年にわたり、少なくとも一冠以上を保持。通算対局数500超、通算勝率7割超の双方を満たす唯一の棋士 ――将棋棋士、羽生善治さんが打ち立ててきた記録の一端です。いまなお勝ち続けている彼の発する言葉には、将棋の枠には収まりきらない深い含蓄に満ちています。 【主な内容】 1. 巻頭ロングインタビュー「勝つための6つのプロセス」 2. 羽生善治の思考力 〈覚える〉と〈発想する〉のスイッチを切り替える 【対談】「頭の使い方」にはコツがある ×池谷裕二(脳研究者) 【講演録】「長考に好手なし」決断力を磨くために 3. 羽生善治の「勝負力」――七冠プレイバック1995-1996 4. 羽生善治の「発想力」 眠っていた力が目覚めるとき ×小川洋子 サムライ魂と勝負の心 ×為末大 人間の理を越えて ×朝吹真理子 5. 羽生善治の「人間力」 「垂直」な人間関係、「水平」な人間関係 ×山折哲雄 「将棋はゲーム」と言い切る革命児  大崎善生 6. 羽生善治の「持続力」 調子の上がらぬ朝にこそ、すべきことがある 高川武将 若い世代に勝ち続ける思考法 聞き手・後藤正治 特別対談「考える力」と「捉える力」  ×沢木耕太郎 特別対談 「七冠制覇は自分の力で成し遂げた気がしませんでした」 × 阿川佐和子 ※2015年3月配信のムック電子版に巻末の阿川佐和子氏の対談を加えた、文庫の電子版です。※
  • まぐさ桶の犬

    葉村晶シリーズ

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    ミステリ作家やミステリファンに熱い支持を受ける“葉村晶”が帰ってきた──! タフで不運すぎる女探偵・葉村晶。 吉祥寺のミステリ専門書店〈MURDER BEAR BOOKSHOP〉でアルバイトとして働きながら、〈白熊探偵社〉のただ一人の調査員として働いている。 「さよならの手口」(2014年4位)、「静かな炎天」(2016年2位)、「錆びた滑車」(2019年3位)、「不穏な眠り」(2021年10位)と「このミス」上位常連の人気シリーズ、5年ぶりの書き下ろし長編が文庫で登場です。 「鼻からポタポタと血を垂らしながら考えた。いったいどこのどいつだ、わたしを殺そうとしているのは……。 心当たりは、ありすぎるほどあった」(本文より) 葉村晶も五十代に突入し、老眼に悩まされるお年頃。 魁皇学園の元理事長でミステリのエッセイストとしても名を馳せた乾巌、通称カンゲン先生に、<秘密厳守>で「稲本和子」という女性の行方を捜してほしいと頼まれた晶。 彼女の一人娘は学園の理事だったが、本屋で万引きしたとして留置中に急死していた……。 高級別荘地の<介護と学園地区構想>など、さまざまな思惑が絡み合い、 やがて誰もが予想のしない結末へ! 前回の書き下ろし長編「静かな炎天」は「このミス」2位、「読書芸人」のカズレーザーさんや、のんさんも絶賛、2020年には、NHK総合で「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」として連続ドラマ化もされています。 クールでドライでシニカルで、唯一無二の強烈な魅力を放つ葉村晶が、緑の古い小型車“毒ガエル”を駆って真実に迫ります。
  • 速すぎるニュースをゆっくり解説します Fast News,Slow Journalism

    速すぎるニュースをゆっくり解説します Fast News,Slow Journalism

    ビジネス・実用
    5.0
    1巻896円 (税込)
    誰もがスマホに追われている今だからこそ、「スロー」なジャーナリズムを! 慌ただしい日々のニュースの塵を払ってゆっくり解説しなければ、世界の変化の本質は見えません。トランプ登場、英EU離脱のきっかけは? 米朝首脳会談や北方領土問題など、どう状況が変わった? 数年間の情報をまとめて池上彰が解説します。半藤一利、エマニュエル・トッド、出口治明との対談も収録。 【目次より】 第1章 アメリカ激変──トランプイズムとは何か 第2章 EU崩壊──自国ファーストと女帝メルケルの挫折 第3章 ロシアの覇権──“皇帝”プーチンの新・帝国主義 第4章 中東の火種──大国サウジvsイランの時代に 第5章 中国の成長痛──習近平、“皇帝”への道 第6章 韓国・北朝鮮の新展開──「シン・冷戦」の結末は 第7章 沈む日本──安倍一強のひずみ
  • 祓い師 笹目とウツログサ

