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Posted by ブクログ 2023年09月10日
雨宮蔵人と咲弥の生き方を通して忠臣蔵を描くという珍しい構成です。
今でも桜や紅葉の名所として美しい姿を残している六義園ですが、綱吉と柳沢吉保が出てくるとどんな作品でも薄汚く感じてしまいますね。
それはさておき葉室氏が描く武士道は本書でも健在で、忠臣蔵でさえ単なる主君の汚名を晴らすだけの忠義物語に留ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月21日
傑作です。西に東に物凄い勢いで物語が動いていきます。忠臣蔵の物語を背景にしつつ、数多くの登場人物が動きます。有名な史実や歴史上の人物を背景にした葉室作品は初めてでした。解説で島内さんが書かれていましたが、(ある意味で)醜い人々が、蔵人と咲弥(という鏡)に接することによって、自分の本当の姿を見つけてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月27日
子供の頃、年末年始になると必ず放送されていた時代物でした。少し懐かしさを感じながら読み進めましたが、この目線は新鮮でした。
武家と貴族、色々な思惑が絡まり合う様子は現在の思考ではややこしい限りですが、各々の四季を愛でる姿は感性の豊かさを感じさせます。
いかにせん都の春も惜しけれど馴れし東の...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月10日
「いのちなりけり」の続編
今度は忠臣蔵に絡めてのストーリ展開です。
前作よりも知っている登場人物が多いせいか、少しは読みやすかった(笑)
テーマはやはり「いのち」「いきざま」そして「人間の情」
どのようにいのちの花を咲かせ、どの様に生き、散らせるか?
悪人のように思われる吉良上野介や神尾与右衛門も...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月04日
続編だという事を知らずに読んでしまった本書。
幕府と朝廷の暗闘に巻き込まれてしまう、主人公・雨宮蔵人とその妻子。果てには、あの赤穂浪士の討ち入りにも関わる事になってくるという、興味深い展開です。
“この世で最も美しいのは人への想いかもしれない”という、羽倉斎の台詞にもあるように、話の至るところに垣...続きを読む
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