    祓い師笹目とウツログサ

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻770~800円 (税込)
    見えないけれど、どこにでもいる 植物の妖怪とも称されるウツログサ。 多くは無害だが人についたものは宿主の欲望を読んで成長することもある。 幼いころから傍にある穴。誰にも言えず自分だけが見えることに 怖さを感じて――(「アナホコリ」)。 ニュータウンのひかり台でウツログサを祓う男と、 それに囚われた人々の心のうちをあざやかに描く。 『活版印刷三日月堂』の著者によるリアルで不思議な物語。文庫オリジナル。
  • ハリウッド女優になったOL奮闘記

    ハリウッド女優になったOL奮闘記

    小説・文芸
    4.5
    1巻611円 (税込)
    やりたいこと、夢……簡単にみんな口にするけど、肝心の私の夢っていったい何? 率直な疑問をみずからに向けた彼女の答えは「アメリカで女優になるんだ」。壮大な憧れを成就するため、大企業のOLを辞め、驚く家族を説得し、恋人を日本に残し、単身ハリウッドに乗りこんだ著者。しかし、そこで待ち受けていたのは、言葉の壁、孤独、摂食障害。障壁に挑み、ときに苦しみながらも「俳優」の仕事を獲得し、実現させていくまでを克明につづった感動の手記。
  • 播磨国妖綺譚 あきつ鬼の記

    播磨国妖綺譚

    美しく、時に切ない。播磨国で暮らす「陰陽師」の物語 律秀と呂秀は、薬草園をあずかりながら庶民と暮らす、心優しい法師陰陽師の兄弟。ある出来事をきっかけに、彼らは一匹の鬼と出会う。 ※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ハルカ・エイティ

    ハルカ・エイティ

    小説・文芸
    4.1
    1巻997円 (税込)
    大正に生まれ、見合い結婚で大阪に嫁ぎ、戦火をくぐり抜け、戦後の自由な時代の波に乗り……。人生の荒波にもまれつつも、平凡な少女は決して後ろ向きになることなく、その魅力を開花させ、みんながハルカの天真爛漫なキャラクターに引き込まれていく。やっぱ、新時代の婦人は、これくらいさばけてなあかん! 実在の伯母をモデルに、著者が新境地に挑んだ原稿1000枚の力作。ヒメノ式「女の一生」、直木賞候補の傑作長編。
  • 春告鳥 女占い十二か月

    春告鳥 女占い十二か月

    小説・文芸
    5.0
    1巻764円 (税込)
    江戸時代にも「占い」は流行し、女性たちはそのお告げに一喜一憂していた。実際に出版されていた占い本「女用知恵鑑宝織(おんなようちえかがみたからおり)」。女の吉凶を生まれ月ごとにズバリあてるこの本に想を得て、1月生まれから12月生まれまで、12人の女の喜びと悲哀が綴られる。月ごとの風物を織り込みながら、時代小説の名手が江戸の女の恋愛を生き生きと描き出す。切なくも愛らしい傑作時代短篇集。
  • 春の夢

    春の夢

    小説・文芸
    4.1
    1巻691円 (税込)
    亡き父の借財を抱えた大学生、井領哲之。大阪にあるホテルでのアルバイトに勤(いそ)しむ彼の部屋には、釘で柱に打ちつけられても生きている蜥蜴(とかげ)の「キン」がいる──。可憐な恋人とともに、人生を真摯に生きようとする哲之の憂鬱や苦悩、そして情熱を1年の移ろいのなかにえがく、青春文学の輝かしい収穫。
  • 春はそこまで 風待ち小路の人々

    春はそこまで 風待ち小路の人々

    小説・文芸
    3.5
    1巻712円 (税込)
    江戸は芝神明宮にほど近い「風待ち小路」には、小さな店が肩を寄せ合うように集まっている。その中のひとつ、絵草紙屋・粂屋のあるじ笠兵衛は、いまひとつ覇気が見えない跡取り息子の瞬次郎に物足りなさを感じていた。ある日、半襟屋のおちせが店に引札(広告チラシ)を依頼に訪れ、瞬次郎と恋仲になっていくが……。子連れのおちせが抱える意外な秘密とは? 男と女、父と子、母と子──さまざまな人間模様を感情豊かに描く連作短篇集。時代小説の新たな担い手による傑作。
  • 春は昔 ──徳川宗家に生まれて

    春は昔 ──徳川宗家に生まれて

    小説・文芸
    4.3
    1巻817円 (税込)
    15代将軍・徳川慶喜の跡を継いだ家達を祖父に持ち、17代・家正の長女として生まれた著者による、自伝的エッセイ。若き日は、大使として世界各国に赴任した父に同行。音楽やスポーツが得意で、一躍社交界のスターに。会津松平家に嫁いだ後、家事と育児に追われ辛苦をなめるがくじけない。戦中は、御殿場で食べ物にも苦労する疎開生活。秩父宮、近衛文麿、栗林忠道などとの縁……。大正、昭和と激動の時代を生きた「お姫さま」中の「お姫さま」による心打つ回想記。
  • 春、バーニーズで

    春、バーニーズで

    小説・文芸
    3.6
    1巻540円 (税込)
    妻と幼い息子を連れた筒井は、むかし一緒に暮らしていた男と、新宿バーニーズのスーツ売り場でばったり再会する。懐かしいその人は、花柄の派手なシャツを着て、指には大きなエメラルドの指輪、相変わらずの女言葉で、まだ学生らしき若い男の服を選んでいた。当惑した若い男の姿は、まるで10年前の自分だ。日常のふとしたときに流れ出す、選ばなかったもうひとつの時間。デビュー作「最後の息子」のその後が語られる表題作にはじまる、磨きぬかれた連作短篇集。
  • はるまき日記 偏愛的育児エッセイ

    はるまき日記 偏愛的育児エッセイ

    小説・文芸
    4.1
    1巻652円 (税込)
    ドラマ化&アニメ化された『臨死!!江古田ちゃん』の瀧波ユカリはじめてのエッセイ集。2010年9月に生まれた娘、名付けて「はるまき」が、寝たきり乳児から走り回り乳幼児になるまでを描いた育児日記には、子育てものに欠かせない「かわいい!」や「共感しちゃう~!」は存在しない。その代わり、乳児を抱える新米夫婦の大いなる妄想や現実逃避、大人のホンネが満載! スリル満点のおむつ替え、新しい授乳法「おっパブ」の開発、乳児に向かって時には歌い踊り、時には淡々と説諭する夫。飲む出す吐くしゃぶる寝る泣くを繰り返すはるまきの、突然やってきた赤子の宇宙人感や赤ちゃん特有のむっちり感……。はるまきの成長とともにつづった爆笑の育児エンタメ・ノンフィクション! 書き下ろしの4コマ漫画も収録。
  • ハルモニア

    ハルモニア

    小説・文芸
    4.1
    1巻753円 (税込)
    脳に障害をもつ由希が奏でる超人的チェロの調べ。言葉を解せず、道徳を持たない女性にもたらされた才能は、中堅どころの音楽家によって恐るべき開花を遂げる。しかし、難曲をこなし、自在に名演奏を再現してみせるその旋律には、自己表現が決定的に欠けていた。彼女の音に魂を吹き込もうとするチェロ奏者・東野。<天上の音楽>にすべてを捧げる二人の前に次々と起こる超常現象と奇怪な事件。崇高な人間愛と世俗の欲望を圧倒的筆力で描く文芸ホラー長篇。
  • 春を背負って

    春を背負って

    小説・文芸
    4.2
    1巻641円 (税込)
    主人公の長嶺亨は大学院卒業後、サラリーマンをしていたが、父親の訃報をきっかけに奥秩父の山小屋を継ぐことになった。そんな亨をサポートしているのが「ゴロさん」。父親の大学の後輩で、ひょんなことからホームレス生活をしていたが、亨の父親と再会。父親の死後は亨を手伝い始めた。ある日、年配の刑事がゴロさんそっくりの指名手配のチラシを持って亨の家にやってきた。あまりにも謎に包まれたゴロさんの過去。亨の心にうまれた疑いの灯――。奥秩父の山小屋を舞台に、山を訪れる人々が抱える人生の傷と再生を描く、感動の山岳ヒューマン小説。監督・木村大作、主演・松山ケンイチで感動の映画化!
  • 繁栄の昭和

    繁栄の昭和

    小説・文芸
    3.5
    1巻743円 (税込)
    文壇のマエストロ、超斬新な短編集 迷宮殺人の現場にいた謎の小人、 人工臓器を体内に入れた科学探偵、 窃盗団に身をやつした貴公子、 ツツイヤスタカを思わせる俳優兼作家……。 メタフィクションとノスタルジー、奇想に満ちた妖しげな世界に、どこまでも誘われてください。 ツツイワールド大爆発! 【目次】 繁栄の昭和 大盗庶幾 科学探偵帆村 リア王 一族散らし語り 役割演技 メタノワール つばくろ会からまいりました 横領 絵の教室 知床岬 高清子とその時代
  • はんざい漫才

    はんざい漫才

    小説・文芸
    3.0
    1巻815円 (税込)
    女三十一歳、寄席ではじける! スキャンダルの傷をもつ漫才コンビが神楽坂倶楽部に出演することに。席亭代理・希美子にも人生の決断の時が。寄席ミステリ第三弾!
  • 「半沢直樹」で経済がわかる!

    「半沢直樹」で経済がわかる!

    ビジネス・実用
    3.6
    1巻529円 (税込)
    『経済の入門書であると同時に、「半沢直樹」シリーズの入門書である』(池井戸潤 序文より) ●半沢は取引先の訪問で何を見ているのか? ●粉飾決算の手口とそれを見抜く方法 ●最優秀店舗に選ばれるといくらもらえる? ●金融庁の「黒崎キャラ」は本当にいるの? ●M&Aから焦土的経営まで、企業買収の最前線とは? ●バブル期とは何だったのか? 「半沢直樹」シリーズに登場する台詞や事象を上げて、経済・金融用語を優しく解説した1冊。「100のキーワード」でお金をめぐる社会の仕組みが丸わかり! 「半沢直樹」ワールドを2度楽しめる本。 文庫書き下ろし作品。
  • 反知性主義者の肖像

    反知性主義者の肖像

    小説・文芸
    4.2
    1巻880円 (税込)
    〈本書は、単行本『コロナ後の世界』(2021年 文藝春秋刊)を文庫化にあたり改題したものです。〉 「生きている気」がしなくなる国で 陰謀論、他者への悪意、排外主義……社会の病毒をえぐり再生への道筋を示す処方箋。文庫化企画として森本あんりさんとの対談を掲載。 なぜ日本は”生きている気”がしない国になったのか。「自分は正義を執行している」と信じる人は時にとてつもなく残酷になれる。尖った言葉が蔓延する社会で「親切」であることの意味を問う言葉の処方箋。『コロナ後の世界』を改題し、文庫化特別企画として『反知性主義』『不寛容論』の著者、森本あんりさんとの対談を収録。 単行本 『コロナ後の世界』2021年12月 文藝春秋刊 文庫版 2025年12月 文春文庫刊 ※文庫化にあたり改題 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 藩邸差配役日日控

    藩邸差配役日日控

    小説・文芸
    4.2
    1巻790円 (税込)
    お務め一途な江戸の男が相対する五つの難題 江戸藩邸の“なんでも屋”、差配役のもとには日々厄介事が持ち込まれる。消えた若君に、不審な入札…。五つの難題に挑む痛快な物語。 単行本 2023年4月 文藝春秋刊 文庫版 2026年3月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 反日種族主義 日韓危機の根源

    反日種族主義

    ビジネス・実用
    5.0
    1巻880円 (税込)
    激震が走った話題のベストセラー 憂国の研究者グループが、慰安婦問題、徴用工問題、竹島問題などを実証的研究に基づき検証。韓国に蔓延する「嘘の歴史」を指摘する。 目次 日本語版序文 はじめに プロローグ 嘘の国 ●第1部 種族主義の記憶 1 荒唐無稽『アリラン』 2 片手にピストルを、もう片方に測量器を 3 食糧を収奪したって? 4 日本の植民地支配の方式 5 「強制動員」の神話 6 果たして「強制労働」「奴隷労働」だったのか? 7 朝鮮人の賃金差別の虚構性 8 陸軍特別志願兵、彼らは誰なのか! 9 もともと請求するものなどなかった――請求権協定の真実 10 厚顔無恥で愚かな韓日会談決死反対 ●第2部 種族主義の象徴と幻想 11 白頭山神話の内幕 12 独島、反日種族主義の最高象徴 13 鉄杭神話の真実 14 旧総督府庁舎の解体――大韓民国の歴史を消す 15 親日清算という詐欺劇 16 ネバー・エンディング・ストーリー 「賠償!賠償!賠償!」 17 反日種族主義の神学 ●第3部 種族主義の牙城、慰安婦 18 我々の中の慰安婦 19 公娼制の成立と文化 20 日本軍慰安婦問題の真実 21 解放後の四十余年間、慰安婦問題は存在しなかった 22 韓日関係が破綻するまで エピローグ 反日種族主義の報い 解説 「反日種族主義」が問いかける憂国 久保田るり子(産経新聞編集委員) 文庫版付記 ※この電子書籍は2019年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 半分、青い。 上

    半分、青い。

    小説・文芸
    4.3
    1~2巻968~1,018円 (税込)
    心は、空を飛ぶ。 片耳を失聴したヒロイン、スズメの愛と勇気の物語――。 高度成長期の終わり、岐阜県の小さな食堂に生まれたスズメ。 小学生の時に病気で左耳を失聴してしまうが、我が子を愛してやまない両親と、 同じ日に同じ病院で生まれた幼馴染のリツに支えられ健やかに成長する。 高校を卒業したスズメは少女漫画家を目指し上京し、 人気漫画家・秋風羽織のもとで仲間と修業に打ち込むが……。 最注目の「連続テレビ小説」を小説でお楽しみ下さい
  • 伴侶の死

    伴侶の死

    あなたは自分にとって大切な人――たとえば夫や妻のことを、本当に知っていると言えますか? 著者は、38年間連れ添った夫を、癌告知からわずか12日で失います。突然の別れに混乱する中、著者の中で芽生えたのは、「夫はどんな人だったのか?」という、自責を含んだ問いでした。そうして、夫の真の姿を知るために旧知の人たちを訪ね歩き、「夫探し」の旅を始めた著者が見出した答えとは……。夫婦の在り方を問い、ベストセラーとなった名著、四半世紀の時を超えて待望の復刊です
  • ハートフル・ラブ

    ハートフル・ラブ

    小説・文芸
    3.7
    1巻880円 (税込)
    『イニシエーション・ラブ』著者が放つ珠玉のミステリ7篇 日本推理作家協会賞候補となった「夫の余命」のほか、名手の技が冴える驚愕ミステリ連発! 最新書き下ろし収録のオリジナル短篇集。
  • バイアウト 企業買収

    バイアウト 企業買収

    小説・文芸
    3.4
    1巻712円 (税込)
    金儲けを第一主義に、敵対的TOBなどで世間の注目を集める相馬ファンド。相馬との念願の取引にこぎつけた外資系証券会社の広田美潮だったが、買付を依頼された銘柄は、皮肉にも幼い頃自分を捨てた父の音楽会社だった。また相馬だけでなく他三社がTOBを仕掛けてくる異常事態発生。生き残りをかけた熾烈な戦いが始まった。金儲けは悪か? 企業の価値とは何か? 日本経済の希望を書き続ける著者渾身の長編小説。
  • 売国

    売国

    小説・文芸
    3.6
    1巻784円 (税込)
    検察、宇宙、陰謀――真山仁の真骨頂! 日本が誇る宇宙開発技術をアメリカに売り渡す「売国奴」は誰だ!? 検察官・冨永と若き研究者・八反田遙。陰謀渦巻く骨太社会小説。 テレビ東京系ドラマスペシャル 『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』(出演 玉木宏 仲代達矢ほか)原作。 気鋭の特捜検事、冨永真一。 宇宙開発の最前線に飛び込んだ若き女性研究者・八反田遙。 ある汚職事件と、親友の失踪が二人をつなぐ。 そして炙り出される、戦後政治の闇と巨悪の存在。 正義を貫こうとする者を襲う運命とは!? 雄渾な構想と圧倒的熱量で頁を捲る手が止まらない! 真山仁の超弩級謀略小説。 解説・関口苑生
  • 幕府軍艦「回天」始末

    幕府軍艦「回天」始末

    歴史に秘められた事実を掘り起こした傑作長篇。 明治二年三月二十五日の夜明け。 宮古湾に碇泊している新政府軍の艦隊を 旧幕府軍の軍艦「回天」が襲った――。 箱館に立てこもった榎本武揚、土方歳三らは、次第に追い詰められていく状況を打開しようと、新鋭艦・開陽丸なきあと二番手の軍艦だった「回天」を使い、大胆な奇襲に賭けたのだった。 奇襲には成功したが、外輪船で小回りが利かない「回天」は、新政府艦隊に包囲されて集中砲撃を浴びる――。 一切作者の主観的視点は入れ込まず、事実のみをたどり、「回天」の運命を追いながら、初めて海上から箱館戦争が描かれた。 後に書かれる『天狗争乱』につながる、隠れた名作。 薩摩藩領宝島において、外国の捕鯨船員と島の警備の日本人との間の、小規模ながら戦闘がおこなわれた様子を描く「牛」を併録。 解説・森 史朗
  • ちょっと徳右衛門 幕府役人事情

    幕府役人事情

    小説・文芸
    4.0
    1~6巻662~784円 (税込)
    八十石取りの与力・浜野徳右衛門32歳。日々のお役目は無難にこなし、偉くなるより家庭円満の暮らしを愛していたが、ある日、息子の慎之介が上役の息子にイジメられていることを知り……出世を望む妻、上司や同僚の視線、人情が呼ぶ意外な事件。右往左往の徳右衛門、ささやかな幸せを守れるか!? 剣の腕は確かで上司の信頼も厚い、マイホーム侍、見参。新感覚時代シリーズ初登場!
  • 幕末

    幕末

    小説・文芸
    3.8
    1巻880円 (税込)
    「歴史はときに、血を欲した。このましくないが、暗殺者も、その兇手に斃れた死骸も、ともにわれわれの歴史的遺産である。そういう眼で、幕末におこった暗殺事件を見なおしてみた」(「あとがき」より)。春の雪を血で染めた大老・井伊直弼襲撃から始まった幕末狂瀾の時代を、清河八郎、吉田東洋など十二の暗殺事件で描く連作小説。
  • 幕末新選組 新装版

    幕末新選組 新装版

    小説・文芸
    4.1
    1巻743円 (税込)
    なあに、明治維新なんてえものはね、つまり薩長たち雄藩と徳川との争いさ。いまのような文明開化の世が来たのも、そいつは時勢というやつでね。つまりは日本国民がえらいのだよ──いたずら好きの腕白小僧が、父の意に反しひたすら剣術の稽古にあけ暮れて十年。折しも幕末の動乱期、永倉新八は剣道の快感に没入した青春の血汐をそのまま新選組に投じた。女には弱いが、剣をとっては近藤勇以上と噂された新八の、維新後におよぶ生涯を、さわやかに描ききった長篇。
  • 幕末風塵録

    幕末風塵録

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    浦賀にペリー艦隊が突如、現れたのは、嘉永六年六月のこと。この黒船ショックが、その後どういう変容を遂げて明治維新や現代に受け継がれて行ったか──。「戊辰戦争の敗者の慰霊鎮魂なしには、明治以後の歴史は語り得ない」とする著者が、動乱の幕末の深層を抉り、将軍から遊女まで、人々の息遣いに触れさせてくれる随想集。《目次の一部》榎本武揚と樺太、吉田松蔭とテレパシー、大奥は砂糖天国、家茂びいき、将軍の気くばり、トコトンヤレ節由来、写真術事始、ナポレオンと留学生ほか。
  • ばくりや

    ばくりや

    小説・文芸
    3.6
    1巻611円 (税込)
    あなたの「能力」を、あなたにはない誰かの「能力」と交換いたします――。北の街の路地裏に「ばくりや」という店がひっそりあった。女に異常に好かれる三波は、その力を交換すべく店を訪ねたが……。その他、就職先が必ず潰れる、ささいなことでも泣けるなど、能力を交換した人々の悲喜劇を描く異色の連作短篇集!
  • 伴天連の呪い

    伴天連の呪い

    小説・文芸
    3.0
    1巻641円 (税込)
    大好評「彦輔」シリーズ第2弾! ちゃっかり御家人三男坊・鹿角(かづの)彦輔が芝の寺へ遊山に出かけたところ、隣の寺の裏手で額に十字の焼き印を押された死体が発見された。そこはかつて、切支丹の伴天連(ばてれん)が何十人も火あぶりにされた寺だという。彦輔は意外な犯人に行き当たるが――個性豊かな面々が江戸の町で大活躍する傑作時代小説集!
  • バナナの丸かじり

    バナナの丸かじり

    小説・文芸
    4.0
    1巻730円 (税込)
    バナナの皮を踏むと本当に滑って転ぶのか? 嫌いは嫌い、好きは好き。鰻重っておいしいんだよねー! と叫びたくなる抱腹絶倒の東海林ワールド、「丸かじり」シリーズ第41弾!
  • ばにらさま

    ばにらさま

    小説・文芸
    4.0
    1巻700円 (税込)
    二度読み必至! 伝説の直木賞受賞作『プラナリア』に匹敵する、 光と闇が反転する傑作短編集。 1,「ばにらさま」  僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。 2,「わたしは大丈夫」 夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私。 3,「菓子苑」 気分の浮き沈みの激しい女友だちに翻弄されるも、放って置けない。 4,「バヨリン心中」 余命短い祖母が語る、ポーランド人の青年をめぐる若き日の恋。 5,「20×20」  主婦から作家となった私は、仕事場のマンションの隣人たちと……。 6,「子供おばさん」 中学の同級生の葬儀で、遺族から形見として託されたのは。 以上6編を収録。 日常の風景の中で、光と闇を鮮やかに感じさせる凄み。 読み進むうちにぞっと背筋が冷えるような仕掛け。 「えっ」と思わず声が出るほど巧みな構成。 引きずり込まれる魅力満載の山本文緒文学! 2021年10月に惜しくも逝去した著者最後の小説集。 解説=三宅香帆 ※この電子書籍は2021年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ババア・ウォーズ 新たなる美貌

    ババア・ウォーズ

    小説・文芸
    3.6
    1~3巻580~600円 (税込)
    マッド高梨の手腕で、見事に若さを手に入れた女王様は27歳のウリセンに恋をした――。新しい恋愛は新しい地獄への道しるべなのか!? うさぎさんの週刊文春連載エッセイ「さすらいの女王」をまとめた一冊。巻末に福岡伸一教授との特別対談「うさぎという生き物」を収録!
  • バブル・バブル・バブル

    バブル・バブル・バブル

    小説・文芸
    3.3
    1巻815円 (税込)
    パルコ系クリエーターとして、バブルをど真ん中で経験したヒキタクニオが 自らの仕事と恋愛、青春の日々を回想するドキュメンタリーノベル。 1967年、故郷の福岡を出て東京へ。大学在学中にイラストレーターとしてデビューし、 やがて大規模なグラフィック展覧会「80 sグラフィックパワー展」の顔ぶれに20代で抜擢され、 パルコ系クリエイターの仲間入りを果たす。 それがきっかけで、汐留の国鉄跡地に造られることになった 大型ライブハウス&ディスコ「サイカー PSYCHER」の内外装を任され、 さらにゲームファンタジア渋谷の外壁や店内アートを担当する。 時はバブル全盛時代。数々の変人たちと出会いながら、 充実した仕事の毎日を送る一方で、同郷の恋人と別れてモデルと結婚。 絶頂の日々を過ごしつつも、確実に時代の変化を感じていた――。 解説 日比野克彦 バブル当時、著者が出会った人々 空間プロデューサー、コンセプチャー、デザイナー、 女性のアート系プロデューサー、新進気鋭の映画監督、 広告代理店の営業マン、超能力者、老舗ホストクラブの男、 ヤクザの3人組、銀座で豪遊するキング・オブ・バブル社長、 アニメ「ちびまる子ちゃん」を平成のサザエさんに仕立てた男……

最近チェックした作品からのおすすめ